究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

世界最高峰の6人のインハウス・パフューマー(6ページ)

調香界のスーパースター達
調香界のスーパースター達
この記事は約2分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

2.クリスティーヌ・ナジェル(エルメス)

©Hermès

Christine Nagel
1958年、スイス・ジュネーヴ生まれ。
クリスティーヌ・ナジェルの全ての香水一覧
クリスティーヌ・ナジェルの全香水一覧(写真なし)

<代表作>
ギャロップ ドゥ エルメス(エルメス)
ラグーナの庭(エルメス)
イングリッシュ ペアー & フリージア(ジョー・マローン・ロンドン)
ナルシソ ロドリゲス フォーハー(ナルシソ・ロドリゲス)
ザ ワン(ドルチェ&ガッバーナ)
サムライ(アラン・ドロン)
シィ(ジョルジオ・アルマーニ)
グルマン コキャン(ゲラン)
ミス ディオール シェリー(クリスチャン・ディオール)
テオレマ(フェンディ)
ニュイ マグネティック(ザ・ディファレント・カンパニー)

1837年創業のエルメスが、香水販売をスタートしたのは、シャネルよりも遥かに遅く、ディオールよりも僅かに遅い1951年でした。それはエドモン・ルドニツカの調香によるオードゥ・エルメスから始まり、1961年の女性用のフローラル・シプレの香りカレーシュの発表によりエルメスの香水は、世界的に認められるようになりました。

そして、2004年にジャン=クロード・エレナがエルメスの専属調香師に就任し、伝説の〝庭シリーズ〟を発表したことにより、エルメスのフレグランスは、エルメスのレザー製品を購入は出来ないが、極めて高感度な一般層にまでアピールするラグジュアリー・アイテムになったのです。

エレナ就任10周年の2014年に、一人の女性調香師がエルメスの専属調香師に加えられました。その名をクリスティーヌ・ナジェルと言います。彼女は、パフューマーとしての専門的な教育を受けたことのない調香師でした。そんな彼女が、エレナの後継者に選ばれたのでした。

【特集記事】クリスティーヌ・ナジェル エルメスの専属調香師