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オードリー・ヘプバーンのすべて【1955】第三編|戦争と平和

オードリー・ヘプバーン
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オードリー・ヘプバーンのすべて【1955】第三編(全五編)(3ページ)

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オードリー・ヘプバーン出演作一覧

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オードリー・ヘプバーンの宝塚風乗馬スタイル



オードリー・ルック<1955年>17 乗馬服
  • 映画『戦争と平和』
  • デザイナー・マリア・デ・マッテイス
  • ライトブラウンのルダンゴト
  • クリーム色のクラヴァット
  • 黒のシルクハット、ライトブラウンのシフォンのリボン
  • 黒の乗馬手袋

私は8月にベルベットと毛皮を着て撮影に臨みました。猟のシーンで、ベルベットを着てハイ・ハットをかぶっていたの。そして、一家がローマの灼熱の太陽のもとで広大な野原を進んでいるときに、とつぜん馬が気絶してわたしの下からふっと消えた・・・

オードリー・ヘプバーンは、このシーンの撮影で気絶した馬の下敷きになりかけた。

オードリーが着用する乗馬服が、中性的な彼女の雰囲気を引き出しておりとても美しいです。

シルク以上にウール素材に重きを置いたイギリスの乗馬文化が、18~19世紀のヨーロッパの宮廷文化に与えた影響は大きく、1725年にフランスにも伝わった乗馬服のルダンゴト(ウエスト部分が極端に絞られ、裾が広がったライディングコートがフランス語になまってこう呼ばれるようになる)が18世紀末から一般的に着用されるようになりました(現代におけるフロックコートの原型)。

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シノワズリなイエローナイトガウン


オードリー・ルック<1955年>18 中国風ドレス
  • 映画『戦争と平和』
  • デザイナー・マリア・デ・マッテイス
  • チャイナボタンがついたジャガード織りのロングガウン

この作品は、今でこそ日本では知名度の低いオードリー・ヘプバーンの主演作『緑の館』(1959)と『許されざる者』(1960)に並び立つ存在になっていますが、公開当時、日本では1956年度の配給収入の第4位(1位『任侠清水港』、2位『ジャイアンツ』、3位『海底二万哩』)を記録し、50年代から70年代にかけてオードリー・ヘプバーンの代表作の一つでした。

全米興行収入においても、7位(1位『十戒』、2位『80日間世界一周』、3位『ジャイアンツ』)でした。ちなみに、オードリーの作品で全米興行収入がベストテンに入ったのは、本作以外、『ローマの休日』(1953年、7位)、『尼僧物語』(1959年、10位)、『シャレード』(1963年、9位)、『マイ・フェア・レディ』(1964年、2位)の全5作品のみです。