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【ジャン=ポール ゴルチエ】クラシック(ジャック・キャヴァリエ)

ジャック・キャヴァリエ
ジャック・キャヴァリエ ジャン=ポール・ゴルチエ ブランド マドンナ 反逆のファッション 反逆の歌姫たち 調香師 香りの美学
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クラシック

原名:Classique
種類:オード・トワレ
ブランド:ジャン=ポール・ゴルチエ
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:1993年
対象性別:女性
価格:50ml/9,000円、100ml/12,500円
公式ホームページ:ジャン=ポール・ゴルチエ

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価格:955円
(2020/8/8 20:52時点)
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1986年~1990年 マドンナのコーンブラ旋風

Madonna – Open Your Heart (Official Music Video)

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すべてはこの瞬間から始まりました。1986年11月にマドンナの「オープン・ユア・ハート」のミュージック・ビデオが放映されました。そのあまりにもエロティックかつハイセンスなファッションとダンスの振り付けは話題を呼び、全米No.1ヒットとなりました。

この時にコスチューム・デザインを担当していた男の名をジャン=ポール・ゴルチエ(1052-)と言います。そして、伝説のビスチェスタイルが誕生したのでした。それは、コルセットをファッションのデザインの中に取り入れていたゴルチエに注目していたマドンナによる大抜擢だったのでした。

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そして、マドンナは1990年の「ブロンド・アンビション・ツアー」の衣装をゴルチエに任せることにしました。こうして誕生したのが、ファッション界において、賛否両論を生んだコーンブラとビスチェをミックスしたステージ衣装でした。

マドンナはこのツアーにより、神と同じくらい有名な存在になりました。そして、彼女は、1990年にファッション・シーンを一瞬にして変えたのでした。それは、ファッション・デザイナーとミュージシャンの本格的なコラボレーションの始まりです。

ファッション・ショーの形は、この時、次の段階に進みました。そして、ポップスター達が、ファッション・アイコンになる流れを作り出したのです。

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ジャン=ポール・ゴルチエの初体験

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モデル:ジャロッド・スコット、ライアン・テン・ヘイケン。2014年SSに再リリース。

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モデル:ダフネ・フルーネフェルト。2016年。

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恐らくそれは古いコティの香りだと思うのですが、私のおばあちゃんが好きだった古めかしいパウダリーな香り。またはシャトレ座の一番前の席の香り。または除光液の香り。この香りのイメージはそういったもの全てです。

ジャン=ポール・ゴルチエ

そんなマドンナ旋風と共に浮上する形で一躍ファッション・シーンの寵児となったジャン=ポール・ゴルチエが1993年にはじめて生み出した香りは、当初「ジャン=ポール・ゴルチエ」の名で発売されました。

しかし、1995年にブランド初のメンズ・フレグランス「ル マル」が発売されるにあたり「クラシック」に改められました。

ある文化が成熟するためには、その文化の真髄を語るものと、その文化に興味を持たせるものの二種類が存在する必要があります。そして、「クラシック」は、まさにその後者の役割を担う代表的な香水なのです。

フローラルとフルーツが入り乱れる濃厚なオリエンタル・フローラルの香りは、ジャック・キャヴァリエにより調香されました。

エルザ・スキャパレリの「ショッキング」(1937)のパクリだと言われている、ゴルチエ自身によってデザインされたトルソー型ボトルデザイン(ブリキ缶も印象的)は、21世紀において益々希少性の高いフレグランスのボトルデザインと言えましょう。

何よりも、異様に多くのバージョンが存在する広告キャンペーンによって、フレグランス未開地の人々に香水というものに興味を持ってもらう導火線の役割を果たしました。

ちなみにこのブリキ缶は、非常にへこみ易いものなので、販売代理店にとても不評であり、そのことも海外(特に日本)で取り扱われない理由のひとつです。

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最も美しい自分の瞬間をボトルに封じ込めた香り

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モデル:ミッシェル・バズウェル。2009年。

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モデル:シャーリー・マルマン。

女性が鏡の前でコルセットをぎゅっと締める瞬間。そんな、うっとりと自分の身体に見惚れる至福のひと時を、ひと吹きに凝縮したような、ラム酒の祝福の宴のはじまり。それは、ラム酒をベースに、マンダリン・オレンジとベルガモットのジューシーな甘酸っぱさに、フルーティなピーチと洋ナシが絡み合うトップノートからはじまります。

すぐにアルデハイドとスターアニス、ローズがシナモンと共にその仲間に加わり、「女は女である」ことをあらゆる角度から実感させてくれます。

そして、ミドルにおいて、パウダリーなイリスバターに先導され、甘くも(甘ったるくも)官能的なフローラルシャワーが全身を包み込んでくれます。そこに、男性の欲情の視線を連想させるジンジャーが新鮮さとスパイシーさで香り全体に活気を与えてくれます。

最後に、クリーミーなバニリックかつアンバリームスキー=ソーピーな温かなドライダウンへと収束していくのです。それは真昼のセックスの後の程よい疲労感のような心地よい脱力感のようでもあります。

香水の一つの側面が、異性もしくは同性に対するセックス・アピールのための液体であることを、中学生にも容易に理解させたのが「クラシック」の存在価値なのです。

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キャヴァリエの妻が最も愛する香り

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モデル:オードリー・マルネイ、マリアカルラ・ボスコーノ、ミラグロス・シュモール(左から)。

女性のパワーとセクシーさのシンボルとしてコルセットを締めるその姿をフューチャーしたCMに登場するファッション・モデルは皆とても魅力的です。そして、ベッリーニのオペラ『ノルマ』の「カスタ・ディーヴァ」も見事にマッチしています。

この広告とボトルデザインと当時絶大であったゴルチエ人気の相乗効果により、「クラシック」は世界的な売り上げを記録しました。

最後に、実に面白い話なのですが、2019年にジャック・キャヴァリエが、「私が香りを調香する時に、私が愛するプワゾンアロマティック エリクシールが常に私の調香に影響を与えるように、私の妻が常に付けているクラシックも常に影響を与えるのです」と答えているところにあります。

あれほどにルイ・ヴィトンの極上の香りを身に纏いながらも、妻は、結局は長年のお気に入りの香りである「クラシック」に戻ってしまう、人間心理の不思議さなのでしょうか?とても興味深いものがあります。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「クラシック」を「フルーツオリエンタル」と呼び、「中身よりもパッケージが功を奏したゴルティエの「クラシック」は、今後も店頭から姿を消すことはないだろう。マネキンのような、女性の胴体部分にコルセットをつけたインパクトのあるボトルは、はっきりいって、トルソ型ボトルで有名なスキャパレリの「ショッキング」のパクリ。」

「ジャック・キャヴァリエ(ともあろうものが)の手によるこの退屈きわまりない香水は、非常に不愉快という点で「アマリージュ」といい勝負かも。缶詰のシロップ漬けオレンジのような甘ったるさと、どぎついパウダリーなバニラムスクの合わせ技にげんなり。薄っぺらくて鼻につんとくる、これ以上ないくらい安っぽい残香にもびっくり。」と1つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:クラシック
原名:Classique
種類:オード・トワレ
ブランド:ジャン=ポール・ゴルチエ
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:1993年
対象性別:女性
価格:50ml/9,000円、100ml/12,500円
公式ホームページ:ジャン=ポール・ゴルチエ

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トップノート:オレンジブロッサム、ブルガリアンローズ、イタリアンマンダリン、スターアニス、洋ナシ、ベルガモット
ミドルノート:プラム、アイリス、イランイラン、インド産ジンジャー、オーキッド、チューベローズ
ラストノート:アンバー、ムスク、シナモン、サンダルウッド、バニラ

ジャンポールゴルチェ Jean Paul GAULTIER クラシック EDT 50ml [011310/317152]

価格:6,490円
(2020/8/8 20:51時点)
感想(0件)

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