ジャン=クロード・エレナ

オ・パフメ オーテヴェール (ジャン=クロード・エレナ)

香水名:オ・パフメ オーテヴェール Eau Parfumee au The Vert オーデコロン
ブランド:ブルガリ
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:1993年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/11,340円
公式ホームページ:ブルガリ オ・パフメ

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感想(10件)







★★★★☆ フローラルティー

1993年に発売されたこの香水は、1年早く発売された「ロードゥイッセイ」とともに、80年代のベストセラー香水を敬遠する時代の流れを完璧にとらえた。当然ながら、ジャン=クロード・エレナを世に知らしめた香水だ。ロードゥイッセイは、単に多量の香料カロンを加えた無限のフローラルであるのに対して、こちらは真のオリジナルであり、新しい香水の形だ。活気と弱さを兼ね備え、成長した「シーケーワン」のようだ。香水嫌い用に考案され、チェルシーあたりでベビーカーを押している、極貧にあえぐ女性の集団に香りを試してもらったそうだ。私は愛好者になれそうもないが、非常に印象的だ。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

トップノート:ロシア産コリアンダー、スペイン産オレンジ・ブロッサム、チュニジア産マンダリン・オレンジ、イタリアン・ベルガモット、セイロン産カルダモン、レモン、ジャマイカ産ペッパー
ミドルノート:エジプト産ジャスミン、スズラン、ブルガリアン・ローズ
ラストノート:サンダルウッド、アンバー、ムスク、グリーン・ティ、プレシャス・ウッズ、シダー

私はまずお茶というきっかけを選び、そのずっと後で、パリのブール=ティブール通りにあるマリアージュ・フレールの店を訪れた。店でお茶の匂いの全体を感じ、自分の思い描いていたものを裏づけた。こうして体験した現実に基づいてひとつの構成を持った、真実味のある香水を作ったのである。

ジャン=クロード・エレナ

1884年に創業した高級宝飾品ブランド・ブルガリの香水の歴史は、それほど長くありません。この香水と共に、1993年にはじまったのでした。

史上初めての「緑茶の香り」。その名も「オ・パフメ」=「香りの水」。もともとは、販売用ではなく、イタリア・ローマのブルガリ本店を訪れるVIPへのプレゼント用として、調香師ジャン=クロード・エレナに調香を依頼したのでした。

その完成品をニューヨークのブルガリで実験的に350ドルで販売したところ、一日で10本売れたことから、商品化に踏み切ったのでした。

フランスで一番最初に緑茶を販売した紅茶専門店がマリアージュ・フレールです(ちなみに紅茶と緑茶の違いは、同じ茶葉を発酵させたか否かの違いです)。妻のスザンナといつも訪れているこのお店での日常の日々から、シトラス・アロマティックな香りの歴史的名香は生み出されたのでした(お店に頼み込み、100種類もの茶葉を徹底的に嗅がせてもらったという)。それは少し不思議な甘味のある緑茶の香りであり、本格的な抹茶を、京都の砂糖菓子と一緒に味わっている香りです。

このアイデアは、元々ブルガリのために生まれたものではありませんでした。ディオールファーレンハイトとして販売される寸前までいくが、結局は断られ、イヴ・サンローランには、「個性的過ぎる」と断られた、挫折の末に生み出された作品だったのです。

エレナの凄さは、香料にお茶を使用せずに、お茶の香りを創造したところにあります。そして、そのためにカルダモンとジャスミンを使用したところにあります。

合成香料βーイオノンの特徴的な匂いは、一世紀ものあいだすみれの香りを意味していた。それがブルガリの「オ・パフメ オーテヴェール」において、初めて違う方法で使われた。イオノンは、合成香料ヘディオンに結びつけられると、お茶の香りを喚起するのである。ひとつの香水の構成要素は、言語におけることばのようなものだ。時代に従って進化し、意味を変えることもある。

ジャン=クロード・エレナ

すりガラスに透けて見える影絵のようなグリーンが美しいボトル・デザインは、ザ・ディファレント・カンパニーにおけるエレナの盟友となるティエリー・ドゥ・バシュマコフが日本の禅をイメージして生み出した形です。

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