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デクラレーション (ジャン=クロード・エレナ)

    香水名:デクラレーション Declaration オード・トワレ
    ブランド:カルティエ
    調香師:ジャン=クロード・エレナ
    発表年:1998年
    対象性別:男性
    価格:日本廃盤









    ★★★★☆ フレッシュ・スパイシー

    後知恵の利点を生かして、ジャン=クロード・エレナのスタイルが重みを減らしていったことを倣うのはためになる。1976年の「ファースト」と1988年の「ルンバ」はどちらも重たげだった。その後1990年にロシャスのために作られたグローブは格調高く、廃盤になってしまったが、すでにここで新たな細身の作風の兆候が表れている。8年後に出たデクラレーションは、彼の手法が確立されてから初めて世に出たものである。「クールウォーター」以降、もっとも模倣された香水だろう。現代の男性向けはほとんど、どこかしらこの影響を受けていて、ときにカルダモンとジュニパーをとても強めて使われたりするが、ほとんどはオリジナルのもっている感じを表現しようとしているものが多い。これは香水において、ワインに例えればサンセールのようなもの。爽やかで抽象的、さっぱりとしていて、幸福感にあふれている。優れた品。― ルカ・トゥリン

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    トップノート:アルテミシア(ヨモギ属)、キャラウェイ、コリアンダー、樺の木、マンダリン・オレンジ、ベルガモット、ネロリ、ビター・オレンジ
    ミドルノート:アイリス、ジンジャー、シナモン、ペッパー、ジュニパー、ニオイイリスの根茎、ジャスミン、グアテマラ産カルダモン
    ラストノート:レザー、アンバー、ティー、タヒチ産ベチバー、オークモス、シダー

    「デクラレーション」=「告白」。それは、男性から女性に対する告白を意味するのではなく、女性に断ることのできない条件を突き付けている男性の勝利の「宣言=デクラレーション」の香り。恐らく、地球上のほとんどの女性が、弱いであろう香り。

    このフレグランスを創造するためにエレナがしたこと。それは、マリアージュ・フレールの約100種類ものお茶を、ただひたすら毎日飲み比べることでした。「だから、この香りは飲むことができるのです」。

    柑橘系を主体としたウッディ・フローラル・ムスクの香りであり、この一作によりジャン=クロード・エレナは、「調香界のドン・ファン」の名を手にしたのでした。



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