エルメス

ポワーブル・サマルカンド (ジャン=クロード・エレナ)

    香水名:ポワーブル・サマルカンド Poivre Samarcande オード・トワレ
    ブランド:エルメス
    調香師:ジャン=クロード・エレナ
    発表年:2004年
    対象性別:ユニセックス
    価格:100ml/33,480円




    ★★☆☆☆ 消滅

    ジャン=クロード・エレナの、はかない創作品のひとつ。つかの間過ぎて、この文章を書きながらも何を書いているのか忘れないように、2度も吹きつけた、そんなことは断じてないが、もし現在のトレンドが継続すると、統計上2008年半ばには、エルメスが香りづけしていない「ウォッカ・ノボシビルスク」を発表すると推測される。― ルカ・トゥリン

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    シングルノート:パチョリ、キャラウェイ、グリーン・ノーツ、オークモス、パプリカ、ヴァージニア産シダー、ペッパー、オーク

    私の家の正面にとても大きくて、とても美しいオークの木があったんだ。しかし、地中海が見える視界を遮るようになって、結局は切り倒しました。その木を切った時に、コショウっぽさと、ムスキーかつスモーキーな香りが漂ってきたのを今も私は覚えている。古いオークの魂がペッパーとミックスされてこういった香りを生み出したんだと私は感慨にふけりました。その時の香りの記憶を再現したのがこの香りです。サマルカンドという名をつけたのは、東洋から西洋へとつなぐ香料商人の中継地点であるこの町への敬意からなのです。

    ジャン=クロード・エレナ

    2004年からスタートした、≪嗅覚の詩≫とも言える究極のエルメスのフレグランス・コレクション『エルメッセンス』。「ローズ・イケバナ」、「アンブル・ナルギレ」、「ベチバー・トンカ」と共に同年に第一弾として発売されました。

    「ポワーブル・サマルカンド」とは、〝サマルカンドのコショウ〟という意味です。サマルカンドとは、紀元前6世紀から存在する中央アジアのウズベキスタンの古都の名であり、14世紀末から15世紀までティムール朝の首都として繁栄し(レギスタン広場で知られる)、別名「青の都」と呼ばれるほどモスクやメドレセで使用されているペルシャから伝わったコバルトの青のタイルが美しい町です。

    エルメスの初代専属調香師ジャン=クロード・エレナによる調香です。ただひとつ、不思議なことにこの香水のカラーはブルーではありません。



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