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【ディオール】メゾン クリスチャン ディオール コレクションの全て

クリスチャン・ディオール
クリスチャン・ディオール フランソワ・ドゥマシー ブランド 調香師 香りの美学
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メゾン クリスチャン ディオール

Maison Christian Dior 2018年からスタートしたクリスチャン・ディオールの最高級フレグランス・コレクション「メゾン クリスチャン ディオール」は、元々は2010年からスタートした「ディオール・ラ・コレクシオン・プリヴェ」と呼ばれていました。

さらに遡ると、そのはじまりは、2004年に、当時ディオール・オムのクリエイティヴ・ディレクターであったエディ・スリマンがプロデュースした「ボア ダルジャン」と「オー ノワール」、「コロン ブランシュ」という名の3種類のフレグランスに端を発します。

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ディオールのエクスクルーシブ・ライン




2020年3月現在、表参道ヒルズとギンザシックスにあるブティック、日本橋高島屋、仙台藤崎、心斎橋大丸、もしくはオンラインでしか購入できないという特別感たっぷりなディオールのエクスクルーシブ・ライン「メゾン クリスチャン ディオール」。

「メゾン」ラインになったことにより何よりもありがたいことは、今まで125ml 3万円台からのみのサイズ展開だったものが、今回からは、40ml 12,420円になりかなりお求め安くなった点にあります。

更には、それまで、ディオール路面店の片隅に、フレグランスに対する知識が無知な販売員と共に放置され、哀れな存在に成り下がり〝生きる屍〟と化していた、眠れる名香たちが、フレグランス・エキスパートの手厚い保護の下〝息を吹き返す〟ことになったという点です。

と思いきや!ディオールというブランドのフレグランスを売る姿勢にそんな当然のあるべき姿を求めてはいけませんでした。

ここには、フレグランス・エキスパートは存在しません。旗艦店とも言える二店舗のエキスパート達のフレグランスIQもたかが知れています。何よりも酷なのは、他のブランドの香りについてほとんど知識がなく、ただ暗記した香料を並べ立てているだけの向上心の乏しい販売姿勢に尽きます。

フランソワ・ドゥマシーのMAXパワーの香り



日本で発売されている22作品は、全てディオールの専属調香師フランソワ・ドゥマシー(厳密に言うと「ボア ダルジャン」のみは、アニック・メナードによる名調香のアレンジ版)によるものなのですが、そのうちの14作品は2018年以降にリリースされた新作です。

ちなみに、エルメスクリスティーヌ・ナジェルと同じく、ドゥマシーもこのラインに関しては、新作リリースのペースや、予算、香りの傾向に対するあらゆる制約を受けずに自由にクリエイションを行っていると公表しています。

この「メゾン」ラインと、通常ライン(ジャドールミス ディオールなどの)の違いは、以下のドゥマシーの発言により言及されている一点に尽きます。

私は40年以上香水業界で働いています。そして、今では当時の10倍ものフレグランスがリリースされています。しかし、だから選択肢が増えたのかと問われると全然そうではありません。多くは似たりよったりなのです。そんな風潮に対するアンチテーゼとしてこのコレクションは存在するのです

つまりは、ディオールの通常ラインにも当てはまることに対する自戒の意味もこめて、(恐らく彼の調香師としての力量を全て反映させる場として)クリスチャン・ディオールが提供した〝真のフランソワ・ドゥマシー〟のフレグランス・ラインこそが、このメゾン クリスチャン ディオールなのでしょう。

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