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【ディオール】ディオリビエラ(フランシス・クルジャン)

クリスチャン・ディオール
©Christian Dior
クリスチャン・ディオール
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ディオリビエラ

原名:Dioriviera
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2023年
対象性別:ユニセックス
価格:40ml/19,140円、125ml/39,600円、250ml/55,880円
公式ホームページ:DIOR

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フランシス・クルジャンのディオール二代目調香師としての初作品。

©DIORBEAUTY

過去を理解すること、そして今の時代とつながっていることはとても重要だと思います。クリスチャン・ディオール自身にもこの古いものと新しいものとの間の緊張が存在していました。彼は1950年代に活躍しましたが、彼はまるで18世紀から19世紀を生きているような作品を生み出しました。

古典的なものと前衛的なものと、新しい感情をもたらすものとの組み合わせは、時代を超越する可能性の象徴です。たとえば『モナリザ』について考えてみてください。これは非常に古典的な肖像画なので、時代を超越したものですが、レオナルド・ダ・ヴィンチが加えた新しいテクニックがあります。彼が2つの色の間の境界線をぼかしたという事実は、これまでになかったことであり、この絵に非常に特別なものをもたらしました。

さらにもうひとつ、1907年のパブロ・ピカソの『アヴィニョンの娘たち』を例に挙げてみましょう。基本的に彼はルールをすべて破っているため、使用されているテクニック、形、空間によって、それはまったく息を呑むようなものになっています。そしてルーブル美術館のピラミッドにも注目してください。ピラミッドは非常に古典的な形状ですが、ガラスの現代性がひねりを加えています。これまでガラス構造を使用してピラミッドを作成した人は誰もいませんでした。

フランシス・クルジャン

ディオールの「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」は、2004年に「コローニュ ブランシュ」「オー ノワール」「ボア ダルジャン」という3種類の香りからはじまりました。そして、2009年に「アンブル ニュイ」が発売され2017年までコンスタントに新作がリリースされていました。

このコレクションが、2018年に「メゾン クリスチャン ディオール」として一新されました。そして、ディオールの初代専属調香師フランソワ・ドゥマシーが退任し、2021年10月に二代目調香師に就任したフランシス・クルジャンが、はじめて生み出したMCDの香りとして「ディオリビエラ」が、2023年7月4日のオートクチュール・ショーに先駆けて、6月2日に発売されました。「ディオリビエラ」の名は、2022年6月のサマーカプセルコレクションから採られました。

この香りが誕生したきっかけは、2022年5月に、グラースの契約農園でメイローズの収穫を観察していた時に、遠くに植えられていたイチジクの木の香りとひとつになった瞬間に衝撃を受けたことからでした。

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コートダジュールの海岸で、若いローズとイチジクが恋をする物語

©DIORBEAUTY

©DIORBEAUTY

ディオリビエラの香りのインスピレーションは、プロヴァンスのラ コル ノワールの辺り一帯に広がるバラ園の真ん中で突然思いつきました。きらきらと降り注ぐ初夏の日差し、満開のローズドゥメ、私の唯一の相棒である1本のイチジクの木に生い茂る葉を吹き抜ける温かい風。

記憶に焼き付いたこの魔法のような瞬間を香水にしたいと思い、パリに戻ってからこのアイデアをもとに調合をスタートさせ、私にとって最初のメゾン クリスチャン ディオールの香水「ディオリビエラ」は、まばゆい輝きを放つコンポジション。太陽の輝きに満ちたカジュアルでモダンな美しさを持ち、クリスチャン・ディオールとフレンチ リビエラのラブストーリーを綴ります。

フランシス・クルジャン

遂にフランシス・クルジャンが、ディオールの二代目調香師に就任して一年半もの時を経て、はじめて生み出したのが、ロジェ・ガレの「フィグ」などで慣れ親しんできたフィグアコードを使用した香りでした。

「ディオリビエラ」は、コートダジュールの松林の香りに乗って、朝露を含んだピンクのグラースローズが、太陽の光によってきらきらと輝く情景からこの香りははじまります。すぐに、すーっと心が澄み渡るようなイチジクの葉に、ミルキーなイチジクの果汁が滴り落ち、ローズとひとまとめになります。

ディオールというブランドの持つ、ラグジュアリーの空気を、コートダジュールの豊かな緑と、果実と花の甘さで表現し、その空気の中を、風も起こさずに美しく舞うアゲハチョウのような感覚で、あなたの心と素肌を満たしてゆくのです。

それはまるでフレンチ・リビエラで、色々な自然との戯れ方を、自由に楽しむひとときのようです。太陽を独占するようにその光を浴びたり、木陰で潮風に愛でられながら、波の音と小鳥の囀りに身を委ねたり、青空の下、インフィニティ・プールで泳ぎながら、紺碧の地中海とひとつになったり...そんなアプローチで楽しむロマンティックな香りなのかもしれません。

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香水データ

香水名:ディオリビエラ
原名:Dioriviera
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2023年
対象性別:ユニセックス
価格:40ml/19,140円、125ml/39,600円、250ml/55,880円
公式ホームページ:DIOR


シングルノート:フィグ、ローズ、グリーンノート

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