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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ1 『オーシャンズ12』5(3ページ)

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作品名:オーシャンズ12 Ocean’s Twelve (2004)
監督:スティーブン・ソダーバーグ
衣装:ミレーナ・カノネロ
出演者:ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット/マット・デイモン/ジュリア・ロバーツ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アンディ・ガルシア/ドン・チードル/スコット・カーン/エリオット・グールド/カール・ライナー/ヴァンサン・カッセル



キャサリン・ゼタ=ジョーンズとジュリア・ロバーツ

キャサリン・ゼタ=ジョーンズの魅力が全開しているプロモーション写真。カール・ライナーの後頭部に注目!これは全員個別に撮影した写真を合成して作られた写真です。

こちらは出演者がみんなカジュアルな装いのプロモーション写真。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、1969年生まれで撮影当時35歳でした。

2002年『シカゴ』でアカデミー助演女優賞を獲得し、脂の乗りきっていたキャサリン・ゼタ=ジョーンズが、本作において、ブラッド・ピットと恋の駆け引きを行います。オーシャンズ11を追いかける女捜査官という役柄によるものもあり、仕事の出来るオンナを印象付けるハイセンスなスカートスーツ・スタイルで颯爽と登場します。一方、前作において紅一点で印象的だったジュリア・ロバーツ(1967-)は、ほとんど色物的な役柄と、骸骨のようなルックスが強調されたスタイルで、シリーズのヒロインの位置から転落していきます。

凛々しいショートボブのキャサリンのメイクアップが、他のどの作品よりも若々しい多面性を引き出しています。仕事に情熱を燃やす正義の人でありながら、恋に溺れる気質を持ち合わせ、クールでありながら、可愛らしい人。それはキャサリン・ゼタ=ジョーンズが最も愛しているメイクアップ・アーティスト・シンディ・ウィリアムズにより生み出されたものでした。ちなみに『ホーンティング』(1999)、『アメリカン・スウィートハート』(2001)、『シカゴ』(2002)、『ディボース・ショウ』(2003)、『ターミナル』(2004)、『幸せのレシピ』(2007)のパーソナル・メイクアップもシンディによるものです。

シンディは、他にも『メリーに首ったけ』(1998)、『愛しのローズマリー』(2001)、『スモーキン・エース』(2006)、『バーレスク』(2010)などのメイクアップも担当しています。



トレンチコートが最も似合うヘアスタイル=ショートボブ

イザベル・スタイル1
  • ブラックスカートスーツ、両肩に二連のスタッズつき
  • ブラックシャツ

トレンチコートには、ショートボブが似合う。

トレンチコートに最も重要なもの、それは張りのある肌(生地)感。

21世紀のショートボブの女神。

イザベル・スタイル2
  • ブラック・トレンチコート
  • ブラック・シャツ
  • ブラックレザー・グローブ
  • 黒のストッキング
  • 黒のハイヒールパンプス

もし極上のトレンチコートを着ていたら、中に何を着ているかは重要じゃないわ。・・・今まで観たどの犯罪映画でも、トレンチコートを着た魔性の女が、コートの下に何を着ているかなんて考えたことないわ。むしろ素敵なコートを脱いで欲しくないと願うばかり。・・・きっと昔の映画ではトレンチコートはミステリアスの象徴だったのよ。女の子がちょっと謎めいた気分の時は、トレンチコートがマストアイテム。本当にマストよ!サングラスをかけたら、もっと雰囲気が出るわ。

ニーナ・ガルシア

イザベルは、オーシャンズ11によるアムステルダムの犯行現場で、ラスティとの出会いを回想します。その犯行現場で彼女はトレンチコートを着て登場します。これ以後さらに二種類のトレンチコートで彼女は現われることになります。コスチューム・デザイナーのミレーナ・カノネロは、カップルが、愛憎関係の中、結ばれていく関係性を示す「大人の男女の恋の空騒ぎ」を象徴するファッション・アイテムとしてトレンチコートをチョイスしたのでした。敵対して「戦いの中で生きる二人の男女」が、トレンチコートを脱いでいる時に出会い、トレンチコートで武装して戦い、最後にはトレンチコートを脱いで元の鞘に収まるという流れを作るアイテムなのです。

だからこそ、この作品におけるキャサリン・ゼタ=ジョーンズのトレンチコートは、ブラッド・ピットが着るトレンチ・コートに匹敵するモード感に満ち溢れているのです。



そして、ブラックレザー・スーツ

貝のように口を閉ざすマツイの耳元に一言呟き、恐怖させるイザベル。

キャサリンは、訓練されたダンサーでもあるので、優雅な動きが出来る人です。

このシーンのキャサリンは、ジャンヌ・モローのようにクールです。

イザベル・スタイル3
  • ブラックレザー・ジャケット
  • ブラック・タイトスカート
  • 白のスタンドカラー・シャツ

私は現在より昔が大好きです。だから、1930年代に生まれていたらなと思うのです。そして、美しいパンツと、ヘッドスカーフとサングラスをつけて、映画スタジオで、フレッド・アステアやジーン・ケリーと踊れたら本望です。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

マツイを問い詰めるときのイザベルのレザースーツの物腰の格好よさ。ソダーバーグという禅学を人生の指針にしている勤勉な映画監督の精神を反映させたかのような佇まい。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ自身が、『メリー・ポピンズ』(1964)や『チキ・チキ・バン・バン』(1968)といったオールド・ミュージカルを愛するダンサーであり、その感性とダンス・スキルが、『シカゴ』におけるアカデミー賞を生んだように、動作が実に美しく、そして、クラシカルな往年の大女優のクール・ビューティーな気品に満ち溢れているのです。

サイズがフィットしているレザー・スーツは、そんなクール・ビューティーな女性の中に潜む野性の本能を予感させます。そして、それがまた彼女に妖しい魅力を与えるのです。



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