ファッションコラム

2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART16<トム・ブラウン>

    エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

    生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

    2018年春夏おすすめラグジュアリー・バッグ・ブランド22

    0.最初に
    1.プラダ
    2.グッチ
    3.ヴァレンティノ
    4.クロエ
    5.ルイ・ヴィトン
    6.シャネル
    7.エルメス
    8.フェンディ
    9.デルヴォー
    10.ディオール
    11.ステラ・マッカートニー
    12.セリーヌ
    13.ロエベ
    14.サンローラン
    15.マルニ
    16.トム・ブラウン
    17.プロエンザ・スクーラー
    18.バレンシアガ
    19.3.1 フィリップ・リム
    20.マルベリー
    21.モスキーノ
    22.アニヤ・ハインドマーチ

    16.トム・ブラウン

    トム・ブラウンは、常に我が道を行く。ミーハーなインスタ・ファッショニスタをあざけ笑いながら・・・

    AC/DCのアンガス・ヤングのような半ズボン・スタイルとグレースーツへの拘り。そして、トリコロール愛をベースに、どこまでも奇抜なスター・ウォーズの酒場やワンピースなんかに出て来そうなファッションを生み出す〝真のアーティスト〟トム・ブラウン(1965-)。

    2001年のブランド設立から一貫しているその姿勢は、アメリカン・トラディショナルスタイルを新たに解釈する奇想天外なスタイルにあるの。2008年からはモンクレール・ガムブルーのデザイナーにも就任し、モンクレールの平凡さを見事に格上げする役割を果たしたのよ(2018年春夏コレクションでガムブルー終了)。

    ただし、問題は、販売員にあるわね。ここの販売員の多くは、接客の意味を履き違えていて、お客様に寄り添うのではなく、ただ戸惑って、立っているだけ。その姿が、「トム・ブラウンが好きな人にだけ私は話すわ」という印象を与え、本来、販売員が持つべき絶対要素であるそのブランドのアンバサダー(ブランド全権大使)の要素を持たずに、多くの人々に、トム・ブラウンに対して閉鎖的なイメージを与えてしまっているの。

    トム・ブラウン・ジャパンは、この接客姿勢を方向転換していかないと、それでなくても、入りにくく設計されている各店舗に本当に誰も入らない〝そして誰もいなくなった〟状況に落ち込んでいくことになるのよ。ネット社会の中で、対面販売が有効に機能するためには、今以上に接客力の重視しかないの。この点は、ラグジュアリー=ぽ~っと立っていることと勘違いしているバーバリーやゾンビのように徘徊するルイ・ヴィトンの一部販売員なんかにも共通している問題点なの。

    スーツモチーフ・クラッチ 128,520円 ★★★★★


    20世紀初頭、上流階級の女性たちは、ハンドバッグを持たなかったの。小さな財布以外は同伴の男性かメイドに預けていたわけ。やがて、女性の独立が進み、鍵、お金、化粧道具を自分で持つためのバッグが必要になったの。そして、クラッチバッグやポシェットが、1916年から1920年にかけて広まったのよ。

    1920年代から1930年代には、おしゃれな女性のほとんどがクラッチを持っていたの。やがて、世界大恐慌を経て、第二次世界大戦中には、大きくて実用的なバッグが必要となりクラッチは女性の手から消えていったの。そして、戦後には、クラッチが復権し、1960年代にはスリムで長いものが、1970年代にはソフトで曲げやすいものが、1980年代にはキルト製のものが流行したの。

    そして、2000年代にはクラッチは極端に大きくなり、現代においては、クラッチは女性の個性を現すジュエリー・バッグの役割を再び果たすようになっているの。そんな貴方がフォーマル・スタイルの時に間違いなく輝かせてくれるアイテムになるのが、これ!アンドロギュヌス・イメージも与えてくれるはず。モード系のメンズにも合うクラッチよ。



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