エルメス

地中海の庭 (ジャン=クロード・エレナ)

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香水データ

香水名:地中海の庭 Un Jardin En Mediterranee オード・トワレ
ブランド:エルメス
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2003年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/17,930円
公式ホームページ:エルメス


トップノート:マンダリン・オレンジ、ベルガモット、レモン
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、ホワイト・キョウチクトウ
ラストノート:イトスギ、イチジクの葉、ムスク、レッド・シダー、ビャクシン、ピスタチオ

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ルカ・トゥリン

★★★☆☆ トマトの茎

調香師ジャン=クロード・エレナがエルメスで初めて手がけた香水。中途半端に伝統的なスタイル踏襲しつつ、異世界の要素を取り入れている。「プレジャーズ」を筆頭に一時期大流行した透明感のあるフローラルと、声高に主張するトマトの茎(ニナリッチが1996年の「レ・ベル」で最初に取り入れた)のグリーン系トップノートはいかにもちぐはぐとした印象だ。ジャック・キャバリエの「ル・フュードイッセイ」(1998)をモチーフに、明るく抽象的なラウル・デュフィの水彩画を想わせる効果をもたらしているのは、なんとル・フュードイッセイのフォカッチャのノートである。時間が経つにつれて各パーツの微妙なバランスは崩れ、残香は平凡そのもの。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

記念すべきエルメスの「最初の庭」

喜びは利己的なもの。贅沢とは、分かち合うことである。あらゆる芸術的な職業と同じように、香水製造が目指すのも、なにより感覚に喜びを与えることだ。人間としてそして調香師として、まず自分が喜びを感じなければ、人に喜びを与えることはできない。驚かせる喜び、想起させる喜び、暗示する喜び、そして、すこしずつ謎を解かせる喜びだ。香水は、匂いの書いた物語。そしてときに、思い出の書く一篇の詩なのである。

2003年、私はエルメスの香水「地中海の庭」をつくった。きっかけを掴んだのは、チュニジアの地中海沿岸にあるレイラ・マンシャリの家の庭だった。若い女性がいちじくの葉をちぎって、微笑みながら匂いをかぐ。それが最初に生まれた物語のかたちだった。いちじくの葉の匂いが、地中海を象徴する記号となった。

ジャン=クロード・エレナ


当時のエルメスの香水部門の責任者ヴェロニク・ゴティエ(現ロレアル・グループのアルマーニ・ビューティーの最高責任者)と、エルメスの専属調香師に就任したばかりのジャン=クロード・エレナは、「はじめてのエルメス」の香りの創造のためにチュニジアに行きました。元々エレナは、現地に行くつもりはなかったが、当時のエルメス社長ジャン・ルイ・デュマが、「とにかく、現地の空気を感じて、新しいエルメスの香水を作って欲しい」と力説したため、エレナは3日間チュニジアに滞在しました。

しかし、滞在中に特に何のインスピレーションも受けませんでした。そして、エレナは、帰国前夜のパーティに出席しました。そこで、シャンパンを運ぶための大皿の上に添えられたいちじくの葉に目を留めました。「ウエイトレスの女の子が、仕事の合間に、そのいちじくの葉を手に取り、鼻に近づける姿を見たのです。その瞬間、マネキンのようにただ美しかっただけの彼女の表情が生き生きしたのでした」この瞬間、彼は「地中海の庭」のアイデアを確信したのでした。そして、帰国後、ラボに戻り、僅か3日間でこのフレグランスを完成させたのでした。

そして、パリのフォーブール・サントノレ街にあるエルメス第一号店のウィンドウ・ディスプレイを1978年から2013年までのあいだ手がけていたレイラ・マンシャリの家に滞在したのでした。ここに「庭園」シリーズ第一弾は生まれることになったのです。そして、ボトル・デザインは、エルメスの初めての女性用フレグランスとして1961年に発売された「カレーシュ」のデザインを使うことになります。

透明感をボトルに閉じ込めた香り=地中海の水

心を折ってしまうほどに強烈なミントのトップノート。トップノートの険しい山を超えたところに、常にジャン=クロード・エレナは立っています。「庭」シリーズ全体に統一された香りのイメージは〝透明なキラキラ感〟です。そして、このフレグランスから、イチジクの香りが、他の香水や、シャングリ・ラ・ホテル等の高級ホテルの香りとして使用されるようになったのでした。ただし、こちらのイチジクは、クリーミーなものではなく、クラッシュしたイチジクの葉の香りです。

香水が、地中海の庭の思い出を詠む一篇の詩になる。香水がはっとするほど明るく輝くように、私はカシスとベルガモットのノートを引き立てた。しかしそれで重い印象になり、美食を連想させるドライフルーツやいちじくの特徴は弱まった。濡れてしわになった葉の茂みなど、植物のアコールを優先した。それをオレンジのノートのみずみずしい酸っぱさと苦さで引き立てた。香水のヴォリューム、拡散、オーラもまた大切な要素だ。香水には、長く持つことよりも印象の美しさのほうが重要なのである。

ジャン=クロード・エレナ

それはともかくとして、我々日本人にとって、地中海といえば、少なくともチュニジアは浮かんできません。恐らくエルメスの店頭で、この香りを見つけてもギリシアかイタリア、スペインをイメージするはずです。

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