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男優モード図鑑

ジェームズ・ボンド

【007 スカイフォール】ジェームズ・ボンドの愛で空が落ちてくる

前作『007 慰めの報酬』から4年ぶりの作品となる、007シリーズ23作目。六代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ(1968-)の第三弾となるこの作品は、44歳と、最も脂の乗り切った姿で、再びトム・フォードという最高の仕立て屋により、最初から出し惜しみなくボンドスーツで、スーパーアクションを見せてくれます。
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『007 スカイフォール』Vol.5|最後にバブアーのスポーツジャケットで戦うボンド

ジェームズ・ボンドというキャラクターが映像化されて50周年を迎えた記念すべき本作において、最盛期を迎えたダニエル・クレイグが着るトム・フォードのボンド・スタイル。この作品は、50年の時を越えても、永遠に不滅の男性のアイコン・ムービーになることでしょう。
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『007 スカイフォール』Vol.4|44歳のダニエル・クレイグ

この作品には、新しいQをはじめ30代以上の俳優で主要キャストは占められており、子役も含め、若い世代は存在しないような世界観で物語は構成されています。ここに過去に遡るボンド・ムービーの不思議な洗練の世界観を解くキーが隠されています。ほとんどのボンドムービーには10代から20代の若者は登場しないのです。
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『007 スカイフォール』Vol.3|ジェームズ・ボンドとタキシード

21世紀に入り、なぜボンドムービーを若者が求めるようになったのでしょうか?それは、夢も希望もないどん底の日本社会に対する閉塞感の裏返しでもあるのですが、それと同じくらい、ルールなきファッションが広がるカオスな現状において、ルールが存在する伝統に基づいたファッションに興味がわきはじめるという、本能に近い欲求なのかもしれません。
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『007 スカイフォール』Vol.2|ダニエル・クレイグとベン・ウィショー

新しいマネーペニー(ナオミ・ハリス)と、Q(ベン・ウィショー)の登場は、間違いなく007シリーズを、ネクスト・レベルに引き上げる役割を果たしました。特に、ベン・ウィショー(1980-)が、素晴らしいです。
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『007 スカイフォール』Vol.1|ロンドン五輪の開会式=女王陛下の007

6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグ(1969-)でした。そして彼はそのピークを2012年7月27日のロンドン五輪の開会式に持ってくることによって、21世紀最高の男性のファッション・アイコンの位置に駆け上ったのでした。
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【俺たちに明日はない】ふたりのラストダンスは87発の弾丸と共に

1967年に『俺たちに明日はない』が全米公開された瞬間、アメリカン・ニューシネマ旋風がはじまりました。一方で、フェイ・ダナウェイのファッションがボニー・ルックとして、ファッション業界に与えた影響も爆発的でした。この作品以降、世界中の女性が、ベレー帽を手に取ることになったのでした。
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『俺たちに明日はない』Vol.7|ウォーレン・ベイティと本物のクライド・バロウ

本物のクライド・バロウの残された写真を見ていても、すごくお洒落な青年だったことが分かります。1930年代前半は、世界大恐慌と禁酒法真っ盛りの暗黒時代でした。そして、そんな時代に、若者たちは、飢えながら惨めに生きながらえることよりも、束の間であっても、華やかな夢を見て、太く短く燃え尽きたいと考えたのでした。
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『俺たちに明日はない』Vol.6|ウォーレン・ベイティと30年代のクライド・ルック

ベレー帽とタイト・ニットとミディ・スカートで話題になったフェイ・ダナウェイによるボニー・ルックだけでなく、ウォーレン・ベイティのクライド・ルックも大変魅力的です。1960年代に、男性のファッションが急激に女性化したからこそ、そんな時代の空気を反映して、この作品には、3人の男性が配されています。
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【007/ロシアより愛をこめて】帰ってきたジェームズ・ボンド

100万ドルの低予算で作られた第一作目『007/ドクター・ノオ』の世界的な大ヒット(60倍以上の売り上げをあげる)を受けて、翌年2倍の予算をかけて製作された007シリーズ第二弾の本作は、ジョン・F・ケネディも絶賛したイアン・フレミングの原作に忠実に作られました。
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『007/ロシアより愛をこめて』Vol.3|ショーン・コネリーとロバート・ショウ

本作においてトータルで8種類のスーツとタキシードを着たジェームズ・ボンド。埃まみれになっても、鼠の大群に襲われても、もちろんヘリコプターに襲撃されても、スーツスタイルを貫き通す愚直なエレガンス。
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『007/ロシアより愛をこめて』Vol.2|ジェームズ・ボンドとグレーのスーツ

公開当時、スクリーンで、ジェームズ・ボンドがイスタンブールで4種類のスーツをチェンジしていたことが分かる人はいなかったはず。さらにVHSで自宅で鑑賞できるようになってからも、ダークグレーとライトグレーの二種類のスーツを着ているなとしか認識できなかったはずです。
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『007/ロシアより愛をこめて』Vol.1|「スーツ姿で戦う男」ジェームズ・ボンド

作中、ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーは、ほとんどスーツもしくはタキシードを着て登場します。ここまで徹底的にフォーマルに決めているボンドが見れる作品は、この作品以外には存在しません。この作品によって「ジェームズ・ボンド=スーツ」のイメージは確立しました。
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【007/ドクター・ノオ】ジェームズ・ボンド誕生

記念すべき007=ジェームズ・ボンド・シリーズ第一作目。この作品から、男たちのファッション史は新たなる章に突入することになりました。ショーン・コネリーというスーツを着た英国諜報員が、メンズ・ファッションの殺しのランウェイをひたすら歩き始めることになるのでした。
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『007/ドクター・ノオ』Vol.3|ショーン・コネリーとマオカラー

ジョセフ・ワイズマンのドクター・ノオは、物語がはじまり、1時間27分経ってはじめて登場します。それは映画史上初めてマオカラーの悪役が登場した瞬間でした。以後、ブルース・リーの『燃えよドラゴン』のハンを筆頭にマオカラーを着た悪役像が創り上げられていくことになりました(スティーヴン・セガールを除く)。
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『007/ドクター・ノオ』Vol.2|アンソニー・シンクレアのボンドスーツ

ショーン・コネリーは、ほとんどスーツを着たことがありませんでした。しかし、ボンドの設定は、サヴィル・ロウのスーツを愛用しているということなので、監督のテレンス・ヤングは自身の御用達テーラーであるアンソニー・シンクレアにボンド・スーツを仕立ててもらいました。
ジェームズ・ボンド

『007/ドクター・ノオ』Vol.1|ショーン・コネリー、初代ジェームズ・ボンド

この男を知らずしてメンズ・ファッションを語るなかれ!タキシードを着た殺し屋。スーツを着て戦うオシャレメンズ。崩れたネクタイを直す仕草。絶世の美女と絶景リゾートと高級車と秘密兵器と世界征服を企む敵に囲まれ刺激的な日々を送る〝リア充〟男の名をジェームズ・ボンド(略してJB)と申します。
アル・パチーノ

【スカーフェイス】トニー・モンタナ帝国とアル・パチーノ

1980年代から90年代にかけて社会の最底辺に生きるワル達に絶大な影響力を生み出した〝悪党の教科書〟。特に黒人のギャングスタ・ラッパーやブラジルやメキシコの麻薬ギャングたちに今も愛され続けている作品。それが1983年にブライアン・デ・パルマが監督した『スカーフェイス』。
アル・パチーノ

『スカーフェイス』Vol.6|アル・パチーノのトニー・モンタナ伝説

『スカーフェイス』が、〝永遠の男たちのバイブル〟である理由は、悪趣味なまでに金ぴかな宮殿のような邸宅で、高価なスーツ姿で、戦争で使用するレベルの銃器で、大銃撃戦を行い果てるところにありました。
アル・パチーノ

『スカーフェイス』Vol.5|アル・パチーノ=トニー・モンタナ愛用香水

トニー・モンタナは、ジェームズ・キャグニーとハンフリー・ボガートのギャング映画によって英語を学んだと豪語しているように、彼のファッションは、1930年代から40年代のギャングスター・スタイルに大いなる影響を受けています。
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