その他

カレーシュ (ギ・ロベール)

    カレーシュ

    香水名:カレーシュ Caleche オード・トワレ
    ブランド:エルメス
    調香師:ギ・ロベール
    発表年:1961年
    対象性別:女性
    価格:100ml/19,980円
    公式ホームページ:エルメス


    1971年。

    1976年。

    1997年。

    2004年。

    1995年。



    ★★★☆☆ 弱々しいアルデヒド調

    この香水が調香師ギ・ロベールの手になるものだと知っていたら、ほかには何も情報がなくても、ちょっと嗅いだだけでこれが悲しくなるほど損なわれているのがわかるというものだ。この香水は高温での洗いすすぎを3度繰り返したように、試香紙にできる染みは薄い。ここに至ってはほとんどすべての命が流れ出てしまっているが、化粧室の棚に置かれたこの女性用香水を、そうとは知らず手にとってしまった男性は、いい香りで悪目立ちしない男性用として使うかもしれない。― ルカ・トゥリン

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    美しい四輪馬車が当時のリュクサンブール公園を、金色のなごやかな光と影を背に、コトコトとゆっくり走る情景が想い起こさせるそこに生まれる幻想の香り、松の匂い、革の雰囲気をもつ香り、黄昏どきの柔かい光の中に、やがて満ち満ちた甘いジャスミン、アンバーとムスクのちょっぴりした調和、西洋杉のエッセンスに、花の優しさが加わり、不思議に若いセンスのあるお嬢さんに向く匂いをかもし出す。

    『世界の香水と化粧品物語』平田満男(1982年)

    トップノート:アルデヒド、イトスギ、オレンジ・ブロッサム、マンダリン・オレンジ、ネロリ、シチリア産ベルガモット、レモン
    ミドルノート:トスカーナ産アイリス、ガーデニア、エジプト産ジャスミン、イランイラン、スズラン、ブルガリアンローズ
    ラストノート:サンダルウッド、トンカビーン、アンバー、ムスク、オークモス、ハイチ産ベチバー、シダー

    1944年の「オー・ドゥ・ヴィクトリア」から、エルメスの香水の歴史ははじまりました。以後、「オー・ドゥ・エルメス」「ドブリ」というフレグランスが続々と誕生しました。

    そして、1961年に「カレーシュ」によって、エルメスの女性用フレグランス第二弾が、ギ・ロベールによる調香により誕生しました。「カレーシュ」とは、エルメスの象徴である帆付きの四輪馬車を意味する言葉です。ちなみにパリから四輪馬車の姿が消え始めたのは1920年代でした。

    1961年5月18日に、パリ・エルメス本店にて、華やかなカクテル・パーティと共に「カレーシュ」は一般販売されました。この時まで、こういった形で、香水が宣伝されることはありませんでした。そして、現在に至るまで継続してエルメスで販売されております。ただし、現行のものは、1992年に再調香されたものです。

    アルデヒドの混ざったレモンとベルガモットのシトラスからはじまり、ベチバーを背景にして、ジャスミン、アイリス、ローズが中心に香り立つフローラルシプレ。シャネルNo.5とよく比較対照される香りです。No.5が、シャネルのファッションのように華やかであるならば、カレーシュは、エルメスのレザーバッグのように職人気質がある控えめながらも慎ましやかな品格と存在感を示す香りです。

    ボトル・デザインは、カレーシュのランプをモデルにしたアニー・ボメルによるものです。



    カレーシュ ピュア・パフューム

    香水名:カレーシュ ピュア・パフューム Caleche Extrait de Parfum オード・パルファン
    ブランド:エルメス
    調香師:ジャン=クロード・エレナ
    発表年:2008年
    対象性別:女性
    価格:7.5ml/14,040円
    公式ホームページ:エルメス

    よりフローラルが華やかなピュア・パルファム=〝究極のパルファム〟の香りは、ジャン=クロード・エレナによって再調香されました。


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