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【シャネル】ココ オードゥ パルファム(ジャック・ポルジュ/フランソワ・ドゥマシー)

シャネル
©CHANEL
シャネルジャック・ポルジュフランソワ・ドゥマシーブランド調香師香りの美学
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ココ オードゥ パルファム

原名:Coco Eau de Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:シャネル
調香師:ジャック・ポルジュフランソワ・ドゥマシー
発表年:1984年
対象性別:女性
価格:50ml/14,300円、100ml/20,350円
販売代理店ホームページ:西武・そごうeデパート

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感想(1件)

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ココ・シャネルの歌が聴こえてきます。

イネス・ド・ラ・フレサンジュ、1985年 ©CHANEL

イネス・ド・ラ・フレサンジュ、1985年 ©CHANEL

イネス・ド・ラ・フレサンジュ、1987年 ©CHANEL

イネス・ド・ラ・フレサンジュ、1988年 ©CHANEL

「ココ」は私のオリエンタルの解釈になった。それはヴェニスからはじまりヴェニスで終わる。「シャリマー」はあなたをインドに連れていくだろう。「オピウム」はマラケッシュに。しかし、「ココ」が必ずあなたをヴェニスに連れ戻してくれる。

「パヒューム・レジェンド」マイケル・エドワーズ

18歳のとき修道院を出たガブリエル・シャネル(1883-1971)は、1903年、20歳のとき、ムーランの小さな靴下屋に店員として雇われます。その時に、ステージ歌手になることを夢に見て、「ラ・ロトンド」というカフェ・コンサートホールでコーラスガールとして掛け持ちで働くようになりました。

そして、彼女は「Qui Qu’A Vu Coco?」を持ち歌にするようになり、ココという愛称で呼ばれるようになりました。

時は過ぎ、1970年に彼女の最後の香りが完成したとき、当初は「ココ」という名で発売される予定でした。しかし、シャネル自身が、ボトルのラベルをプリントする寸前に「N°19」に香りの名を変更したのでした。

さらに時は過ぎ、1984年にシャネルの三代目専属調香師ジャック・ポルジュ(と補佐役のフランソワ・ドゥマシー)が初のウィメンズ・フレグランスを発表したとき、ついに「ココ」の名は陽の目を見ることになるのでした。

さらに、同年、カール・ラガーフェルド(彼自身は生前のシャネルとの面識はない)により、シャネルはファッション・ブランドとしても不死鳥のように蘇りました。まさにこの香りは、〝シャネルの復活祭〟をセレブレイトする役割も担うことになったのでした。

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甘くて辛いオリエンタル・スパイシーな香り

シャローム・ハーロウ、1997年 ©CHANEL

マノン・フォン・ゲルカン、1997年 ©CHANEL

ジャック・ポルジュは、この香りを調香するにあたり、はじめてパリのカンボン通りにあるガブリエル・シャネルのアパルトメントを訪れました。そして、シャネルの生前そのままに保存されている三部屋に置いてあるヴェネチアの鏡や、東洋のコロマンデルといった調度品の数々と、彼女の勤勉さを示す膨大な書物、そして、部屋全体から感じ取る異次元のような空気に圧倒されたのでした。

私は「N°5」や「N°19」に対して、常々、抽象的な花々の香りだと感じていました。しかし、私が彼女のアパルトメントで感じたのはそれとは全く違う〝バロック〟という感覚でした。

その感覚は彼女の初期の香りである「キュイール ドゥ ルシー」(1924)や「ボワ デ ジル」(1929)、「シコモア」(1930)の方が近いと感じました。

「N°5」や「N°19」が抽象的な花々の香りだとすると、「ココ」はアンチフローラルな香りと言えるでしょう。そして、オリエンタルというよりもバロックという言葉の方がしっくりきます。

ジャック・ポルジュ

フレッシュなマンダリン・オレンジとジューシーなピーチが、アルデハイドによりかき混ぜられ、フルーティーな洋酒のように濃厚さを増す甘い香りから「ココ」ははじまります。

すぐにスパイシーなカーネーションの仄かな風に乗って、(ウスパルタで収穫されたターキッシュローズのダマセノンによる)馥郁なローズとクリーミーなイランイラン、インドールたっぷりなジャスミンがパチョリによって溢れんばかりの生命力を放ちます。

やがて、(メチルイオノンにより)アイリスとバイオレットのようなパウダリーフローラルの花びらが旋回する中、焼け付くようなクローブとシナモンがベースのアンバーと呼応し、相反する要素を内包する「豊満な官能性」を示すように温かく「ココ」は輝きます。

ドライダウンは、ヴェニスのゴンドラに揺られるが如く、オリエンタルを象徴するラブダナム、トンカビーン、バニラ、サンダルウッドの四重奏に、アニマリックなシベットとイソEスーパーが加わり、艶やかさが与えられることにより、香りは最後の最後に空前絶後の輝きを放つことになるのです。

「ココ」は、1977年のイヴ・サンローランの「オピウム」から始まったオリエンタル・フレグランス・ブームの集大成と言えるものでした。

この香りがゲランの「サムサラ」に与えた影響は少なくないと言われています。ボトル・デザインはジャック・エリュによるものです。

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「オピウム」を越えたオリエンタルの香り

ヴァネッサ・パラディ、1991年 ©CHANEL

©CHANEL

©CHANEL

ヴァネッサ・パラディ、1994年 ©CHANEL

広告キャンペーンのミューズとして、1984年から1990年にかけてイネス・ド・ラ・フレサンジュ、1991年から1994年にかけてヴァネッサ・パラディ(「ココ」のイメージからは程遠い)、そして、1997年はシャローム・ハーロウマノン・フォン・ゲルカンが起用されました。

その多くが、ココ・シャネルのアパルトメントで撮影されました。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「ココ オードゥ パルファム」を「エレガントスパイシー」と呼び、「ココは歴史的な流れから見た方がいい。1977年にイヴ・サンローランがジャン・ルイ・シュザックの手によって「オピウム」を世に送り出したとき、香水界には衝撃が走った。驚くほど新しく、官能的で類を見ない香りをもち、名前もパッケージもまさにぴったりだった。30年経っても、これは完璧なトーンダウンの好例ととして見ることができる。」

「続く数年間、誰もがオピウムを超えようとしたが、成功しなかった。1984年に作られたココは目標を越えた初の香水で、近年、調香師のパレットに加わった香料ダマセノンの効果もその一助となっている。ダマセノンには複雑でくすんだ、エキゾチックなドライフルーツの香りがある。その60年ほど前に作られた「ミツコ」のラクトンのように、配合したものを和らげ、明るさを与える動きをもつ。」

「ココは見事なできばえを見せ、今に至るまで超えるものは現れていない。クリツィアの「テアトロ・アラ・スカラ」はいい線までいったが、とはいえ、ココにはかなり時代遅れの感があり、あと10年か20年しないと古くさい80年代のイメージを払拭できないだろう。その頃にもまだ作られていて、皆が改めて新鮮な気持ちで試せることを祈ろう。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ココ オードゥ パルファム
原名:Coco Eau de Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:シャネル
調香師:ジャック・ポルジュフランソワ・ドゥマシー
発表年:1984年
対象性別:女性
価格:50ml/14,300円、100ml/20,350円
販売代理店ホームページ:西武・そごうeデパート


トップノート:コリアンダー、シチリア産マンダリンオレンジ、ピーチ、ジャスミン、ブルガリアン・ローズ
ミドルノート:プロヴァバンス産ミモザ、クローブ、チュニジア産オレンジ・ブロッサム、クローバー、ローズ、イランイラン
ラストノート:ラブダナム、インドネシア産パチョリ、アンバー、サンダルウッド、ブラジル産トンカビーン、ソマリア産オポポナックス、シベット、バニラ

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感想(4件)

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