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グッド ガール ゴーン バッド (アルベルト・モリヤス)

    香水名:グッド ガール ゴーン バッド Good Girl Gone Bad オード・パルファム
    ブランド:キリアン
    調香師:アルベルト・モリヤス
    発表年:2012年
    対象性別:女性
    価格:50ml/36,720円
    販売サイト:高島屋オンライン




    トップノート:ジャスミン、オスマンサス、メイローズ
    ミドルノート:インド産チュベローズ、スイセン
    ラストノート:アンバー、シダー

    リアーナが2007年5月に発表した3枚目のアルバムと同じ名を持つ「グッド ガール ゴーン バッド」。しかし、どちらかというとオスマンサスとチュベローズが主役のこの甘い香りのイメージをビジュアルで表現するならばコブラ・スターシップが2009年に発表し、全米No.7ヒットになった「グッド ガールズ ゴー バッド」だろう。

    コレクション「イン ザ ガーデン オブ グッド アンド イーブル —エデンの園で紡がれるアダムとイブの物語— 」からの一品であり、その華やかな香り立ちは、正統派クラシック・セレブ・スタイルというよりも、現代的なラグジュアリー・クラブ・スタイルにぴったりです。

    ヨーロッパの育ちの良いお嬢様や、ロースクールに通う才女が、禁断の扉を押し開けてしまう「エデンの園にある禁断の果実」の香りです。今まで決して道を外れないで生きてきたお嬢様が、売春婦のような派手なメイクと服装で堕落していく瞬間。または、きりっと後ろに束ねた髪に、眼鏡とスカートスーツで身を固めているキャリアウーマンが、その髪と眼鏡を解放する瞬間を表現した香りです。

    数々のそういった女性を堕落への道へと引きずっていったであろう(コニャックで有名な)ヘネシー家の御曹司、キリアン・ヘネシーがクリエイティブ・ディレクターをつとめる「キリアン」だからこそ許されるコンセプトです。

    ちなみに、この香りを男性が付けこなすと、どんな美女であろうとも陥落させてしまうドンファンの香りへと転生を遂げてしまう「危険な甘い香り」なのです。

    アプリコットのような甘美なオスマンサス(キンモクセイ)とフレッシュでイノセントなジャスミンサンバックのブレンドからこの誘惑の香りははじまります。そして、すぐにメイローズと官能的なナルシス(スイセン)が扇情的な熱を放ちます。最後に、チュベローズのミルキーな無邪気さと、シダーウッドとアンバーの静謐さが、全ての甘き香料に絡まり合い、もう逃れられない背徳の罠に身を委ねる覚悟を教えてくれるのです。

    このような魔性の香りを調香出来る人は、世界中においてアルベルト・モリヤスをおいて他にいません。

    そして、そんな香りを包み込むアール・デコ調の白いミニクラッチが成金趣味たっぷりです(キリアンというフレグランスが必ずしも洗練と同義語ではない由縁)。その白いボトルケースの上を黄金蛇が這うデザインは、大仰なボトルデザインと共に、一歩間違えると悪趣味になりかねないギリギリの最後の一線を踏みとどまっています。

    日本に上陸していなかった、最後のラグジュアリー・メゾン・フレグランス「キリアン」が、ついに2018年冬に三越日本橋と日本橋高島屋に初上陸し、2019年3月からは、伊勢丹新宿店 メンズ館と大阪難波の高島屋でも販売されるようになりました。このことにより、フレグランスの値段の相場が、3万円台であっても、びっくり仰天する金額ではないという感覚をファッション感度の高い人々に与えるようになっているのです。



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