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メゾン クリスチャン ディオール GINZA SIX店【全国フレグランス×香水聖地ガイド2022】

全国フレグランス聖地ガイド
@DIORBEAUTY
全国フレグランス聖地ガイド香りの美学
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メゾン クリスチャン ディオール GINZA SIX店

場所 東京・銀座
住所 東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックスB1F
電話 03-6280-6041

通常のディオールのコスメカウンターでは扱われないディオールの最高級フレグランス・コレクション「メゾン クリスチャン ディオール」において、悪名高い〝香料が明かされていないんです〟接客を覆す女性フレグランス・スペシャリスト様がGINZA SIXにおられます。
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ディオール式フレグランス販売術

大丸心斎橋店 @DIORBEAUTY

まずはおさらいからはじめましょう。ディオールのコスメカウンターでフレグランスを購入する時に、私たちは大きく二パターンの接客に遭遇します。

それは(現在たいしたフレグランスのトレーニングを行っていないディオールにおいて)そのBA様自身の香水愛好家としての豊富な知識によって、香りについて的確な説明をして頂ける奇跡的なパターンと、ただ配布された資料(公式サイトに記載されている内容以上ではない)を見て、香料をひとつやふたつ上げて(もしくは何もわからなければムスクとだけ答えて、または面倒くさそうな表情で)説明するパターンの二パターンに分かれます。

残念ながら、最初のパターンの接客が出来るBA様は、大きなディオール・コスメカウンターの中でも一人おられるかおられないかです(限定品が好きな客層&若年層を取り込むマーケティング戦略によって、騒がしく品のない店舗が増えてきています)。

そんなディオールが、最上級ラインのフレグランスである「メゾン クリスチャン ディオール(MCD)」の店舗をまず東京に二店舗(GINZA SIX、表参道ヒルズ)出店し、2019年9月20日に三店舗目を大阪の心斎橋大丸店に出店しました。2022年4月現在、藤崎仙台、日本橋タカシマヤ、渋谷パルコ、梅田阪急へと七店舗に拡大中です。

メゾン・ディオールのスペシャリストの方々は、ルイ・ヴィトンのフレグランス・スペシャリストの方々のように長年フレグランスを販売してきたプロフェッショナルを雇用した訳ではなく、フレグランス・スペシャリストの試験に合格した方々が店舗にて接客を行っています(現在では表参道店のようにスペシャリスト不在の店舗も存在しています)。

「NOを連発する接客を受けたければMCDに行こう」という程、〝香料はほとんど明かされていない〟〝いいえ違います〟という言葉が飛び交っていたMCDにおいて、2021年に大阪に、救世主が現れました。

梅田阪急の〝一人の若き女性フレグランス・スペシャリスト様〟の登場です。しかし、この方が2022年2月末に退職され、フエギアに転職されたことにより、すっかり西日本は、『暗黒時代』へと戻りつつあります。

つまり、『暗黒時代』とは、〝何かお探しですか?〟→ムエットに香りを吹きかけ、笑顔で、黙っていれば、お客様は決めてくれるだろうという【お客様と香りを繋ぐストーリーテリングを一切行わない『どうですか?接客』】のことを指します。

一方、東日本においては、日本橋タカシマヤとGINZA SIXに素晴らしいスペシャリストの方々が数名活躍しておられます(渋谷パルコにも、スペシャリストではないですが、素晴らしい男性スタッフの方がおられます)。

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関西出身の元保育士さんのフレグランス・スペシャリスト

@DIORBEAUTY

GINZA SIXにおいて今年で4年目を迎えたこの女性フレグランス・スペシャリストの方は(ディオールにはフレグランス・エキスパートという肩書きが存在するが、エキスパートは接客に専念できないため、純粋にフレグランスの接客に専念したい方々はスペシャリストに留まる傾向が強いです)、びっくりするほど、ディオール的接客とはかけ離れた方です。

それはかつて、梅田阪急において、ディオール・フレグランスの救世主であるとご紹介した、現在は退職された若き女性フレグランス・スペシャリスト様(乃木坂メンバーに居そうなまだ20代の素敵な女性)が、4年間在籍していたらこの方のようになっただろうと想像に難くないほど、笑顔を絶やさず、0.1秒で、通常のディオール・カウンターでは感じることのない香水愛を感じさせて下さる方です。

もうマスク越しからでもよく分かる笑顔ではじまる「いらっしゃいませ!」の声の響きから、引き寄せられるような〝明るさ〟に満ちています。声の響き、本当に大切ですよね。

関西出身のこの方は、元々関西で保育士をしておられたのですが、ご自身の溢れんばかりの香水愛が抑えきれなくなり、(当時は関西にMCDがひとつも存在しなかったため)GINZA SIXのMCDのフレグランス・スペシャリストとして転職されたと言う、筋金入りの香水愛好家の方です。

「ディオールの記事をはじめとする、カイエデモードの記事を愛読してます」と仰るだけあって(当初私はカイエデモードであることを名乗り出ませんでした)、香水が創られた背景やストーリー、世界観などの説明がびっくりするほど素敵です。

特に、保育士というバックグラウンドが〝おかあさんといっしょ〟のおねえさんのような、溌剌とした元気いっぱいの手振り身振りを交えた、優しく寄り添うような接客で、楽しくワクワクさせてくれます。

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ひとつひとつの香りを本当に愛しておられることが分かる方。

是非この香りについて詳しくご説明させてください

このスペシャリスト様の口癖が、繰り返されるたびに、本当にこの方はMCDのひとつひとつの香りを愛されているのだということがよく伝わり、とても嬉しくなります。

そして、ひとつひとつの香りに対する説明がとてもお上手でしかもとても丁寧です。一方的にお伝えするのではなく、お客様とその香りを繋いでいこうとする姿勢が本当に素晴らしいです。それでいて知識をひけらかすところがなく、親しみやすいのです。

この方の接客がMCD(とディオール・フレグランス全般)の最高峰である理由を以下箇条書きさせて頂きます。

  1. クリスチャン・ディオールの歴史をよく勉強しておられ、その歴史とMCDの香りの世界観を見事に結びつけている。
  2. 過去のディオールの香りを探求する姿勢(びっくりすることに、ディオールは「ディオリシモ」を創造したエドモン・ルドニツカや、「ジャドール」を創造したカリス・ベッカーの偉大さについて全くトレーニングしていないので、基本的にスペシャリストは彼らの存在は知りません。下手をすると、ディオールのすべての香水はフランソワ・ドゥマシーが創造したと考えるスペシャリストまでいる始末です)。
  3. ディオールの香水は、コスメを購入したついでにお土産感覚で購入するべきという、ディオール気質を一切持たず、香水愛に満ちた対応が出来る。
  4. 他ブランドの香水を含む香水愛の深さ。
  5. ディオールを本当に愛し、お客様に本当のディオールの魅力を伝えようとする姿勢から伝わる心の美しさ。
  6. 香水初心者の方に対しても、親しみやすい実に丁寧な接客姿勢(ディオールにおいては奇跡的とも言えます)。

他にも挙げればきりがありません。

しかし、何よりもこの方が素晴らしいのは、ディオールのスペシャリスト達の口癖とも言える

会社からほとんど香料が発表されていません。

という言葉を封印し、ひとつひとつの香りの世界観について一生懸命お客様に伝えようとしている姿勢の素晴らしさです。

この方からひしひしと感じるのは、通常のディオール・フレグランス以上に、こだわりの調香が成されているメゾン・ディオールの香りの真髄をお客様にお伝えするのが自分の役割であるという、商品に対する誠実さです。

ちなみにこの方の通常のディオール・フレグランスに対する説明も素晴らしく、MCDを購入するわけでなく、気楽にディオール・フレグランスを購入したいお客様にとっても、とんでもなく素晴らしいディオールの香水体験をしてくれる方だと思います。

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