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『007は二度死ぬ』Vol.5|いつか三大怪獣がやって来そうな若林映子様

ボンド ガール
ボンド ガール
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彼女こそが正式な5代目ボンドガール

元々女優としての野心がほとんどなかった若林映子(1939-)様は、1965年に再婚しており、この作品を最後に女優を引退する予定でした。

本作の前にも1960年にロモロ・マルチェリーニ監督のイタリア映画「レ・オリエンターレ」、1961年にルイジ・フィリッポ・ダミーコ監督のイタリア映画「Akiko」、さらに同年、フランツ・ピーター・ウィート監督の西ドイツ映画「遥かなる熱風(香港から来た女)」においては、『地獄に堕ちた勇者ども』のヘルムート・グリームと共演しており、当時の日本人女優としては珍しいほどに海外撮影の経験が豊富な女優でした。

Akiko - Film completo colorizzato - commedia 1961 若林 映子
Titolo: AkikoAnno: 1961Genere: commediaPellicola originale in bianco-neroRegia: Luigi Filippo D'Amic...
Bis zum Ende aller Tage (1961)
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だからこそ当初、浜美枝様が演じたキッシー鈴木役(原作に登場するのはキッシーだけ)を彼女が演じる予定でした。そして、英語が話せない二人は、撮影前に三ヶ月間英国で子供のいる英国人家庭にホームステイすることになり、プライベートレッスンを受けました。

本契約のあと、1966年6月にイギリスに行って。ドーチェスターで、真ん中で仕切れる二つの部屋を借りて、浜さんと一緒に滞在しました。ひとつは二人の寝室で、もう一つは英語を勉強する部屋。2人の先生がいて、一人はセリフを教える高齢の舞台女優さん。もう一人は英語の日常会話を教える先生でした。毎回、1時間半~2時間、1日おきぐらいに教えてもらいました。その合間に宣伝用の写真も撮りました。(SCREEN オンライン 2023年9月9日インタビュー)

しかし、美枝様の英語力が上達しなかったため、英語での意思の疎通が求められる公安エージェント・スキ役を映子様が演じることになり、役名をアキへと改めることになりました(美枝様の声は吹き替えされたが、彼女の声はそのまま使用されました)。

この作品には、メインのボンドガールは3名おり、そのうちの2名は日本人女優なのですが、タイトルとエンディングにおける映子様の名前の位置は、ショーン・コネリーに次ぐ2番目となっております。その事実が、彼女こそが、本作における正式な5代目ボンドガールということを示しています。

さらに言うと、ゴジラ映画の印象が強い二人の東宝女優の出演が、いつかどこかで、ゴジラ・モスラ・キングギドラの三大怪獣が到来しやしないかとひやひやさせてくれるのでした。

菅井きん(1926-2018)もオーディションを受けたのですが、水着になるのが嫌で途中で辞退したという都市伝説があります。

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日本人女性の魅力。それは間違いなくストレートの黒髪。

ストレートの黒髪にサブリナパンツで軽やかに走るどこかボーイッシュな映子様。

サックスブルーのワンピースで地下道を走る姿でもそうだったのですが、軽やかな身のこなしは、身体能力の高さと物腰の優雅さを同時に感じさせます。

オードリー・ヘプバーンもグレース・ケリーもブリジット・バルドー、アンナ・カリーナもそうなのですが、美しい女性は、身体能力が高く、走れる女性なのです。

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アキのファッション2

パンツルック
  • グレイベージュのオーバーサイズのボーイフレンド・セーター
  • ブルーネイビーのサブリナパンツ
  • 白のテニスシューズ

神戸港で撮影されたアクション・シーン。

ボンドは物語の中盤まで、映子様と共に日本列島を股にかけて八面六臂の活躍を見せます。

ルイス・ギルバート監督とショーン・コネリーと共に。映子様は、多くのヨーロッパ映画に出演した経験があり、外国人に怖じ気づかずに、すぐ馴染んだという。

ダークスーツのジェームズ・ボンドをサポートする公安エージェント・アキ。

笑顔が美しい映子様

彼女こそ、元祖”スパイを愛したスパイ”です。

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アキのファッション3

ピンクドレス
  • ピンクのシフトドレス(ローンドレス)。7分丈のベルスリーブ
  • ベージュのスリングバックパンプス

日本の庭園に相性の良い爽やかなピンクドレス。ウイスキーはもちろんサントリーオールド。

60年代の東宝映画にやたら登場するピンク・ファッション。それをトーホーピンクと呼ぶ。

首の長い映子様に合わせた美しいネックライン。

ドレスの全容が分かるスクリーンショット。

煙草を吸う映子様。パンプスの形状がよく分かる写真。

コクーンシルエットのピンクドレスが紅一点として映えます。

このドレスのサイドからの形状がよく分かる貴重な写真。

妙にハイテンションなショーン・コネリー。

そして、真ん中に丹波哲郎。1966年、鹿児島の夏。

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アキのファッション4

着物
  • 鯱の様なヘアスタイル
  • ネイビーに縁取りの花柄。全体的に薄いネイビーの着物。金の帯

映子様の首の長さが着物を映えさせます。

当時、ショーン・コネリーは「着物姿の日本女性はセクシーじゃない」とコメントしていました。

真ん中に丹波哲郎。常に堂々としている。

すごい絵です。着物美女とタンバとボンドとヘリと姫路城。

1960年代の海外映画としては驚きの、しっかりした着物の着付け。

バックスタイルも美しい。

明らかに映子様と話しているときのコネリーは、映画の中よりも生き生きしていました。

作品データ

作品名:007は二度死ぬ You Only Live Twice(1967)
監督:ルイス・ギルバート
衣装:アイリーン・サリバン
出演者:ショーン・コネリー/若林映子/浜美枝/丹波哲郎/カリン・ドール/ドナルド・プレザンス