アルベルト・モリヤス

アクア・ディ・ジオ (アルベルト・モリヤス)

    香水名: アクア・ディ・ジオ Acqua di Giò オード・トワレ
    ブランド: ジョルジオ・アルマーニ
    調香師:アルベルト・モリヤス
    発表年:1995年
    対象性別:女性
    価格:50ml/6,480円、100ml/9,612円
    公式ホームページ:アルマーニ・ビューティー








    ★★★★☆ メロン・ミュゲ

    流行雑誌に出てくるモダンなインテリア風の香水といえばよいか。ステンレスの配管がむきだしの、生活感のない広々としたロフトに、ちょっとだけモダンな家具を配した感じ。子供がクッションとクッションの間に人形を押し込んだりしたらデザイナーに怒られそうだ。香りは90年代に生まれた清潔感あふれるフローラル、自分には純白のカーペットこそふさわしいと信じる人のための香水だ。レモンが香るフレッシュな陽光をイメージしたミュゲの名香「ディオリッシモ」と、グリーン・フルーティ・フローラル系のクールな女王「クリスタル」(どちらも創作の原点は、伝説の調香師エドモン・ルドニツカ)の流れをくんで1995年に誕生したもの。担当したのは、エドアール・フレシエとフランソワーズ・キャロン、いずれもありふれた素材からでも深みのある際立った香水を作り出す類い稀なる才能の持ち主だ。清潔感溢れるフローラルに、今や流行のひとつになったメロンの爽やかな香りを加え、ドライダウンにはピーチが香るが、けっして後を引かない。この香水は「トミーガール」や「エンヴィ」をはじめとするアメリカンなフローラル系香水の先駆けとなった。素晴らしい作品。― タニア・サンチェス

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    トップノート:ピオニー、パイナップル、ムスク・ウォッカ、ヴァイオレット、ピーチ、バナナ・リーフ、レモン
    ミドルノート:フリージア、リリー、ジャスミン、ヒヤシンス、イラン・イラン、リリー・オブ・ザ・ヴァレー、ローズ、カロン
    ラストノート:サンダルウッド、アンバー、ムスク、シダー、シソーラス


    マリーンノートを代表するフレグランス。マスカットとフローラルの爽やかな香りのアンサンブル。ジョルジオ・アルマーニがヴァカンスを過ごすパンテッレリーア島(アフリカに最も近いイチリアの島)から感じる「自由」と「火山島から沸き立つ天然の水」のイメージを香りにしたもの。パンテッレリーア島はワインの産地でもあり、そんなマスカットの香りを前面に打ち出しています。

    ロードゥイッセイ」に使用され世界的なセンセーションを巻き起こした合成香料カロンが使用されています。当時フィルメニッヒ社に在籍していたジャック・キャバリエが創作したロードゥイッセイに対抗して、同社の調香師アルベルト・モリヤスが生み出した香り。

    1995年の広告キャンペーンに登場しているモデルは、後に『イングロリアス・バスターズ』(2009)『女は二度決断する』(2017)のダイアン・クルーガー(1976-)です。フォトグラファーは、ピーター・リンドバーグでした。



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