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【ディオール】ディオール オム スポーツ(フランソワ・ドゥマシー)

クリスチャン・ディオール
©DIORBEAUTY
クリスチャン・ディオール
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ディオール オム スポーツ

原名:Dior Homme Sport
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2008年、2012年、2017年、2021年
対象性別:男性
価格:75ml/13,200円、125ml/17,600円
公式ホームページ:ディオール

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初代ディオール オム スポーツ<2008年>

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2001年(2001-2002秋冬のパリコレクションから)よりクリスチャン・ディオール初のメンズ・ライン、ディオール・オムをスタートさせたエディ・スリマンは、元々1997年にイヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュのメンズラインのクリエイティブディレクターに抜擢されるも、2000年にイヴ・サンローランがグッチ・グループに買収され、ディオールに移籍することになりました。

ディオール・オムが社会現象と言えるほどに大旋風を巻き起こし、2003年夏に3年間の契約延長をし、メンズフレグランスのクリエイティブ・ディレクターも兼任することになりました。そして「ハイヤー」に引き続きエディ・スリマンが関わった香りが、2004年に誕生した、ディオール・ラ・コ レクシオン・プリヴェの「ボア ダルジャン」、「オー ノワール」、「コロン ブランシュ」の3つのユニセックスの香りでした。

さらにこの延長線上に生み出されたディオール・オム初のメンズ・フレグランスが、2005年の「ディオール オム」でした。それはエディが調香界の若き貴公子・オリヴィエ・ポルジュとタッグを組み「21世紀に新たに付け加えられた男性にとってのエレガンスの最後のアイテムとしてのコロンの一提案」として創造されました。

アイリスを男性用フレグランスのために使用すべく、シャネルのNo.19からヒントを得た画期的な香りであり、アイリスの女性らしさとベチバーの男性らしさが巧みにブレンドされています。まさにメンズ・フレグランスにフローラル旋風を巻き起こすきっかけになりました。

それは、それまでメンズ・フレグランスにおけるフローラル(この香りまで10の香りしか存在しない)と言えば、ラベンダーとローズしかなかったフローラルにおける「第三の男」を生み出した瞬間でした。

さらにこの後、「オー ノワール」と「コロン ブランシュ」の調香師であるフランシス・クルジャンと共に2007年に生み出したのが、「ディオール オム コロン」でした。最後に、より若い年齢層(20代前半)をターゲットに2008年に生み出されたのが「ディオール オム スポーツ」でした。こちらはフランソワ・ドゥマシーにより調香されました。

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〝究極のスポーツ〟と呼ばれる初代と四代目。

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「スポーツ」には、「ディオールオム」の重要な世界観を構築していたアイリスとカカオは存在しません。代わりに、ジンジャーが主役に躍り出ています。はじまりは、夏に愛されるような、心躍る爽快なグレープフルーツとベルガモット、レモンのシトラスシャワーを浴びるような感覚からはじまります。

スポーツと名の付く香りの真骨頂は、5分後に、生み出される世界にあると言われています。ほとんどの香りが、(主に合成香料の影響による)強烈なパワーで圧倒するか、気の抜けたコーラのようになってゆき、ウルトラマンのような活躍しかしないものなのですが、この初代「ディオールオムスポーツ」には、スポーツの決定版のような隙のない香りの変化があります。

シトラスシャワーがエレミ樹脂によりクリーミーに温められる中、シュワっとピリリと爽快なジンジャーが満ち広がってゆくのです。ただ、爽快なだけでなく、ラベンダーやローズマリーのハーブの煌めきも加わり、滑らかにひとまとめになってゆきます。

スポーツという言葉の隅っこに絶えず存在する繊細さがこの香りの中にはあります。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「ジンジャー石鹸」と評し、「「ディオール オム」愛用のプレイボーイに、運動をすすめるような安易(だが適切)なネーミング。そしてオリジナルのスポーツタイプともいえるボトルデザイン。エディ・スリマンが今もディレクターを務めていたら、どちらも一蹴していたことだろう。」

「中身は「エンヴィ フォー メン」のホットジンジャーと「アリュール オム」系の野心的なボディソープを、足して2で割ったような香りだ。まとまりがあって心地よい。残香のドライウッディも不快感はない。スポーツフレグランスらしさを加えたハートノートは、いささか老成した雰囲気をもつ若い男性にぴったりだ。やや退屈だが、大ヒットの予感がする。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。


トップノート:グレープフルーツ、ベルガモット、アマルフィ・レモン、エレミ樹脂
ミドルノート:ベチバー、ヴァージニア・シダー、ジンジャー
ラストノート:サンダルウッド、ローズマリー、ラベンダー

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二代目ディオール オム スポーツ<2012年>

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初代スポーツよりも、より強化されたレモン=シトロンに、ジンジャーが注ぎ込まれ、ピリっと弾けるような、高揚感溢れるスパークリング・ワインの煌めきからこの香りははじまります。

すぐに初代にはなかったアイリスが花咲かせ、「ディオールオム」のパウダリーな気品を広がらせ、シダーウッドとひとまとめになってゆきます。そして〝エレガントなスポーティーさ〟という奇跡の気品を生み出します。

キャンペーン・モデルとしてジュード・ロウが継続。ピーター・リンドバーグによって、リビエラでヴィジュアル撮影が行われました。


トップノート:シトロン、ジンジャー・フラワー
ミドルノート:タスカン・アイリス
ラストノート:グリーン・ノーツ、シダー

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三代目ディオール オム スポーツ<2017年>

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力強く、駆け抜けるように始まるこの香りは、まるで永続的に夜空を翔る流れ星のように、心震わす喜びに包まれる決して終わらない物語です。

フランソワ・ドゥマシー

(前2ヴァージョンを凌駕する)弾ける爽快感に包まれるシトラスシャワーの中に、梨の瑞々しさが、サクっとした触感を与えてくれます。そんな元気いっぱいのオープニングから一転して、すぐにゼラニウムがスパイスとブレンドされ、ベースのベチバーと絡み合い、優しいフレッシュ感がずっと続いていきます。

ドライダウンするにつれて輪郭を現すサンダルウッドが香り全体を温かく包み込んでくれます。今までのスポーツよりもさらに都会的で、洗練されていて、よりフルーティかつスパイシーですが、オリジナル版の持ち味だったジンジャーと、2012年版の持ち味だったアイリスを放棄してオレンジと梨が追加されています。

キャンペーン・モデルは、ディオールオムの顔ロバート・パティンソンです。時代を反映したニューヨークのラグジュアリー・ストリート・ムードに合わせた香りです。


トップノート:グレープフルーツ、ブラッド・オレンジ、シトロン・エッセンス、レモン、梨
ミドルノート:ピンクペッパー・エクストラクト、ナツメグ、ゼラニウム
ラストノート:ハイチ産ベチバー、サンダルウッド

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四代目ディオール オム スポーツ<2021年>

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ディオール オム スポーツ」の特徴的なフレッシュさを再解釈し、ボクサーのアッパーカットのようなパンチを詰め込みました。これは屈託のない自由なエレガンスの概念で新たなる生を受けた、全く新しい作品です。

フランソワ・ドゥマシー

四代目スポーツは、前三作とは全く違う精神で生み出されたスポーツです。あなたがまるで太陽そのものであるように溌剌としたカラブリア産ベルガモットのジューシーで滑らかな煌めきからこの香りははじまります。すぐにイタリアンレモンが注ぎ込まれ、アルデハイドにより、はっとするような、まるで弾けるオレンジのような胸が高鳴るフレッシュな輝きに満たされてゆきます。

さらにピンクペッパーとエレミが加わり、スパークリングワインのように、素肌の上でシトラスシャワーはみるからに伸び伸びと透き通るような爽快感と共に駆け抜けてゆきます。やがて、ひとすじの静寂のフランキンセンスが、軽やかさの中に、清涼感と気高さを加えてゆきます。

この香りは、フランソワ・ドゥマシーの最後のスポーツ・フレグランスであり、彼の若き日の、1960年代から80年代にかけてのスポーツ系フレグランスへと原点回帰した〝究極のスポーツ〟と言えます。

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香水データ

香水名:ディオール オム スポーツ
原名:Dior Homme Sport
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2008年、2012年、2017年、2021年
対象性別:男性
価格:75ml/13,200円、125ml/17,600円
公式ホームページ:ディオール


トップノート:レモン、ベルガモット、アルデハイド
ミドルノート:エレミ、ピンクペッパー
ラストノート:フランキンセンス、アンバー

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