ナタリー・ポートマン

ナタリー・ポートマン1 『レオン』1

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作品名:レオン Léon / The Professional (1994)
監督:リュック・ベッソン
衣装:マギャリー・ギダッチ
出演者:ジャン・レノ/ナタリー・ポートマン/ゲイリー・オールドマン



アメリカ版『セーラー服と機関銃』。その片手には、うさぎのぬいぐるみ

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少女は銃を取り、ファッション・アイコンになった。

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21世紀のファッション・アイコンとしての地位を、固めつつあるナタリー・ポートマン(1981-)。『スターウォーズ』シリーズにおいて、オードリー・ヘプバーンのアン王女の系譜をそつなく受け継いだ、彼女の始まりは、1994年『レオン』からでした。撮影(1992)当時ナタリーは11歳でした。

公開当時、世界中の男性の父性愛と同世代の少女の偶像愛を射止めた少女マチルダは20年後、大人の女子さえも魅了することになるのでした。『タクシードライバー』のジョディ・フォスター以来となる衝撃的なショートパンツの少女ルック。それが『マチルダ・ルック』でした。



フォーエヴァー21!21歳まではブランド品なんて必要ない!

マチルダ・ルックPART1

白色のかぎ編みカーディガン。

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アニメ柄のレギンス。

マチルダ・ルックPART1

太陽モチーフのアクセ付きの黒チョーカー。

『マチルダ・ルック』とは、思春期の少女のみが、持ちうる無防備さが生み出す危うい雰囲気を1つのファッション・スタイルへと昇華したものです。その極めてボーイッシュなショートパンツスタイルからむき出しになるカモシカのような脚。細い太ももから発散される禁断のシグナル。エンジニア・ブーツによって示される躍動感。

発散される若さ。大人の男性の心を掻き乱す〝美しき日々〟。当人はそんなことをまったく知らないのか、知ってなのかは、計り知れないところにこのファッションの怖さの本質はあります。

ヴィダル・サスーンのヘアサロンから出てきたばかりかのような頬の高さで切り揃えた、前髪ぱっつんのスタイリッシュボブ。まさに丁寧にトリミングされている芦屋婦人のプードルのような箱入り娘ヘアスタイルで、ネグレクト少女を演じさせるアンバランスなバランス。この時代のリュック・ベッソンのファッション感覚は格別に冴えていました。映画の魅力は、マチルダのような現実にはあり得ない神話の人物を、現実にいるかのように見せることなのです。そして、そう見せることが出来たのは、やはりナタリー・ポートマンという奇跡の存在によってなのでした。

マチルダ・ルック1
  • 太陽モチーフのアクセ付きの黒チョーカー
  • 白色のかぎ編みカーディガン
  • ラウンドネックの編みこんだ赤茶と紫とグレイのショート丈のボーダーニットシャツ
  • サイドにスカルのアクセ付きの茶ベルト
  • カットオフしたショートデニムパンツ
  • アニメ柄のレギンス
  • ベージュのルーズソックス
  • こげ茶色のエンジニア・ブーツ




少女も少年も同じような格好が出来るアンドロギュヌス世代

マチルダ・ルックPART2

ランニング・スタイル。もう言葉もありません。

少女だからこそ、ブラジャーを着用せずに直接ランニングシャツが着れる。しかし、案外成熟した女性にもこのルックはとても似合う。健康美と退廃の美が奇妙に同居するアンドロギュヌス・スタイルの典型です。そして、このスタイルをマチルダという美少女に持ってくるところに、『セーラー服と機関銃』におけるファッションセンスとの、決定的な格の差を見せ付けられるのです。あくまで当時のファッションの流行をなぞる映画を、消耗品と呼びます。

一方で、普遍的なファッションを示す作品は、ファッション・アイコンを生み出します。そのためには、決してファッションがストーリーの足を引っ張らない作品を作らないといけません。そう考えると最近の日本映画の99%は、ただ地味か、足を引っ張る映画ばかりです。私達は、いつから日本映画の進化を放棄したのでしょうか?もしかしたらアイドルという存在は、日本文化の暗黒面かも知れないのではないでしょうか?

マチルダ・ルック2
  • 白のランニングシャツと白黒ボーダー・ショートパンツ。両サイドに蛍光グリーン




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