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2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART4<クロエ>

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エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22

0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ

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4.クロエ

バッグ作りのデザイン・センスは、全ラグジュアリー・ブランドの中で一番かもしれないわ。

クロエこそが、ウーマンパワーを象徴するラグジュアリー・ブランドのひとつなの。それは1952年に女性のギャビー・アギョンによって創業されたこともそうなんだけど、働いてお金を稼ぐ女性のために、史上初のプレタポルテ(既製服)・コレクション(それまでは働かない貴族や有閑マダムのためのオートクチュールのみだったの)を開催したことが象徴的なの。

1963年にカール・ラガーフェルドを主任デザイナーに抜擢し、70年代のファッション・シーンの中心に君臨し、1997年には、ステラ・マッカートニー、2001年には、フィービー・ファイロといった女性のデザイナーが主任デザイナーになったの。以後歴代デザイナーは全て女性よ。

だからバッグも女性が惚れ惚れするようなデザインが多いわけ。ただし!これは有名なことなんだけど、クロエの販売員の愛嬌のなさは、その可愛くエレガンスなデザインと見事に反比例しているの。もし、シャネル・クラスの販売員がここにいれば、今の3倍は売れるはず。ただし、販売員のレベルの低さが、クロエ被りしない防波堤にはなってくれているんだからある意味感謝しなきゃね。

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「MARCIE」ミニバッグ 113,400円 ★★★★☆

007スペクターの中で、レア・セドゥが持っていたバッグよ。

2009年に発表されたマーシーは、70年代的なサドルステッチとレザータッセルが特徴的なサドルバッグよ。その中でも、映画『007スペクター』の中で、レア・セドゥが身につけていたバッグとほぼ同じバッグが、スエードカーフスキンのキャラメルカラーのマーシーよ。

劇中でもフレンチ・カジュアルな装いのレアのアンニュイな魅力にマッチしていたんだけど、本当にどんなファッションにも相性抜群の万能ポシェットよ。

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「NILE」ブレスレットバッグ 213,840円 ★★★★★


2017年春コレクションに初登場したナイルは、乗馬モチーフのサドルシェイプにエレガントなハンドキャリー用のハンギングブレスレットが特徴のかなり機能性抜群のバッグよ。中でもスムースカーフスキンとスエードカーフスキンのミディアムサイズが使いやすいかな。

通勤電車の吊革みたいなブレスレットが〝少しヌケていて〟最高にキュートで、2018年に最も〝男ウケの良いミニバッグ〟ね。男にとって、キメキメにギンギラのブランドで飾り立てたパリピ女って、頑張りすぎてて痛々しいのよね。男って、常に自然体の女子に弱いんだから。

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「FAYE」ショルダーバッグ 211,680円 ★★★★★


2015年春夏コレクションで発表されたフェイ。スムースカーフスキンとスエードカーフスキンのコンビがさりげなく70年代を演出しているの。ピアスのように取り付けられた大きなチェーン・リングが特徴のアコーディオン・バッグ。

こういうデザインを見ていると、クロエが何不自由なく育ったお嬢様のアイコニック・バッグであるという意味も良くわかるの。

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「FAYE」スモールバックパック 209,520円 ★★★★★


2018年春夏の全ブランドにおけるバックパックの最高傑作ね。上下に調節可能なレザープラーが付いた2つのフロントジップといい、取り外し可能な細いショルダーストラップとロングハンドルといい、センスの良いカラーバリエーションといい至れり尽くせりのバックパックなの。プラダのナイロン・スタッズ・バックパックよりも遥かにタイムレスに使えるバックパックね。

このレベルのバックパックを見てしまうと、アネロノースフェイスのバックパックが、ゴミ袋を背中に背負っているようにしか見えなくなってしまうの。こういう言い方は良くないかもしれないけど、私は本心から思うのよね。特にアネロのリュックほど、地球上で〝貧困を背中で背負っているようなリュック〟はないなと。これはあくまでも個人的な主観だからお気に触ったら御免あそばせ。

そして、ノースフェイスってすっかり通学バッグになってるじゃない?それもぱっとしない学生のアイテムみたいな感じでね。このバックパックを20歳以上で背負ってる人って、「大人になれない大人」のような頼りなさに包まれるのよね。

本当に注意しないといけないんだけど、バックパック全盛の現代において、背中がその人の生きる姿勢を物語る時代になっているのよ。だからこそ、バックパック選びは慎重であるべきだと私は思うのよね。

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「DREW」ショルダーバッグ 210,600円 ★★★★★


2018年クロエから発売された新作の香水「ノマド」。そのボトル・デザインのモチーフになったのが、フェイと同時に2015年春夏で発表されたドリューなの。イエローゴールドのジュエルロックが特徴的なスエードカーフスキンとスムースカーフスキンで作られたショルダーバッグ。モノを出し入れするたびに心が躍る留め具って、バッグ選びの重要なポイントよね。