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ボンド ガール

『007 リビング・デイライツ』Vol.4|マリアム・ダボとニュー・マネーペニー

ボンド ガール
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魅力的なポスターモデルの正体

シースルーのスパゲッティストラップ・ホワイトドレスの後ろ姿がすごく印象的な『007 リビング・デイライツ』のポスターのモデルは、フィットネス・モデルであり女優志願だったキャシー・スタンジェルです。

彼女は4時間500ドルでこの仕事を引き受けました。こういったビジュアルイメージの積み重ねこそが、タイムレスなジェームズ・ボンド像を作り上げていったのです。

キャシー・スタンジェルと最も有名な本作のポスター。

本作以降、水着美女に囲まれたジェームズ・ボンドの集合写真は一切撮影されることはなくなりました。そして、悪党の豪邸のプールサイドに美女達を侍らしている描写もなくなりました。それにしてもティモシー・ダルトンは本当に居心地が悪そうです。

ジェームズ・ボンドと7人の美女たち。

何気にこちらは9人です。

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伝説になった有閑マダムの誘惑シーン

「どこかにいい男いないかしら?」

「一緒にいかが?」

死闘の後、クルーザーに落下し、電話を借りるボンド。『一時間後、いや、二時間後に戻る』

かとうれいこ式ビキニ

オープニング・アクションで登場する、実に印象的な有閑マダム・リンダを演じたベル・アヴェリーは、80年代なかばに大流行したショルダーストラップなしのビキニを着ています。

彼女は、現在は映画プロデューサーとして、サメ映画史上最高のヒット作となった、ジェイソン・ステイサム主演の「MEG ザ・モンスター」(2018)をプロデュースしたりしています。

さていよいよメイン・ボンドガールのオリビア・ダボの登場と相成ります。

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カーラ・ミロヴィ・ルック1

リトルブラックドレス
  • ボートネックのリトルブラックドレス、バックシルエットはV字オープン

どこかオードリー・ヘプバーンに似た雰囲気のオリビア・ダボ。

それはこのLBDがジバンシィを連想させるシルエットだからでしょう。

撮影のためにチェロの弾き方をみっちりトレーニングしたオリビア。

チェロがすごく似合う女優さんです。

ブロンド美女でありながら日本人がなぜか親しみを覚えるルックス・・・

それは公開同時人気のあった高田みづえにそっくりなルックスのためでしょう。

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ニュー・マネーペニー登場

アストンマーティンV8 ヴァンテージトニュー・マネーペニー。

キャロライン・ブリス

1982年にアメリカのテレビドラマでダイアナ妃を演じたキャロライン・ブリス(1961-)は、二代目マネーペニーとして、ロイス・マクスウェルの後を継ぎ登場します。

ボンドに対して、「音楽が好きだったの?私の部屋にバリー・マニロウを聴きにこない?」という素敵なセリフを放つのですが、ボンドに軽くいなされてしまうのでした。それにしてもバリー・マニロウと言えばこの曲でしょう。

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マネーペニー・スタイル1

ホワイトブラウス
  • カシュクールのような白ブラウス
  • タイトスカート
  • ボストン眼鏡

もう理想的なタイムレス秘書ルックです。

腰の辺りに認識票があるのがとてもカッコいい。

このブラウスのバックシルエットはとても美しい。

ずれかけのボストン眼鏡があざとすぎます。

2作品だけでなく彼女に続投してもらいたかったです。

ボンドさえもあたふたとする謎の空気がまたいい!

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マネーペニー・スタイル2

ブラックブラウス
  • ポロネックのブラックブラウス
  • チャコールグレーのラップスカート
  • ブラウンのレザーベルト

この二人の相性は抜群でした。

オールブラックにワンポイント、ブラウンのベルト。

ポロネックのブラウス。

作品データ

作品名:007 リビング・デイライツ The Living Daylights (1987)
監督:ジョン・グレン
衣装:エマ・ ポーテウス
出演者:ティモシー・ダルトン/マリアム・ダボ/アンドレアス・ウィズニュースキー/ジェローン・クラッベ/ジョー・ドン・ベイカー