エルメス

ギャロップ・ドゥ・エルメス (クリスティーヌ・ナジェル)

    香水名:ギャロップ・ドゥ・エルメス Galop d`Hermes オード・パルファン
    ブランド:エルメス
    調香師:クリスティーヌ・ナジェル
    発表年:2016年
    対象性別:女性
    価格:50ml/36,612円
    公式ホームページ:エルメス









    トップノート:サフラン、マルメロ
    ミドルノート:オスマンサス(金木犀)、トルコ産ダマスクローズ
    ラストノート:レザー、ホワイト・ムスク

    レザーの保管庫を訪れ、わたしはエルメスのレザー(しなやかで、心地よい弾力が宿る希少な天然レザー・ヴォー・ドブリス)に宿る女性らしさに気づきました。なめらかな手触りと気品。エルメスを象徴するこのレザーに乗る騎手として、私はローズを、それもトルコ産ダマスクローズを選びました。香りに張りがあって、革に負けない力があるからです。

    クリスティーヌ・ナジェル

    2016年9月1日に日本発売されたエルメスの新作フレグランス。その名の「ギャロップ・ドゥ・エルメス」とはフランス語で「エルメスの全速走行」を意味します。ローズとレザーという対極の香料を用いて、〝ローズとレザーの間で踊っているような〟躍動感の中から調和を生み出そうとしたエルメス専属調香師クリスティーヌ・ナジェルによる野心作。通常、ローズとレザーの組み合わせは、レザーがローズを圧倒してしまうのですが、クリスティーヌは、そうならないようにローズの中でも最も強い香りを持つトルコ産ダマスクローズを使用しました。

    そう、私はものの状態を〝転換〟させることが好きなのです。木を扱うときは水のように、花を扱うときは花の強さをとらえるというように。

    クリスティーヌ・ナジェル

    しかし、何よりも野心的なのは、女性用フレグランスに〝レザー〟の香りを選んだところにあります。洗練された深いトルコ産ローズと、優雅なレザーと、官能的なアニマル・ノートが三位一体になった〝女性の健康的な躍動する美〟を称えた奇跡的な香り。それはまるで、薔薇で出来たサドル(鞍)、もしくはレザーの花びらの薔薇の香り。

    鐙(あぶみ)のフォルムに象られたボトルに、オレンジのレザーコードが結ばれたかなり洗練されたボトル・デザイン(1930年8月1日に全米初のエルメスブティックがニューヨークにオープンした記念に作られたフラコンをモチーフにしています。ちなみのこのショップは、世界大恐慌により31年末に閉店します。)が、どこかケリー・バッグのフォルムも連想させ魅力的です。

    キャンペーン・フィルムのコンテンポラリー・ダンスの振り付けは、アンジュラン・プレルジョカージュによるものです。モデルはオティリア・シモンです。



    カテゴリー一覧

    ファッションアイコン(女優編)

    PAGE TOP