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【ディオール】ソヴァージュ(フランソワ・ドゥマシー)

クリスチャン・ディオール
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クリスチャン・ディオール
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ソヴァージュ

原名:Sauvage
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2015年
対象性別:男性
価格:30ml/10,890円、60ml/13,640円、100ml/17,490円
公式ホームページ:ディオール

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ディオールの10年ぶりのメンズ・フレグランス

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2001年(2001-2002秋冬のパリコレクションから)よりクリスチャン・ディオール初のメンズ・ライン、ディオール・オムを指揮したエディ・スリマンが、2003年以降、メンズフレグランスのクリエイティブ・ディレクターも兼任することになり、生み出されたディオール・オム初のメンズ・フレグランスが「ディオール オム」でした。

それはエディが調香界の若き貴公子・オリヴィエ・ポルジュとタッグを組み「21世紀に新たに付け加えられた男性にとってのエレガンスの最後のアイテムとしてのコロンの一提案」として創造されました(IFFにより製造された)。

アイリスを男性用フレグランスのために使用すべく、シャネルのNo.19からヒントを得た画期的な香りであり、アイリスの女性らしさとベチバーの男性らしさが巧みにブレンドされています。まさにメンズ・フレグランスにフローラル旋風を巻き起こすきっかけになりました。

それから10年の時を越えて、メンズ・フレグランスの新作として2015年9月2日に発売されたのが「ソヴァージュ」でした。〝ソヴァージュ〟とはフランス語で〝野生の、人の手の入っていない〟という意味です。キャンペーン・モデルとして、今までフレグランスの広告に出演することがなかったジョニー・デップが出演することになり話題になりました。

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ディオールの世界制覇の原動力になった香り

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「ミス ディオール」のミューズ、ナタリー・ポートマン ©DIORBEAUTY

「ジャドール」のミューズ、シャーリーズ・セロン ©DIORBEAUTY

2020年にコロナが到来するまで、世界中の百貨店や商業施設内にあるディオールのコスメカウンターが、シャネルのコスメカウンターの売り上げを抜かすことはありませんでした。ディオールにとってシャネルは、追い抜かすべきライバルでした。一方、シャネルにとってディオールは、ミーハーな客層を掴まえる事に熱心すぎる取るに足らないコスメブランドでした。

しかし、2020年代に、コスメブランド業界に地殻変動が起こりました。ディオールが各国で、完全にシャネルの売り上げを撃破していったのでした。その先遣部隊的な役割を果たしたのが、「ミス ディオール」でも「ジャドール」でもなくこの「ソヴァージュ」でした。

「ソヴァージュ」が「ブルー ドゥ シャネル」の愛用者及び将来の愛用者を奪い取ることにより、彼氏の部屋にある香水として、世界中の女性に、ディオールの魅力を潜在意識の中に埋め込んでいくことに成功したのでした。

ディオールの2020年代の飛躍は、間違いなく「ソヴァージュ」によって扉が開かれたと言っても過言ではありません。「ソヴァージュ」こそは、今では世界制覇を果たしたディオールにとってのアレキサンダー大王であり、ジンギスカンなのです。

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99%の男たちに向けて生み出された香り

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エドモン・ルドニツカが生み出したディオールの伝説の名香オー ソバージュ(1966)の名前の一部を引き継いだこの香りは、ライ・クーダーの音楽に乗って現れる、30年後の『ストリート・オブ・ファイヤー』のトム・コーディのような香りです。

「俺が必要なときはいつでも呼んでくれ」と言って去っていったベルガモットが、我が身に戻ってきた!そんな本能に響く、泡立つベルガモットに、ブラックペッパーとピンクペッパーと華北山椒のスパイスブレンドが、ピリリと甘くハートに火をつけてくれます。

〝永遠に失われない愛〟を内なる野性と共に解き放て!この香りがあらゆる年代の男性に安心感を与えるのは、この後に続く、男の色気を感じさせるメタリックなゼラニウムと、心を揺り動かす哀愁のラベンダーが、素肌に花を咲かせていくからです。と同時に、ベチバーとパチョリの渋い男っぷりの開花が、スパイシーなフランキンセンスを思わせるエレミを背景に、シンクロしてゆきます。

この香りには、今はもう失われた、ストレートな男の美学があります。それが香水愛好家にとって嫌悪を生み出していくのはしょうがありません。ディオールにとってのこの香りの対象者は、僅か1%ではなく、フレグランスをじっくり試して購入することはない99%の男性なのですから。

そんな、ディオールの〝ソヴァージュ理論〟に忠実に、シダー、ラブダナム、そして過剰なアンブロキサン®という男がまだ男らしかった時代のエレガンスを演出する香料の三銃士がクリーミーに満ち広がってゆきます。時代錯誤とまで言えるこの威風堂々とした男らしさが、自信を失いかけている世界中の男性を、間違いのない安定感で包み込んでくれるのです。

アンブロキサン®とは、海のしぶきのように生き生きとしたマリンウッディノートを生み出す貴重なアンバーグリスに由来する天然由来の成分。太陽に磨き上げられた男の汗が滴る肌の香り、海水を浴びた男の乾いた肌の香り、ミネラルの香り、辛くて甘い不思議な香り。女性の本能をよろめかせる永遠の謎の香り。

すべては21世紀のジョニー・ハンサム、ジョニー・デップのために生み出された香りと言っても、過言ではありません。ライ・クーダーの音楽によって、なぜかジョニー・デップがミッキー・ロークの姿と重なり、もう二度とかつてのうつくしい姿に戻れない男の哀愁を感じさせるのです。

この香りが、世界的なヒット作となったのは、この〝老いてゆく、かつて世界一美しかった男〟を広告イメージとして、〝老いの美しさ〟にまで昇華させることに成功させたからかもしれません。もし、若いアイドルを広告塔にしていたなら、そこそこは売れたとしても、ここまでの大ヒットとなることは出来なかったでしょう。

つまり、ジョニー・デップには、数々の名作を生み出すという戦場を駆け抜けてきた、本物の男=スターにしか醸し出せない、不思議なオーラがあるのです。

シャネルの「ブルー ドゥ シャネル」が、フランス映画なら、「ソヴァージュ」には、ハリウッド映画でリメイクしたような、華やかさと分かりやすさも同居しています。つまりは、ディオールはフランスらしさよりも、ハリウッドらしくあることを選択して、見事シャネルを凌駕する存在になったのでした。

不屈の名香ではなく、〝モンスター〟。女性用香水の〝モンスター〟が「ジャドール」なら、男性用香水の〝モンスター〟は「ソヴァージュ」なのです。2015年、ここにディオール・ユニバースのアダムとイブは誕生したのでした。

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香水データ

香水名:ソヴァージュ
原名:Sauvage
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2015年
対象性別:男性
価格:30ml/10,890円、60ml/13,640円、100ml/17,490円
公式ホームページ:ディオール


トップノート:ペッパー、カラブリアン・ベルガモット
ミドルノート:ゼラニウム、ラベンダー、華北山椒、エレミ、ピンクペッパー、ベチバー、パチョリ
ラストノート:シダー、ラブダナム、アンブロキサン®

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