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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年3月28日~31日夕方まで

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。今年一年で、9年かけて作り上げてきた香水図鑑の完成を目指しております。2025年3月28日から30日終日までご支援を募らせて頂き、ご支援頂いた皆様に、心より感謝申し上げます。繰り返しのお願いになってしまい申し訳ございませんが、本日31日夕方までで最終延長とさせて頂きます。

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男優モード図鑑

その他の現代の女優たち

【トゥルー・ロマンス】獰猛なファッションだけが生き残る

ソニー千葉の空手映画を愛するオタク青年が、新人コールガールの金髪美女と偶然出会い相思相愛の関係になり、彼女の働く売春組織のリーダーを殺害して、彼女の自由を手に入れてあげるという、オタクの夢をそのまま映像化したような作品。それが『トゥルーロマンス』。
その他の男優たち

『トゥルー・ロマンス』Vol.8|ゲイリー・オールドマンの狂気

ゲイリー・オールドマンは、トニー・スコットとビバリーヒルズのフォーシーズンズでお茶を飲みながら、「キミに演じてもらいたい役は、自分自身のことを黒人だと思い込んでいる白人で、コイツは人を殺すことはなんとも思わないポン引きなんだ」と聞き、大笑いしながら即決で役柄を引き受けたのでした。
ブラッド・ピット

『トゥルー・ロマンス』Vol.7|ブラッド・ピット=なんの役にも立たない男

僅かトータルで4分間しか登場しないブラッド・ピット。しかし、その存在感のなさが、すごい存在感を生んでいます。この作品のブラッドは、以降、現在に至るまでの大きなファッションの潮流となる〝イケメンがだらしない格好をする〟美学の先駆けとなりました。
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その他の男優たち

『トゥルー・ロマンス』Vol.6|クラレンス・ウォリーのアロハシャツ

90年代に、50年代のロカビリー・ファッションに身を包むイケてない主人公クラレンス。この作品の脚本は、無名時代のクエンティン・タランティーノが交通違反切符の罰金を支払えず、刑務所に3日間滞在した1988年のどん底の環境の中で書かれました。
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『トゥルー・ロマンス』Vol.5|クリスチャン・スレーターとM65フィールドジャケット

クラレンスは、ロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスと同じくM65フィールドジャケットを着ているのですが、彼のM65には沢山のワッペンが付いています。この作品におけるクラレンスの最も素晴らしいスタイリングとして、このジャケットを挙げるべきでしょう。
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『トゥルー・ロマンス』Vol.4|クリスチャン・スレーターとエルヴィス・プレスリー

はじまりはこうです。25歳くらいの童貞青年クラレンスは、自分の誕生日を祝うために映画館で「ソニー千葉」特集上映を見て、一人過ごしています。そんな時に、豹柄のコートに、赤のボディコン姿のブロンドヘアのかわいい女の子が、ポップコーン片手に自分の後ろの席にやって来たのでした。
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『天使の涙』Vol.6|金城武とプラダ

5歳の時、期限切れのパイナップルの缶詰を食べすぎて以来、口がきけなくなった男モウを演じるのは金城武です。パイナップル色のシャツがとても似合うモウは、失恋したばかりの娘チャーリー・ヤンに初恋し、そして、「パイナップルの缶詰のように恋愛には賞味期限がある」ことを知るのでした。
その他の男優たち

【シティ オブ ゴッド】修羅の国に生きる〝リトル・ゼという純粋悪〟の魅力

人間の中に潜む〝悪魔〟を思い出させる作品、それが『シティ オブ ゴッド』です。ブラジル史上最高興行収入記録樹立(観客動員数330万人)したこの作品は、1960年代から80年代にかけて、最も危険な時期だったリオデジャネイロのファヴェーラ〝神の街〟が舞台にした、実話を基にした物語です。
その他の男優たち

『シティ オブ ゴッド』Vol.3|「こんなシーンに意味があるのか?胸糞悪い」

足を撃たれて泣きながら逃げる少年に「足をひきずるな!」と言い放つ鬼畜な青年リトル・ゼ。リトル・ゼを演じたレアンドロ・フィルミノ・ダ・オーラは、このシーンの撮影に、「こんなシーンに意味があるのか?胸糞悪い」と異議を唱えたと言われています。
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『シティ オブ ゴッド』Vol.2|70年代にブラジルで大流行したハンテン

この作品は、フェルナンド・メイレレス監督にとっても、もう二度と作ることが出来ない環境の中で生み出された奇跡と言えるでしょう。スラム街に住む若者を集めるというかなり危険な試みの中から、映画を生み出していく作業は、とてつもない情熱と行動力を必要とするものです。
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『シティ オブ ゴッド』Vol.1|短パンにビーチサンダル姿のギャングたち

『シティ・オブ・ゴッド』とは、のび太のような短パン姿にビーチサンダルの少年たちが〝笑いながら人を殺す〟映画です。この作品には、グレース・ケリーやオードリー・ヘプバーンが私達に与えてくれるようなファッションのエレガンスも、ボンドムービーやスティーブ・マックイーン、ブラッド・ピットが与えてくれるような〝男の教科書〟の要素なども微塵も存在しません。
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【アメリカン・ジゴロ】アルマーニとリチャード・ギアとローレン・ハットン

まだ無名だったジョルジオ・アルマーニがリチャード・ギアの全衣装を手がけ、アンコン・ジャケットと共に、〝男に<羨望>、女に<ためいき>〟〝瞬間をエンジョイする女性たちには、女の心を知る男《ジゴロ》がふさわしい〟というキャッチコピーに相応しい男を生み出すことに成功し、一気に世界的な知名度を手にしたのでした。
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『アメリカン・ジゴロ』Vol.4|映画がメンズ・ファッションの流行を作る時代のはじまり

この作品のすごいところは、そんなことは百も承知でありながら、アルマーニを着たリチャード・ギアの魅力への憧れを抱かせる〝アルマーニの魔性〟が映像の中を自由奔放に駆け抜けているところにあるのです。
その他の男優たち

『アメリカン・ジゴロ』Vol.3|カルティエのタンク・アメリカンを愛用するジュリアン・ケイ

リチャード・ギアは本作において、あらゆるアルマーニを身に着けました。フォーマル、セミフォーマル、カジュアル、デイタイム、イブニング、レジャーウェア、アンダーウェア、アイウェアの全てを。そして彼はアルマーニを体現するアイコンになりました。
その他の男優たち

『アメリカン・ジゴロ』Vol.2|リチャード・ギアとアルマーニのアンコン・ジャケット

ジョルジオ・アルマーニが、友人のメンズ・ウェアのバイヤーだったセルジオ・ガレオッティと一万ドルづつ出し合い共同で創業したのは、1975年、ジョルジオが41歳の時のことでした。セルジオが経営について全てを引き受けてくれたので、内気でまじめなジョルジオはスタジオに篭り、デザインに専念できました。
その他の男優たち

『アメリカン・ジゴロ』Vol.1|リチャード・ギアとジョルジオ・アルマーニの革命

全てはブロンディの『コール・ミー』からはじまりました。いやもっと正確に言えば、ジョルジオ・モロダーのシンセサイザーからはじまりました。そしてマリブを疾走するメルセデス・ベンツ450SLと、ジョルジオ・アルマーニのスーツを着たリチャード・ギアが現れるのでした。
ジェームズ・ボンド

【007 スカイフォール】ジェームズ・ボンドの愛で空が落ちてくる

前作『007 慰めの報酬』から4年ぶりの作品となる、007シリーズ23作目。六代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグ(1968-)の第三弾となるこの作品は、44歳と、最も脂の乗り切った姿で、再びトム・フォードという最高の仕立て屋により、最初から出し惜しみなくボンドスーツで、スーパーアクションを見せてくれます。
ジェームズ・ボンド

『007 スカイフォール』Vol.5|最後にバブアーのスポーツジャケットで戦うボンド

ジェームズ・ボンドというキャラクターが映像化されて50周年を迎えた記念すべき本作において、最盛期を迎えたダニエル・クレイグが着るトム・フォードのボンド・スタイル。この作品は、50年の時を越えても、永遠に不滅の男性のアイコン・ムービーになることでしょう。
ジェームズ・ボンド

『007 スカイフォール』Vol.4|44歳のダニエル・クレイグ

この作品には、新しいQをはじめ30代以上の俳優で主要キャストは占められており、子役も含め、若い世代は存在しないような世界観で物語は構成されています。ここに過去に遡るボンド・ムービーの不思議な洗練の世界観を解くキーが隠されています。ほとんどのボンドムービーには10代から20代の若者は登場しないのです。
ジェームズ・ボンド

『007 スカイフォール』Vol.3|ジェームズ・ボンドとタキシード

21世紀に入り、なぜボンドムービーを若者が求めるようになったのでしょうか?それは、夢も希望もないどん底の日本社会に対する閉塞感の裏返しでもあるのですが、それと同じくらい、ルールなきファッションが広がるカオスな現状において、ルールが存在する伝統に基づいたファッションに興味がわきはじめるという、本能に近い欲求なのかもしれません。
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