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2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART13<ロエベ>

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エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22

0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ

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13.ロエベ

ルイ・ヴィトンをはじめとするLVMHグループの販売員たちが、最も憧れているバッグ。それがハンモックよ。

1872年に、ドイツの革職人エンリケ・ロエベが、マドリードで1846年から創業されている革の工房を見学し、全ての工程のクオリティの高さに感銘を受け、その工房で働くことになったことからロエベの歴史は始まったの。やがて、1892年にロエベの初ブティックをマドリードにオープンし、1905年にはスペイン王室御用達に。

1965年、初代デザイナーにカール・ラガーフェルドが就任。1996年からLVMHの傘下に入り、97年、ナルシソ・ロドリゲスがデザイナーに就任し、2015年SSメンズコレクションよりジョナサン・アンダーソン(1984-)がクリエイティブ・ディレクターに就任し、今に至るの。

ロエベの最高の強味は、最高級のラムスキン(羊革)やカーフレザー(子牛の革)を独自のなめし技法で丁寧に加工し、出来上がった最高の革の中から厳選した1割にも満たない面積の革を使用するところにあるの。そんな革の手触りは、レザーというよりも上質なシルクのようだから、ロエベのバッグには裏地が使用されていないの。もちろん裏地をつけないバッグを作るためには、最上級の中の最上級の大きな一枚革と、職人の能力が求められるのよ。

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ハンモック・スモール 286,200円 ★★★★★



1975年から作られているロエベを代表するアイコン・バッグ「アマソナ」の存在がすっかり薄れるほどに、これほど機能的かつ美しいバッグは存在したのでしょうか?そして、もうひとつ付け加えるならば、ファッション感度が果てしなく高く見えるバッグ。恐らくこのバッグこそが、プチプラ族にとっての救世主のようなバッグなのでしょう。ただし、また例の如く、ハンモックバッグに似たバッグを探そう!なんてことをしていると、結局は元も子もないことになるのよ。

このバッグがフリーザのように形態を変えていこうとも、その機能性とシルエットが、びくともしないのは、ロエベの世界最高品質のタングレインカーフレザーだからこそ成せる技なのよ。

第六形態まで形を変えることが出来るこのバッグこそ、ジョナサン・アンダーソンの伝統に対する深い愛情と造詣、新しい感性のフュージョンにより生み出されたものなの。ちなみに、もう一つその流れで生み出された素晴らしいバッグ「パズル」があるの。ただし、今シーズンは、パッとしたデザインはなかったの。

2016年春夏コレクションで初登場したハンモック・バッグ。LVMH販売員非公式投票No.1バッグよ!