デューン プール オム
原名:Dune pour Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:オリヴィエ・クレスプ、ジャン=ピエール・ベソワール
発表年:1997年
対象性別:男性
価格:100ml/17,490円
公式ホームページ:ディオール
クリスチャンディオール デューンプールオム EDT SP (男性用香水) 100ml 価格:16051円 |
「デューン」と「ファーレンハイト」の間に食い込む、新しいパートナー
1985年に「プワゾン」の大成功により、ディオール帝国を再び、フレグランスの盟主へと導いた、当時のパルファン・クリスチャン・ディオールの社長(1981-1996)、モーリス・ロジェは、『貪欲なまでに愛と富を掴み取る80年代』が終わり、90年代は『消費主義の終焉』と『失業・ドラッグ・家庭崩壊の危機のはじまり』といったストレスの多い時代が来ると予想しました。
そんな中、この香りを振り掛けると〝人々の心はオフになり、世界を遠ざけてくれる〟そんな心のオアシスを生み出す香りを創造したいと考えていました。かくして1991年に誕生した「デューン」(その名の意味はフランス語で〝砂丘〟)は、〝光溢れる中を歩く、透明感に包まれる、現代的な女性らしさを示す〟繊細なシルクのような感覚からなる、まったく新しい静寂のオリエンタルでした。
ちなみにこの香りは「ファーレンハイト」の対になる存在として生み出されました。そんなカップルの間に食い込む形で誕生したのが、1997年に発売された「デューン プール オム」でした。
イチジクのグリーンが海辺の木陰での寛ぎのひと時を連想させる、グリーン・オセアニック・ウッディな〝静寂〟の香りは、オリヴィエ・クレスプとジャン=ピエール・ベソワールによって調香されました。
ディオール初のイチジクの香り
オリヴィア・ジャコベッティ様がラルチザンの「プルミエ フィグエ」(1994)とディプティックの「フィロシコス」(1996)で、世界ではじめてのイチジクの香りを生み出したすぐ後に誕生した〝ディオール初のイチジクの香り〟は、地中海の夏に、紺碧の空と海をバックに、真っ白なシャツとパンツが似合う男性が駆け寄り運んできたかのような爽やかなハーブとフルーティなイチジクの新鮮な香りからはじまります。
ブラックカラント(カシス)の葉が、酔わせるような独特なリキュールのニュアンスを与えているのが、このイチジクの香りの特徴です。
さらにここで、この香りの隠れたスターとも言える〝地中海沿岸に咲くモクセイソウ(木犀草)〟が登場します。ヴァイオレット、ラズベリー、スイートピー、ハニーといった様々な側面を持つこの香りがイチジクと見事に調和して魅惑のグリーンの輝きを生み出してゆくのです。
すぐに、ヘディオン(ほのかにレモンを感じさせる、ジャスミンのようなエアリーな香り)により、甘いグリーンの輝きに満たされてゆきます。そして太陽に温められた白い砂浜の上に転がるイチジクの実に、冷たい海水が注ぎ込まれていくような、熱っぽいムスクとメタリックなローズの香りが広がってゆきます。
発売当時、大流行していたマリンノートやオゾンノートといったものや、ココナッツの日焼け止めローションやトロピカルフルーツ&フラワーに頼らず、ビーチの香りを生み出しています。変わりに最後にビーチの香りを決定付ける役割として、ミルキーなサンダルウッドとシダーの香りが満ち広がっていくのです。
自然体で生きる男性の心に染み込み、静謐なるエレガンスのオーラを解き放つ香りです。男性の体つきを思わせるカーブを描くボトル・デザインは、クリスチャン・ガドラスによってデザインされました。
タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「透き通って自然な感じのする極上のオーデコロンで、葉の香りのするレモンのトップノートと、甘く石けんのようなフローラルのドライダウン。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。
香水データ
香水名:デューン プール オム
原名:Dune pour Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:オリヴィエ・クレスプ、ジャン=ピエール・ベソワール
発表年:1997年
対象性別:男性
価格:100ml/17,490円
公式ホームページ:ディオール
トップノート:カラントリーフ、フィグリーフ、バジル、セージ
ミドルノート:フィグツリーの樹皮、モクセイソウ、ローズ
ラストノート:サンダルウッド、トンカビーン、バニラ、バージニア産シダーウッド、ムスク
クリスチャンディオール デューンプールオム EDT SP (男性用香水) 100ml 価格:16051円 |