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【フレグランス愛好家なら必ず所有しておきたい】日本では手に入らない14の名香(3ページ)

香水特集記事
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【フレグランス愛好家なら必ず所有しておきたい】日本では手に入らない14の名香

現在、日本中で未曾有のフレグランス・ブームが起こっています。それは、ルイ・ヴィトン、ディオール、シャネル、グッチ、エルメストム・フォードといったラグジュアリー・ブランドのフレグランスがとても売れていることからも分かるのですが、それ以上に、キリアン、ル ラボ、メゾン フランシスクルジャンジョーマローンといったニッチフレグランスが飛ぶように売れていることからも明らかです。

今では1万円以上のフレグランスが飛ぶように売れ、3万円台であっても、躊躇なく購入するフレグランス愛好家が増えてきているのです。

そんな中、フレグランス愛好家は、よりレアかつ、香りとしても個性的なものを求める傾向にあり、それは日本におけるフレグランス文化の本物志向とも言えます。

そんな中、現在、フレグランスを販売する方々にとっても、かつてのようにコスメを売る片手間でフレグランスを売るという感覚だと、そういったお客様には相手にされない状況が生まれつつあるのです。

現在、フレグランス愛好家と呼ばれる層には4つの層が存在します。

  1. スマホ片手に、当サイトなどを見ながら、フレグランスを色々嗅いで、フレグランスIQを高めている10代から20代の女性
  2. ずっと漠然と有名なフレグランスを愛好していたが、探究心が高まってきた20代後半から50代の女性
  3. 本格的に徹底的にフレグランスに興味を持ち始めた美意識の高い男性
  4. ジョーマローンを入り口にフレグランスに興味を持ち始めた男女

4つの層に共通しているのは、フレグランスIQの低い販売員を嗅ぎ分ける嗅覚です。だからこそ、これから紹介させて頂く14つの香りは、フレグランス愛好家のみならず、そんなお客様を接客する販売員の皆様が全て所有しておかれたほうが、良いと私は考えます。

この14つの香りは、どれが優れているという順ではなく、不順で羅列しています。

香りと言うものは、記憶を呼び覚ますものですが、一方で、なかなか正確に記憶に残らないものです。だからこそ、手元に置いておいて、絶えず嗅覚を刺激することが、フレグランスIQを高める最善の手段なのです。

可能であれば、LVMHやエスティローダーなどのフレグランス部門は、トレーニング用にまずこの14本を常備しておくことはマストでしょう。

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①オーラ(ティエリー・ミュグレー)

発表年:2017年
調香師:マリー・サラマーニュ、ダフネ・ブジェ、アマンディーヌ・クレール・マリー、クリストフ・レイノー
対象性別:女性




強烈なルバーブ=グリーンが、バニラとウッディと共にブレンドされた斬新な甘さからはじまり、ミドルからは、フローラルとフルーツがその甘さを更に加速させます。そして、ラストは、バニラ×トンカビーン×サンダルウッドが温かい官能性で香り全体を包み込みます。

この香りのために、フィルメニッヒ社の秘伝の2つの香料がはじめて使用されています。それはウルフウッドと呼ばれるものと、タイガー・リアナと呼ばれる正体を明らかにされていない中国の漢方薬に使用される根から抽出されたエッセンスです。10年かけて作られたこの香料はナッツのような香りがします。この香りが唯一無二の神秘的な香りである理由がここにあります。

より詳しくこの香りについて説明したページはこちらです。

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②アライア パリ(アズディン・アライア)

発表年:2015年
調香師:マリー・サラマーニュ
対象性別:女性




このフレグランスの創造にあたり、アズディン・アライアは、直接、調香師のマリー・サラマーニュと会い、1年半もの間、定期的に徹底的にブリーフィングが繰り返されました(マリーにとって、ファッション・デザイナーと直接やり取りしてフレグランスを創造するはじめての経験でした)。そして、一切のオリエンタルとグルマンの要素を排除することを求めました。さらに単一の香りが認識できないようにと要求しました。

エアリーさとピンクペッパーのコントラストから、フローラルなフリージアとピオニー、ローズが巧みにブレンドされ個々の香りを認識させない柔らかなフローラルブーケが続き、ラストはアニマリックなムスクが香り立ちます。

より詳しくこの香りについて説明したページはこちらです。

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③ラブ アンド ティアーズ(キリアン)

発表年:2010年
調香師:カリス・ベッカー
対象性別:ユニセックス


「ルーヴル ノワール —愛が描く甘い誘惑の世界—」コレクションの9番目の香りとして2010年に発売された「愛と涙」という名のフローラルの香りは、カリス・ベッカーによって調香されました。

ジャスミンの白い花びらと緑の葉の絶妙な香りのバランスが、ガルバナムとオークモスのブレンドにより生み出されています。まさに「緑の葉の中で、白い花びらが踊っているような」クリーンで生き生きとした摘み立てのジャスミンのフラワーシャワーの香りです。

より詳しくこの香りについて説明したページはこちらです。

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④クラシック(ジャン=ポール・ゴルチエ)

発表年:1993年
調香師:ジャック・キャヴァリエ
対象性別:女性
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ジャン=ポール・ゴルチエのはじめての香り。ラム酒とバニラを中心に、ジンジャーが官能性を強く刺激し、オレンジフラワーの優しい香りで包み込む。でフローラルとフルーツが入り乱れる濃厚なオリエンタル・フローラルの香りは、ジャック・キャヴァリエによる調香です。90年代の肉食美女を連想させる官能的な香り。

より詳しくこの香りについて説明したページはこちらです。