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【ディオール】ディオレラ(エドモン・ルドニツカ)

クリスチャン・ディオール
クリスチャン・ディオール
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ディオレラ

原名:Diorella
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:エドモン・ルドニツカ
発表年:1972年
対象性別:女性
価格:不明

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価格:1003円
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世界ではじめてのフレッシュ・フルーティ・フローラルの香り

©DIORBEAUTY

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©Christian Dior

「ディオレラ」は、私の誇りです。

エドモン・ルドニツカ

1972年にディオールより発売された「ディオレラ」は、当時のディオール・パルファムのゲネラル・マネージャー、ルネ・ブルドンの指揮により、エドモン・ルドニツカにより調香されました。シャネルの「No.5」(1921)、ゲランの「シャリマー」(1925)に次いで、驚くほど独創的なフレグランスとして次世代の調香師たちに影響を与えた第三の作品と言われる、フレッシュなフルーティフローラルの先駆的作品です。

1966年に同じ調香師により生み出されたメンズ・フレグランス「オー ソバージュ」が、男性と同じくらいの女性が着用していることにディオールは衝撃を受けていました。1960年代後半から1970年代前半に、若い女性がパンツスーツを着こなしメンズライクになっていたのでした。

真に独創的で素晴らしい香りの創造には時間がかかります。私は思いついた香水のアイデアをノートに書き留める習慣があります。現在88個目だが、これらのアイデアのうち、実際に使用されたり、実用されたものは10個にも満たない。幸いなことに、そのほとんどには年代がなく、今でも違和感のないアイデアだろう。

時折、私は未完成のアイデアを再び取り上げ、まったく新しい素材で取り組み、新たな創造の恩恵を受けることもあるのです。この香りはそうして生まれた香りでした。

エドモン・ルドニツカ

そんな1970年代の自由の精神を反映して生み出されたウッディ・シトラスの香りです。新鮮な柑橘類と熟した果実、ジャスミン、ハニーサックルのノートは、春の軽やかさと太陽の暖かさを瓶詰めにした、暖かさと冷たさ、大胆さとシャイさを併せ持つ香水が誕生したのでした。

しかし、「ディオレラ」は、「オー ソバージュ」からインスピレーションを得た作品ではありません。とルドニツカは断言しています。「私はまったく違うアイデアと処方でこの作品に取り掛かりました。共にシプレではありますが、それを除けがお互いに類似点は一切ありません。「オー ソバージュ」が「ディオリシモ」の息子だとしたら、「ディオレラ」は「オーソバージュ」の娘ではない「ディオリシモ」の孫娘と言えます。」

むしろ世界ではじめてのフレッシュ・フルーティ・フローラルの「ディオレラ」は、同じくルドニツカによるオー・フレッシュという香水の種類を生み出した香り「オー フレッシュ」(1953)の系譜に連なる香りと言われています。

同じ調香師によるシャネルの「クリスタル」に似た要素を多分に秘めている香りです。2009年に、ディオールの初代専属調香師フランソワ・ドゥマシーにより再調香され、再販されました。

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ジャン=クロード・エレナと奥様を結びつけた香り

©DIORBEAUTY

©Christian Dior

私が9~10歳くらいの頃、祖母が小遣い稼ぎによくジャスミンの花を摘みに行っていて、私も一緒に行くのが好きでした。摘み取りが終わると、ジャスミンを差し出し、汗の匂いとこの花の香りが混ざり合って、私に大きな官能的な感情を呼び起こしたのです。

このことは、私にとって大きなインパクトでした。香水の中にあるちょっと汗のような香り、それがクミンです。私に初めてエロティックな効果をもたらした香水は、ディオールの「ディオレラ」というもので、ジャスミンとクミンのアコードが含まれていました。それを着ていた女性が、私の妻になったのです。

ジャン=クロード・エレナ

ルドニツカがシプレの定義と考えるシトラスとオークモスとラブダナムのハーモニー、フランソワ・コティが定義したモダン・シプレのキーとなる大量のジャスミンと投与した香りです。

70年代のマニッシュな女性が、ライオンの鬣のような髪を揺らしながら、スリムなパンツスーツにピンヒールで溌剌と闊歩するような、自由を謳歌し弾けるレモンとベルガモット、(ミントのような)バジルのハーモニーからこの香りははじまります。すぐに朝露に濡れた緑の香りと共に、メロンのフルーティな香りが広がってゆきます。

そして、インドールの効いたジャスミンを中心に、花の蜜がかぐわしいハニーサックルや華やかなローズ、スパイシーなカーネーションなどのカラフルな花々に、熟れきったピーチが注ぎ込まれ、晴れやかなメロンと合わさり、花びらはぷくっと膨らみ、妖しげに切なげに花蜜を滴り落としていくのです。

そこに、オークモスとパチョリ、バジル、さらにクミンとシベットが加わり、とてもチャーミングな女性的な魅力に満ちたコケティッシュなイメージが生まれてゆきます。

やがて、ムスクの風に乗り、新鮮なものも、朽ち果てようとしているものも、妖しげなものも、艶やかなものも、すべてがフレッシュなまま優しく洗練された、それでいて人懐っこいフルーティなグリーンシプレの余韻に満たされてゆくのです。

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毛皮をミントの歯磨き粉で磨いた香りだ!

©DIORBEAUTY

©Christian Dior

これは毛皮をミントの歯磨き粉で磨いた香りだ!

チャンドラー・バール

ルドニツカは、ジャスミンの香りというテーマを驚くような転調で表現した。このシンプルかつ強烈な嗅覚のフォルムにおいて、ムスク、バルサム、バニラのハーモニーが生み出しがちな平坦で派手な響きを避け、交響曲ではなく室内楽を選んだ。

このテーマには、巨匠の妙技が現れている。彼の香水は呼吸し、リズムがあり、私たちが何度も体験したいという欲求を呼び起こす何かがある。

ジャン=クロード・エレナ


ボトル・デザインは、セルジュ・マンソーによるものです。広告のイラストを担当したのは、勿論ルネ・グリュオーです。

「新しい世代の精神を体現するために、自分自身の創造の過去をふるい落とし生み出したボトルデザインです」と回想するセルジュは、当時として先鋭的な素材を使って光と遊ぶように、透明なガラスのボトルに入った透明な香水を通して光を反射させるために、銀色の金属フレームを鏡のようにデザインしたのでした。

その出来栄えの良さに、ルネ・ブルドンは、当初契約していた二倍の報酬をセルジュに支払ったのでした。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「「オー ソバージュ」の6年後、1972年に発表されたディオレラには、ルドニツカの完成されたスタイルがはっきりと現れていて、「ル パルファム ドゥ テレーズ」で見られたような、豊かなウッディフローラルのアコードが甘いと同時にすがすがしく、ごく抽象的で特定の性別を感じさせないものになっている。」

「この香水に現れているルドニツカの特徴を定義してみようと思ったが、ハーブとビタミンBとライムのような香り、としか言い表せない。大きな声でいう勇気はないが、どことなく肉のような変わった匂いもする。」

「かつてディオレラはボヘミアンシックの真髄を表したものとして女性向けに作られ、優雅でもあり退廃的でもある。熟れ過ぎたメロンのような変わった香りをしていた。」

「現在売られているものはローマ帝国の滅亡以降、健康や安全に関して出されたどんな布告にも反しないことは間違いなく、以前のものよりもよりドライで男性的になっている。これはオー ソバージュをさらに完成させたもので、お金を払えば手に入る最高の男性向けに入ると私は思っている。」と5つ星(5段階評価)の評価をつけています。

更に2009年版(現行版)については「優れたアコードをもつ香水は、ちょっとやそっとのダメージに負けないのだろう。オリジナルに比べて、2009年版「ディオレラ」はノイズが増え、ディテールがおろそかになった感はあるが、全体の印象は崩れていない。退廃的なまでの豊かさは薄れたが、まだまだオリジナルのよさを残している。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ディオレラ
原名:Diorella
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:エドモン・ルドニツカ
発表年:1972年
対象性別:女性
価格:不明


トップノート:メロン、グリーンノート、バジル、ベルガモット、シチリア産レモン
ミドルノート:モロッコ産ジャスミン、シクラメン、ハニーサックル、カーネーション、ピーチ、ローズ
ラストノート:パチョリ、ムスク、オークモス、ベチバー

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