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2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART5<ルイ・ヴィトン>

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エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22

0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ

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5.ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトンほど、それを持つ人のセンスの良さと悪さを知らしめるバロメーターはないわ。

誰がなんと言おうともルイ・ヴィトンは、日本人にとって、ひとつは絶対に持ちたいステイタス・バッグ。でも、ここ10年間のルイ・ヴィトンの生産体制のハイスピード化が、思わぬところに悪影響を与えているのも事実なの。ぞっとするほどに肥大したバッグのヴァリエーションに対して、実際に直営店で購入する人はそれほど増えているわけではなく、一般的に流通しているルイ・ヴィトンは、平凡なモノグラムのバッグや財布がほとんどなの(通称ヨドバシ・ライン、ドンキ・ラインとも呼ぶ)。

それは、イオンなんかの食品コーナーのレジに並んでみると顕著で、ぞっとするほどに、老若男女一列ルイ・ヴィトンの風景を見ることが出来るの。つまり、ヴィトンは今では地方のスーパーのレジで見ることが出来る程度の、しまむらやユニクロの買い物袋並みの、ある種の負のステイタス・ブランドになりつつあるの。

そんな中、ファッション感度の高さを推し量るバロメーターとして、「貴方はどんなルイ・ヴィトンを持っているの?」ということが問われているわけなの。ルイ・ヴィトンというブランドは確実に二極化しており、本当に魅力的なルイ・ヴィトンのバッグが欲しい人は、日本唯一のルイ・ヴィトン・メゾンである神戸店(2010年2月オープン)に行くか、それくらいの大きさを誇る路面店(大阪・心斎橋店、阪急梅田店、銀座松屋店。表参道店など)に行って、フルに近いラインナップのバッグを一度見て見ることをオススメするわ。そこには、間違いなくスーパーのレジには並ばない最高にセンスの良いバッグが多く存在するので目から鱗のはずよ。

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シティ・スティーマー MM 446,040円 ★★★★☆

ランドリーバッグをモチーフに、トランクの中に入れることが出来る小さなバッグとして、1901年に販売されたスティーマー・バッグを、ニコラ・ジェスキエール(ルイ・ヴィトンのウィメンズのアーティスティック・ ディレクターであり、元バレンシアガのクリエイティヴ・ディレクター)が、21世紀に蘇らせたのが、シティ・スティーマーなの。2016年のクルーズ・コレクションで初登場した時には、そのデザインがバーキンに似ているので、ビジネスバッグとして使用できる〝シティ・バーキン〟と呼ばれたの。

カラーヴァリエーションも豊富で、働く女性にお似合いのバッグね。モノグラムのように主張が激しくないデザインで洗練されているので、スーツスタイルとの相性は絶妙だと思うわ。

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カプシーヌ PM 631,800円 ★★★★★


キャンペーン・モデルのエマ・ストーンが持つこのバッグの名は「カプシーヌ」。マグノリア・カラーのフルグレイントリヨンレザーに、ハンドルがパイソンという特別仕様なの。もちろん、パイソンじゃない仕様のカプシーヌでも十分よ。何よりもより有難いのは、カジュアルに斜めがけで使えるショルダーストラップの存在ね。オンオフで使えるバッグというのは本当に助かるものよね。

14歳の家出少年ルイ・ヴィトンが、パリで鞄職人として修行し、1854年、33歳のときに独立したの。そして、世界初の旅行鞄専門店をパリのカプシーヌ通りにオープンしたのが、ブランドのはじまり。その通りの名を取り、2013年秋冬コレクションで初登場したのが「カプシーヌ」よ。
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カプシーヌ PM 583,200円 ★★★★★



こちらも同じくカプシーヌ。これはノワール(黒)の特別仕様なんだけど、モノグラム・フラワー パターンがとても可愛いわ!

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シャンティー  270,000円 ★★★★☆


1978年、ルイ・ヴィトンは、マンネリ化したラインナップに新風を吹かせようと、著名な建築家エットレ・ソットサスガエ・アウレンティの助言を仰ぎ作り上げたのが、ポシェット「シャンティー」よ。

その誕生40周年を記念してニコラ・ジェスキエールが現代版シャンティーをリニューアル・デザインしたのがこのニュー・シャンティー。モノグラム・キャンバスと白色のカーフレザーのアンサンブルにゴールドのパドロックが見事にマッチしていて、こなれたボーホーシックを生み出してくれる優れものバッグ。

ルイ・ヴィトンを象徴するモノグラムとは、1896年に、コピーが多く出回り始めたダミエに対する対抗策としてジョルジュ・ヴィトンが打ち出したデザインなの。そのLVと花と星をモチーフにしたデザインは、ジョルジュがパリ万博で目にした日本の家紋にインスパイアされて生み出したものなの。

ちなみにルイ・ヴィトンが日本に初進出したのは、1978年3月の日本橋高島屋、サンローゼ赤坂、渋谷西武の3カ所からで、1981年に銀座に初の直営店をオープンさせたのよ。

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ツイスト MM 416,880円 ★★★★★

シャネルのマトラッセに対抗するべく生み出されたルイ・ヴィトンのスーパー・チェーンバッグ「ツイスト」。1985年に開発された型押し革素材の〝エピ〟レザー。エピとはフランス語で麦の穂を意味するの。そんなエピ・レザーを使用した本体に装着されたLVツイストロック。そのLを回転させると、ダブルVになりバッグはオープンするのよ。それはバッグをツイストするたびに、ラグジュアリーな金属の質感とレザーの重厚さを感じ取ることが出来る〝バッグの開け閉めが楽しめるバッグ〟なの。

バッグの開閉する動作にエレガンスの要素を生み出すと言うところに、このバッグをデザインしたニコラ・ジェスキエールの意図があり、それはある意味、刀を鞘に納める侍の所作からインスパイアされたバッグとも言われているのよ。だって女性にとってのバッグとは、侍にとっての刀みたいなものでしょ?

ツイストは、1988年に発売されたトラペーズ・クラッチをベースに2015年の春夏コレクションで初めて発表されたと同時に世界的な人気を生み出したバッグなの。ただし、日本ではそれほどまだ持っている人が多くないので、今このバッグを持っていると一目置かれるバッグの筆頭と言っていいわよね。