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『007 リビング・デイライツ』Vol.6|マリアム・ダボという高田みづえに似たボンドガール

ボンド ガール
ボンド ガール
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ナース服が似合いすぎているカーラ

カーラのトレンチコートに匹敵するほど魅力的だったファッションは、ほとんど一瞬に近かったナース・コスプレ姿です。そして、さらにその後の後半のシーンで登場するソ連軍のコスプレ姿のカーラもとてつもなく魅力的でした。

こういう風にカーラのファッションについて追いかけてみるとひとつの事実が浮き彫りになります。それはカーラが、ボンドガールという領域を飛び越えて、主役も同然に活躍していたという事実です。

この作品が面白いのは、ティモシー・ダルトンが、『ローマの休日』のグレゴリー・ペックのように世間知らずの女の子を一人前の女性へと導いているように見えるところにあるのです。

このナース服姿のカーラは反則過ぎます。

ナースキャップも見事にかぶりこなしています。

そして、ソ連兵のキャップも・・・

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プーシキン夫人のファッション

プーシキン夫人を演じるヴァージニア・ヘイ(1952-)は、撮影当時34歳でした。オーストラリアのクージーというシドニー郊外のビーチの近くで生まれた彼女は、178cmという長身を生かし、ファッションモデルとして活躍し、ジョージ・ミラーの『マッドマックス2』(1981)のウォリアー・ウーマン役で映画デビューを果たしました。

彼女の着る二つのワードローブは、どちらも大人の女性のエレガンスに満ち溢れていました。

白地に黒のポルカドットのデイスーツ。80年代的なモード感に溢れています。

ボンドに乗り込まれたときのプーシキン夫人。ガーターストッキングが艶やかでした。

そして、プーシキン暗殺時のドレス。当時大流行していたサテン生地に透かしドット。

どこかシノワズリなのも当時の流行です。

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カーラ・ミロヴィ・ルック5

シルクガウン
  • 水色のシルクガウン

ボンドとのアイコニックフォト。

素晴らしいドレープの効いたロングガウンです。

ちゃんとチェロには銃痕が残っています。

エマ・ ポーテウスのデザイン画。

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カーラ・ミロヴィ・ルック6

サファリルック
  • グレージュに白ストライプのシャツ
  • 茶色の細ベルト
  • カーキ色のパンツ
  • キャメル色のショルダーバッグ
  • 茶色のショートブーツ

シャツのストライプの良くわかる写真。

マルベリーのようなショルダーバッグ。チェックが特徴。

どこか『モガンボ』のグレース・ケリーのサファリ・ルックを連想させます。

ブーツを履いている事がわかる写真。

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カーラ・ミロヴィ・ルック7

カフタン
  • エメラルドグリーンのカフタン
  • 同色のシフォンストール


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カーラ・ミロヴィ・ルック8

柿色のドレス
  • 柿色のロングドレス
  • カルティエのネックレス

首元にはカルティエから提供されたネックレス。

このボートネックのドレスの色がとても個性的です。

作品データ

作品名:007 リビング・デイライツ The Living Daylights (1987)
監督:ジョン・グレン
衣装:エマ・ ポーテウス
出演者:ティモシー・ダルトン/マリアム・ダボ/アンドレアス・ウィズニュースキー/ジェローン・クラッベ/ジョー・ドン・ベイカー