エルメス

モンスーンの庭 (ジャン=クロード・エレナ)

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香水名:モンスーンの庭 Un Jardin Apres la Mousson オード・トワレ
ブランド:エルメス
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2008年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/17,604円
公式ホームページ:エルメス

エルメス HERMES モンスーンの庭 50ml EDT SP fs 【あす楽】【香水】

価格:6,458円
(2019/6/12 02:31時点)
感想(51件)



★★★★☆ フローラル・ペパー

ジャン=クロード・エレナの手になる庭園シリーズの3作目で、斬新な「地中海の庭」と、気むずかしい「ナイルの庭」の次に発売された。エレナは革新的かつ洗練されたすばらしい調香師で、この作品は楽しむだけでなく、尊敬に値するものだ。中心のアコードはアイデアがすばらしく、皮膚につけると同時にすべてを味わえて、いちばん楽しめる。メロン、トウガラシ、ドライペッパーの実が、私の鼻に、矛盾を内包したフルーティノートとなって、ただの唐辛子とハバネロ唐辛子が区別できるほどにリアルだ。エレナの技はここではほとんど教育的だ。香りを嗅ぐと、解説用のビデオ映像のように、構成がそれぞれに分かれノートは時間をずらして顔をのぞかせ、フレッシュでみずみずしい効果を繰り出しながらも、ずっと抽象的なままだ。今までは、最近のエルメスに見られる、少し蒼ざめた感じの創作を批判していた。だがこの場合、ここでは芸術的な表現に欠かせないものとして納得ができる。完璧に調律された香水によくあるように、この調香は初めて嗅いだときの印象より、ずっと力強い。秀逸だ。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

トップノート:フローラル・ノーツ
ミドルノート:カルダモン、コリアンダー、ペッパー、ジンジャー、ジンジャー・フラワー
ラストノート:ベチバー、ロンゴザ

エルメスの専属調香師ジャン=クロード・エレナは、ポール・セザンヌの「感覚を研ぎ澄まし、自然を読む」という言葉を念頭に、「庭園」シリーズを創造していると言う。そんな彼の手による、「地中海の庭」「ナイルの庭」に続く、エルメスの「庭園」シリーズ第三弾。それまで全二作が、アフリカ大陸ゆかりの香りだったのが、ここでは一転してユーラシア大陸の心臓部ともいえるインドをテーマにした香りとなりました。

インドには、さまざまな色彩、香り、音に満ち溢れています。それはまさにカオスです。調香師を職業とする私でさえも混乱させられるくらいです。そして、それがインドの魅力でもあるのです。

ジャン=クロード・エレナ

2回にわたりインドのケララ州を旅したエレナ(1回目は1週間、2回目は10日間)は、「ジンジャーと水」をベースに、そこで遭遇したモンスーンの後で、大地が静けさを取り戻していく姿を香りにしました(本当の名前は「モンスーンの後の庭」)。葉の上の水滴や湿り気を帯びた大地など、水を、植物として、<香りで翻訳してみたいという明確な意図で創られた香りです。

アーユルヴェーダ(世界三大伝統医学のひとつ)発祥の地であり、世界最大の香辛料の産地であるインドのスパイス貿易の中心だったケララは、観光地としても(特にヨーロッパ人に)人気が高い、年間の平均気温が28度から35度の熱帯海岸性気候の地です。

天地がひっくり返るようなモンスーンの後に、大いなる大地の息吹に目覚め、再生されていく新緑の香りを表現した香り。それが「モンスーンの庭」です。スパイシーなオゾンノートから始まり、すぐにそれが消え、ジンジャーと水を中心とした大地に根ざした香りが浮き上がってきます。カラフルなフローラルのマルチカラーではなく、深みのあるグリーンで統一された〝前人未到の香り〟がそこにはあります。

ちなみにこの香水は、エルメスのフレグランス史上最大ともいえる失敗作と言われています。そのことに関してエレナ自身は、「恐らく、モンスーンというネーミングにも問題があったのでしょう。ヨーロッパ人にとってモンスーンとは、大災害を連想させるはずです。モンスーンではなく〝雨の後の庭〟という名にすべきでした」とコメントしています。

【並行輸入品】 【ミニサイズ】 エルメス HERMES モンスーンの庭 EDT 7.5ml [006352]

価格:2,000円
(2019/9/22 22:05時点)
感想(1件)

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