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ジャドール (カリス・ベッカー/フランソワ・ドゥマシー)

クリスチャン・ディオール
クリスチャン・ディオール フランソワ・ドゥマシー ブランド 調香師 香りの美学
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香水データ

香水名:ジャドール J’Adore オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:カリス・ベッカーフランソワ・ドゥマシー
発表年:1999年
対象性別:女性
価格:スプレー 30ml/9,350円、50ml/13,750円、100ml/19,800円
販売代理店ホームページ:大丸松坂屋オンラインショッピング


トップノート:マグノリア、メロン、ピーチ、セイヨウナシ、マンダリンオレンジ、ベルガモット
ミドルノート:チュベローズ、プラム、オーキッド、ヴァイオレット、フリージア、ジャスミン、ダマスクローズ、リリー
ラストノート:バニラ、シダー、ブラックベリー、ムスク

ディオール ジャドール EDP
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香水広告フォト&動画

1999年広告。初代モデル:カルメン・カース。撮影:ジャン・バプティスト・モンディーノ。

1999年広告。初代モデル:カルメン・カース。撮影:ジャン・バプティスト・モンディーノ。

2000年広告。二代目モデル:ティウ・キュイク。撮影:ジャン・バプティスト・モンディーノ。

三代目モデル:シャーリーズ・セロン。(2004年より)撮影:ニック・ナイト。

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2014年。三代目モデル:シャーリーズ・セロン。ドバイの夜景を背景に。

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2012年。三代目モデル:シャーリーズ・セロン。

2010年。三代目モデル:シャーリーズ・セロン。撮影:ジャン・バプティスト・モンディーノ。

DIOR – J'ADORE – 1999
Christian Dior J'Adore Carmen Kass – FragranZZ.com
J'adore Commercial Charlize Theron
Dior J'adore Eau de Parfum | Ulta Beauty

J'adore – The film
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ルカ・トゥリン

★★★☆☆ ピーチ様ローズ

1999年に初めて発表されたときには、カリス・ベッカーの「トミーガール」へ向かうような感じだった。毎日雨上がりの朝みたいな新鮮なアップルティーのフローラル。それに比べて、ジャドールはベッカーのいつものフローラルスタイルから放たれる雪のまばゆい光が、美しくダークな砂糖漬けプラムのノートを経由して、アンバーのフィルターを通り過ぎた。黄金に輝くサンセットから紫の夕闇に染まる。残香は「パルファム・サクレ」の暗いお香のようなローズに驚くほど近かった。過去形を使っているのは、今では変わってしまったから。たぶんLVMHグループが方針を変えたせいだ。パフュームオイルはすべてジボダン社(世界最大の香料メーカー)から完成品を取り寄せているだけだったけど、今では自社で一部製造している。その責任者は、かつてシャネルの調香師だったフランソワ・ドゥマシー。こんにちのジャドールはみごとなピーチと石けん様のローズフローラル。以前あった夕方の輝きはない。自分のコピーを作っちゃったみたいな香り。かなり好きだけど、大好き(ジャドール)ではない。 ― タニア・サンチェス

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

ディオール帝国ジャドール王朝のはじまり

ジャドールは、特別なフレグランスです。というのは際立った個性を備えながらも親しみやすい魅力を持つという挑戦を受けて立っているからです。重苦しくならずに官能的であること、それは、相容れないものを組み合わせることであり、それがアイコニックなフローラルノートから、今までにない魅力的でミステリアスなフレグランスに仕上げるのです。ジャドールは、実際には存在しない理想の花を創り出したのです。

フランソワ・ドゥマシー(ディオール公式ページより)

20世紀末、香水産業は斜陽の予兆を見せ始めていました。フランスの市場は、香水に興味を失い始め、アメリカの市場は、これ以上成長の見込みがなく、ドイツの市場は縮小傾向にありました。であるにもかかわらず、香水のための広告代は跳ね上がる一方でした。ひとつの新しい香水の為に数千万ドルかかる状況の中、どのブランドの香水部門も新作に対して、満足の行く売上を上げることができないでいました。そんな状況の中で、この香水は生み出されたのでした。

男性の調香師が愛する女性のために香りを作るように、私は、女性の調香師として、自分自身のために、女性の香りを作りました。

カリス・ベッカー

1995年から2004年にかけてディオールのパルファム部門のグローバル・マーケティング・ディレクターだったサビーナ・ベッリの前に集められた9人の調香師による9つのサンプルから始まったこの香りの物語は、「もし、ゴールドを香りにしたら、どんな香りになるのだろうか?」という思いを香りに詰め込んだ、2人の女性調香師カリス・ベッカーアン・ゴットリーブによる、そのうちのひとつのサンプルを、サビーナが、オペラ鑑賞の日に身に纏った時に浴びた大賞賛からはじまりました(消費者テストで不評だったこの香りに対して、サビーナの夫が、「あの日の賞賛の方が当てになる!」と、彼女にこの香りを、ジャドールにすることを選ばせたのでした)。

それは、宝石がキラキラ輝くように花々の呼吸を感じ取ることが出来るフレッシュフローラル・ノート誕生の瞬間でした。

マサイ族のネックレスをモチーフにしたボトル・デザイン

「ジャドール」とは、フランス語で、「大好き」という意味です。古代ギリシアのアンフォラのようなボトルデザインは、宝飾デザイナーのエルヴェ·ファン·デル·シュトレーテンによります。

それは、1947年にクリスチャン・ディオールによって生み出されたニュールックのドレス・ラインと、マサイ族のネックレス(当時のディオールのデザイナーであるジョン・ガリアーノのアイデア)からインスパイアされたデザインです。ベッカーは調香にあたり、ディオール社より「トッズの靴のようにとても快適な履き心地でありながら、セクシーなスティレットヒール」のような香りを作って欲しいという難解な要望を出されていました。

現在のジャドールは、2006年からディオールの専属調香師になったフランソワ・ドゥマシーにより、2010年にトップにコモロ諸島産イランイランエッセンス、ミドルにダマスクローズ・エッセンス、ラストにマツリカジャスミンとグラースジャスミンというマイナーチェンジされた香りとなっています。

2013年、ジャドールは、世界で最も売れた香水になりました(発売して僅か数年間で一億二千万ドルの売上を上げたのでした!)。

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