エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー
生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記) |
2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22
0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ
18.バレンシアガ
シティ・バッグにこそ、グラフィティの相性は抜群!それはまさにルイ・ヴィトンのグラフィティ・スピーディの再来! |
バレンシアガというブランドほど、日本人に間違った印象を与えているブランドはないと思うの。
1919年にクリストバル・バレンシアガによって創立されたこのブランドは、フランスでは、ディオールやシャネルと同じ立ち位置を占めるブランドなの。1972年クリストバルの死去後、衰退していたブランドを復興させたのは、1997年にクリエイティヴ・ディレクターに就任したニコラ・ジェスキエール(現ルイ・ヴィトンのウィメンズ・コレクション・アーティスティック・ ディレクター)なの。2013年以降は、ケリンググループの傘下に入り、ここからバレンシアガの迷走は始まるの。だって今のバレンシアガの人気って、極めてミーハーな人々を対象にした薄っぺらなものでしょ?
アレキサンダー・ワン(2013~2015)の後任として2016年秋冬コレクションから、ヴェトモンのデムナ・ヴァザリアがアーティスティック・ディレクターに就任。そして、2017年にはトリプル・エスという世界でも最も入手が難しいスニーカーが生み出され、すっかりラグジュアリー・ストリート・ブランドの代表格に収まってしまった感じ。
グラフィティ・シティ 238,680円 ★★★★★
2000年6月に、ニコラ・ジェスキエールが、モーターサイクル・バッグを生み出したの。そして、その18ヵ月後に、そのバッグはシティ・バッグとしてリニューアルされ、ケイト・モスが愛用したことと、エディターズ・バッグという〝仕事が出来る女が持つバッグ〟のイメージで持て囃されたことによって、女性上位時代を象徴する人気バッグになったのよ。
そのシティにグラフィティを施したのが、このグラフィティ・シティよ。まさにあの2009年のルイ・ヴィトンのグラフィティ・スピーディに匹敵するデザインなの。ラムレザーに施されたカラフルなプリントが最高にクールで魅力的。ただし、そこにはバレンシアガの歴史の深みは全く存在しない。でもそんなことなんてどうでも良くなってしまうほどに、トレンドではない、タイムレスなクールネスを感じさせるバッグよ!これは!!