ジェームズ・ボンド 【007 スカイフォール】ジェームズ・ボンドの愛で空が落ちてくる 前作『007 慰めの報酬』から4年ぶりの作品となる、007シリーズ23作目。六代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ(1968-)の第三弾となるこの作品は、44歳と、最も脂の乗り切った姿で、再びトム・フォードという最高の仕立て屋により、最初から出し惜しみなくボンドスーツで、スーパーアクションを見せてくれます。 2022.12.20 2024.03.05 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグボンド ガール
ジェームズ・ボンド 『007 スカイフォール』Vol.5|最後にバブアーのスポーツジャケットで戦うボンド ジェームズ・ボンドというキャラクターが映像化されて50周年を迎えた記念すべき本作において、最盛期を迎えたダニエル・クレイグが着るトム・フォードのボンド・スタイル。この作品は、50年の時を越えても、永遠に不滅の男性のアイコン・ムービーになることでしょう。 2022.12.17 2024.03.04 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 スカイフォール』Vol.4|44歳のダニエル・クレイグ この作品には、新しいQをはじめ30代以上の俳優で主要キャストは占められており、子役も含め、若い世代は存在しないような世界観で物語は構成されています。ここに過去に遡るボンド・ムービーの不思議な洗練の世界観を解くキーが隠されています。ほとんどのボンドムービーには10代から20代の若者は登場しないのです。 2022.12.16 2024.03.04 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 スカイフォール』Vol.3|ジェームズ・ボンドとタキシード 21世紀に入り、なぜボンドムービーを若者が求めるようになったのでしょうか?それは、夢も希望もないどん底の日本社会に対する閉塞感の裏返しでもあるのですが、それと同じくらい、ルールなきファッションが広がるカオスな現状において、ルールが存在する伝統に基づいたファッションに興味がわきはじめるという、本能に近い欲求なのかもしれません。 2022.12.15 2024.03.04 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 スカイフォール』Vol.2|ダニエル・クレイグとベン・ウィショー 新しいマネーペニー(ナオミ・ハリス)と、Q(ベン・ウィショー)の登場は、間違いなく007シリーズを、ネクスト・レベルに引き上げる役割を果たしました。特に、ベン・ウィショー(1980-)が、素晴らしいです。 2022.12.14 2024.03.04 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 スカイフォール』Vol.1|ロンドン五輪の開会式=女王陛下の007 6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグ(1969-)でした。そして彼はそのピークを2012年7月27日のロンドン五輪の開会式に持ってくることによって、21世紀最高の男性のファッション・アイコンの位置に駆け上ったのでした。 2022.12.13 2024.03.04 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 【007/ロシアより愛をこめて】帰ってきたジェームズ・ボンド 100万ドルの低予算で作られた第一作目『007/ドクター・ノオ』の世界的な大ヒット(60倍以上の売り上げをあげる)を受けて、翌年2倍の予算をかけて製作された007シリーズ第二弾の本作は、ジョン・F・ケネディも絶賛したイアン・フレミングの原作に忠実に作られました。 2022.10.31 2023.12.09 ジェームズ・ボンドボンド ガール
ジェームズ・ボンド 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.3|ショーン・コネリーとロバート・ショウ 本作においてトータルで8種類のスーツとタキシードを着たジェームズ・ボンド。埃まみれになっても、鼠の大群に襲われても、もちろんヘリコプターに襲撃されても、スーツスタイルを貫き通す愚直なエレガンス。 2022.10.27 2023.10.26 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.2|ジェームズ・ボンドとグレーのスーツ 公開当時、スクリーンで、ジェームズ・ボンドがイスタンブールで4種類のスーツをチェンジしていたことが分かる人はいなかったはず。さらにVHSで自宅で鑑賞できるようになってからも、ダークグレーとライトグレーの二種類のスーツを着ているなとしか認識できなかったはずです。 2022.10.26 2023.10.26 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 『007/ロシアより愛をこめて』Vol.1|「スーツ姿で戦う男」ジェームズ・ボンド 作中、ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーは、ほとんどスーツもしくはタキシードを着て登場します。ここまで徹底的にフォーマルに決めているボンドが見れる作品は、この作品以外には存在しません。この作品によって「ジェームズ・ボンド=スーツ」のイメージは確立しました。 2022.10.25 2023.10.26 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 【007/ドクター・ノオ】ジェームズ・ボンド誕生 記念すべき007=ジェームズ・ボンド・シリーズ第一作目。この作品から、男たちのファッション史は新たなる章に突入することになりました。ショーン・コネリーというスーツを着た英国諜報員が、メンズ・ファッションの殺しのランウェイをひたすら歩き始めることになるのでした。 2022.09.13 2023.12.09 ジェームズ・ボンドボンド ガール
ジェームズ・ボンド 『007/ドクター・ノオ』Vol.3|ショーン・コネリーとマオカラー ジョセフ・ワイズマンのドクター・ノオは、物語がはじまり、1時間27分経ってはじめて登場します。それは映画史上初めてマオカラーの悪役が登場した瞬間でした。以後、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』のハンを筆頭にマオカラーを着た悪役像が創り上げられていくことになりました(スティーヴン・セガールを除く)。 2022.09.10 2023.07.25 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 『007/ドクター・ノオ』Vol.2|アンソニー・シンクレアのボンドスーツ ショーン・コネリーは、ほとんどスーツを着たことがありませんでした。しかし、ボンドの設定は、サヴィル・ロウのスーツを愛用しているということなので、監督のテレンス・ヤングは自身の御用達テーラーであるアンソニー・シンクレアにボンド・スーツを仕立ててもらいました。 2022.09.09 2023.07.25 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 『007/ドクター・ノオ』Vol.1|ショーン・コネリー、初代ジェームズ・ボンド この男を知らずしてメンズ・ファッションを語るなかれ!タキシードを着た殺し屋。スーツを着て戦うオシャレメンズ。崩れたネクタイを直す仕草。絶世の美女と絶景リゾートと高級車と秘密兵器と世界征服を企む敵に囲まれ刺激的な日々を送る〝リア充〟男の名をジェームズ・ボンド(略してJB)と申します。 2022.09.08 2023.08.13 ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド 【007 カジノ・ロワイヤル】ダニエル・クレイグのニュー・ボンド誕生 ダニエル・クレイグの六代目ジェームズ・ボンド第一弾。「金髪のボンド」に対してミスキャストだという前評判の中、シリーズの原点回帰を図ったこの作品は、いざ公開されると筋骨隆々で若々しくファッショナブルなニュー・ボンドに世界中は熱狂することになりました。 2022.01.20 2023.12.08 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグボンド ガール
ジェームズ・ボンド 『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.7|ダニエル・クレイグとブリオーニ 私はほんとうにうんざりしていました。なぜ作品が出来上がる前から私を批判するのか?作品を見てから批判できないのか?という思いでいっぱいでした。しかし、ある時からこのように考えるようになりました。ボンドムービーに対して多くの人々がそれだけ情熱的になれるんだと…。 2022.01.12 2023.12.09 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.6|ダニエル・クレイグとサンスペル 今までのボンドムービーとは違いニュー・ボンドは、極めて日常的な衣服もミックスして着ています。それは特にダニエル・クレイグ自身の要望でした。それは特にダニエル・クレイグ自身の要望でした。ニュー・ボンドに、スティーブ・マックイーンのカジュアルもラグジュアリーに着こなせるという要素を取り入れていこうと考えたのでした。 2022.01.11 2023.12.09 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.5|ダニエル・クレイグとアストンマーティンDBS ついに新型のアストンマーティンDBS V12が登場します。マレック・ライヒマンがデザインした近未来と中世の騎士のイメージが見事に融合された唯一無二なデザインなのですが、残念なことに秘密兵器は搭載されていません。 2022.01.10 2023.12.09 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.4|ダニエル・クレイグとジョルジオ・アルマーニ あのレザージャケットを、私がはじめてロデオ・ドライブで見たときは、4000ドルしました。それをダニエルに見てもらって、これは映画に必要だと合意しました。そして、アルマーニ社から使用許可を得ました。しかし、撮影のために25着は必要だったので、交渉をして一着400ユーロで作ってもらったのです。 2022.01.09 2023.12.09 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ
ジェームズ・ボンド 『007 カジノ・ロワイヤル』Vol.3|ダニエル・クレイグのマッチョボディ ダニエル・クレイグが肉体改造を決断した理由は、6代目ボンドを引き受けた後、イアン・フレミングの原作を全て読み、さらに『ミュンヘン』(2005)の役作りのためにアドバイサーをしてもらったモサドとMI6の元諜報部員達と交流していく中で、本物の諜報部員のように演じるためには何が必要か考えた末の結論でした。 2022.01.08 2023.12.09 ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグ