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クリスティナ・ウェイボーン 『007 オクトパシー』5(6ページ)

ボンド ガール
ボンド ガール
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作品名:007 オクトパシー Octopussy(1983)
監督:ジョン・グレン
衣装:エマ・ ポーテウス
出演者:ロジャー・ムーア/モード・アダムス/クリスティナ・ウェイボーン/ルイ・ジュールダン/スティーヴン・バーコフ

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本作で一番人気のボンドガールは実は彼女だった。

敵に捕われたボンド救出のために、胸元の開いたドレスで敵を誘惑する。

さらに「悩殺!太ももチラリ大作戦」。ラテン女の最強の武器=ムッチリ太もも。このベタな展開に、男達はどうしても目が離せない。

そして、極めつけの〝投げキス〟。普通なら最初から罠だと気づくはず。

太ももチラリ大作戦で、ボンドを見事に救出したティナ・ハドソン嬢。この作品の主役は実はボンドガール達なのだ。

胸元に深いVラインが入ったホワイトワンピース。

ビーバップハイスクールに出てきそうな面構え。

ビアンカ・ルック 悩殺!太ももチラリ大作戦
  • ホルターネック・ホワイトワンピース、サイドスリット入り
  • 白とブラウンのレザーベルト
  • ベージュのオープントゥハイヒールサンダル
  • チェーンネックレス

主題歌の前に登場するだけの一人のボンドガールが、結局は全てのボンドガールの見せ場をさらってしまったのでした。そのボンドガールの名をティナ・ハドソンと申します。全く公式情報が存在しない彼女は、後にプレイボーイ誌においてオールヌードを公開した後、ボリウッド・デビューする予定でした。しかし、その話が流れ、彼女のキャリアにも終止符が打たれたのでした。

マリリン・モンロー七年目の浮気』で着ていたようなホルターネックのホワイトワンピースのスリットからチラリと見える褐色の太ももに、ラテン系特有の逞しい面構えのギャップ。80年代とはラテン系美女の大躍進時代でもありました。そんな時代の狼煙を上げるかのように、超小型ジェット機アクロスターBD-5が昇天するかのように、ティナ・ハドソンは、この瞬間を生き、永遠のラテン・ビューティー・アイコンになったのでした。

それにしても、この分かりやすい展開こそが、のどかな古き良き時代の、浪花節ならぬムーア=ボンド節なのです。

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80年代を代表するパワーショルダー

新しく登場したマネーペニーの助手ペネロプ・スモールボーンは、

パワーショルダーのジャケットを着るキャリアウーマンでした。

そんな彼女のデスクにはパソコンが完備されています。

ボンドから花束を渡されるペネロプ。ちなみにマネーペニーには一本だけ。

残念ながらペネロプはレギュラーにはなりませんでした。

ちなみにマネーペニーは次作まで登場することになります(彼女とQがいてこそのボンドムービーだと私は思う)。

知的な雰囲気の英国美女でした。

ペネロプ・スモールボーン・ルック パワーショルダー
  • 白のパワーショルダージャケット
  • 黒のペンシルスカート
  • 黒の細ベルト
  • 黒のパンティストッキング
  • ブラック・ハイヒール・パンプス

マネーペニーが橋渡しするかのように新しい秘書ペネロペ・スモールボーンが登場します。演じるのは、『大脱走』『将軍』の脚本家であり人気作家のジェームズ・クラベルの愛娘ミカエラ・クラベルです。

それにしてもボンドムービーを時系列で見ていると、ファッションの流れがよく分かります(『男はつらいよ』シリーズを時系列で見ていると日本人のファッションの流れがよく分かるように)。この作品から女性のジャケットはパワーショルダーになっています。