エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー
生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記) |
2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22
0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ
3.ヴァレンティノ
2010年、ロックスタッズというファッション史に残る創造を生み出した二人のファッション・デザイナーがいた。 |
(2018年4月)現在、ディオールのウィメンズのアーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリが、2010年にロックスタッズを創造したの。それはヴァレンティノ2010年秋冬のパリコレのランウェイでの出来事。キャロライン・ブラシュ・ニールセンが今まで見たこともないようなスタッズが散りばめられたロックスタッズ・パンプスで現れた瞬間。会場は大歓声に沸いたという。この時、ファッション史の新たなる一ページが開かれたのよ。
かつて二人のデザイナーは、1997年にシルヴィア・フェンディの下でフェンディのバゲットを創造したの。そんな二人が、ヴァレンティノのデザイナーになって11年目に生み出したのが、ロックスタッズという新たなるブランドのアイコン。素晴らしいとしか言いようのない素敵な悪魔の発明よね。ただ一つ問題があるのは、日本の価格がボリすぎということ。すべてが本国より1.5倍高いの。
ロックスタッズ・スパイク・ミディアム・チェーンバッグ 280,800円 ★★★★☆
プラチナスタッズと金具が、キルティング風に仕上げた透明のポリマーの上で踊っているかのようなチェーンバッグ。これは間違いなくステイタスバッグよね!透明のバッグがステイタスになるか否かは、貴方が中に入れるもの次第なの。でも本来は、隠れてしまう脇役さえも主役の位置に昇格させられる透明バッグというのは、もっともっと自己主張したい女子の必須アイテムのはず。
スタッズの結界の中で、もっと見せたいフレグランスやコスメ、香水、財布をさりげなく主張してくれるの。まだエストネーションだと売り切れてないんじゃないかしら?
キャンディースタッズ・クロスボディバッグ 293,800円 ★★★★★
ダイヤモンド模様のキルティング加工が施されたうっとりするようなレッドバッグ。シンプルなルブタンのパンプスに合わせたらもう鬼に金棒アイテムよ。ヴァレンティノの路面店に行くと、バッグだけじゃなくて全てのロックスタッズに見とれてしまうの。2010年代のラグジュアリー・ファッションに革命を起こした〝悪魔の発明〟。それがロックスタッズ。ただ、問題は、SNSの影響で、ルブタンやジミー・チュウのように安っぽいコーディネートの餌食にされちゃってるとこなの。ホントに勘弁して欲しいわ(まあ、だからこそ、悪魔の発明なんだけど)。
ロックスタッズ・スモールバッグ 238,000円 ★★★★★
アルチェレザーとプラチナスタッズのマッチングが絶妙なヴァレンティノのアイコン・バッグ。私は、持ち手にもショルダーストラップにも、全てにスタッズがついているこのデザインが大好きなの!だってヴァレンティノを買うんだったら、スタッズは沢山欲しいじゃない?このバッグに関しては、私は特にカラーにはこだわらない。それほど素敵なバッグ。
アルチェレザーというのは、生後3~6ヶ月のカーフレザーを使用したシボ模様(シワ模様)の高級レザーよ。 とても柔らかくて、傷が目立ちにくいので、ラグジュアリー・バッグに重宝されるレザーのひとつなの。 |