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2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART9<デルヴォー>

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エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22

0.最初に
1.プラダ
2.グッチ
3.ヴァレンティノ
4.クロエ
5.ルイ・ヴィトン
6.シャネル
7.エルメス
8.フェンディ
9.デルヴォー
10.ディオール
11.ステラ・マッカートニー
12.セリーヌ
13.ロエベ
14.サンローラン
15.マルニ
16.トム・ブラウン
17.プロエンザ・スクーラー
18.バレンシアガ
19.3.1 フィリップ・リム
20.マルベリー
21.モスキーノ
22.アニヤ・ハインドマーチ

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9.デルヴォー

出来ることなら、日本での知名度は低いままでいてほしい・・・ヨーロッパを代表するラグジュアリー・バッグ・ブランド。はっきり言って、このバッグを持っている女性は、高級ホテルや高級レストラン、ラグジュアリー・ショップで一目置かれるの。

2014年8月、表参道に路面店がオープンし、昨年心斎橋にも路面店がオープン!ようやく日本にも上陸した世界最古のラグジュアリー・バッグ・ブランド「デルヴォー」。デルヴォーは、1829年に、ベルギーでシャルル・デルヴォーにより創業されたの。

ベルギーと言う国は、世界三大ファッション学校と言われているアントワープ王立芸術アカデミー(ドリス・ヴァン・ノッテン、マルタン・マルジェラ、ラフ・シモンズらが卒業)がある国で、王国ぐるみでファッション感度の高い国なの。デルヴォーは、そんなベルギー王室の御用達に1883年に任命されるほど、ハンドバッグの元祖を作ったブランドとして、ヨーロッパの上流階級で愛されてきたブランドなのよ。

主要バッグは、エルメスのケリーやバーキンと同じく、一人の職人によるハンドメイドで全工程が担当され、作り上げられるのよ。

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ブリヨン 629,000円 ★★★★★



1958年にブリュッセル万国博覧会のために作られたのが、ブリヨン(輝き、きらめき)よ。64のレザーパーツと金属パーツからなるこのバッグは、デルヴォーのアイコンバッグとして最も人気のある形なの。それは決してミニマルという一言では言い表せない、伝統のみが生み出しうる省略の美学に包まれた、気品溢れるプリンセス・シルエットが女性の心にきらめきを与える〝王女バッグ〟なの。

どんなにラグジュアリーなバッグであろうとも、その背景に歴史があるのとないのとでは、バッグの重みは変わってくるの。真のステイタス・バッグは、その重さ以上の重みがあるもの。それはまさに王女のティアラの重みのようにね。それが真のステイタス・バッグと単なるラグジュアリー・バッグの違いなの。

白のワンピースやペールカラーのロイヤル・ファミリー・ルックに対して、抜群の相性を誇るので、ステイタスを高める装いをするときに最高の引き立て役になるバッグよ!

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タンペート 602,000円~3,279,000円 ★★★★★


1967年に誕生したデルヴォーのもうひとつのアイコンバッグタンペート(嵐)は、帆船のトラペーズからヒントを得て作られたバッグなの。サイドクラスプと、両サイドにならぶ2つのメタルカラーのスタッズと幾何学的なフォルムが特徴的で、ケリーに少し似た台形型のフォルム。私が、2018年において、最もクールだと考えるハンドバッグの一つよ。

このサイドクラスプとレザーフォルムのバランスが絶妙で、実際に本物を見てしまうと、このバッグがなぜ〝嵐〟と呼ばれているのかが理解できるはず。クラスプを完全に装着するのと、しないことによって、全く違う表情が生み出されるのよ。だからそこからフォーマルにもカジュアルにも持っていけるバッグなの。ただし、どちらにしても圧倒的な気品を後光のように漂わせてくれる、ある意味、あらゆるエルメスのバッグを凌駕した素晴らしいバッグよ。