究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

長谷紅

フェイ・ダナウェイ

『俺たちに明日はない』Vol.2|1960年代後半、ベレー帽が大流行する。

フェイ・ダナウェイ(1941-)扮するボニー・パーカー(1910-1934)にベレー帽を被らせるというアイデアは、コスチューム・デザイナーのセオドア・ヴァン・ランクルのものではありません。それは元々、本物のボニーが、ベレー帽を愛用していたからでした。
フェイ・ダナウェイ

『俺たちに明日はない』Vol.1|フェイ・ダナウェイのボニー・ルック

映画が、本格的にファッション業界全体に影響を与えるようになったのはいつかと考える時、絶対に忘れてはならない作品があります。それは『俺たちに明日はない』です。この映画が製作され、公開された1967年以降、映画がファッション業界に与える影響は、決定的なものとなりました。
ジェームズ・ボンド

【007/ロシアより愛をこめて】帰ってきたジェームズ・ボンド

100万ドルの低予算で作られた第一作目『007/ドクター・ノオ』の世界的な大ヒット(60倍以上の売り上げをあげる)を受けて、翌年2倍の予算をかけて製作された007シリーズ第二弾の本作は、ジョン・F・ケネディも絶賛したイアン・フレミングの原作に忠実に作られました。
スポンサーリンク
ボンド ガール

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.6|ダニエラ・ビアンキとロッテ・レーニャ

ダニエラ・ビアンキ(1942-)扮するタチアナ・ロマノヴァのうち巻きのショートボブのヘアスタイルは、現代においても全く違和感のないヘアスタイルです。このヘアスタイルに、60年代を象徴する〝心が躍るようなカラフルな色使い〟のカジュアルエレガンスなファッションが組み合わされているのです。
ボンド ガール

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.5|女優業に全く野心のない21歳の大富豪の娘、ダニエラ・ビアンキ

ダニエラ・ビアンキという女優は、ほぼ全ての演技を監督のテレンス・ヤングの言うがままに行ったと言われています。彼女自身、女優業に全く野心のない21歳の大富豪の娘だったからでしょうか?そのリラックスしたムードが史上最高のボンドガールを生み出したとも言えます。
ボンド ガール

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.4|歴代ボンドガールNo.1ダニエラ・ビアンキ

21世紀において、ボンドガールのステイタスはその歴史の積み重ねの中で飛躍的に高くなりました。そんなボンドガールが最もボンドガールらしかった時代。つまりジェームズ・ボンドのアクセサリーとしてボンドガールが存在した時代において最も人気のある人が、ダニエラ・ビアンキなのです。
ジェームズ・ボンド

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.3|ショーン・コネリーとロバート・ショウ

本作においてトータルで8種類のスーツとタキシードを着たジェームズ・ボンド。埃まみれになっても、鼠の大群に襲われても、もちろんヘリコプターに襲撃されても、スーツスタイルを貫き通す愚直なエレガンス。
ジェームズ・ボンド

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.2|ジェームズ・ボンドとグレーのスーツ

公開当時、スクリーンで、ジェームズ・ボンドがイスタンブールで4種類のスーツをチェンジしていたことが分かる人はいなかったはず。さらにVHSで自宅で鑑賞できるようになってからも、ダークグレーとライトグレーの二種類のスーツを着ているなとしか認識できなかったはずです。
ジェームズ・ボンド

『007/ロシアより愛をこめて』Vol.1|「スーツ姿で戦う男」ジェームズ・ボンド

作中、ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーは、ほとんどスーツもしくはタキシードを着て登場します。ここまで徹底的にフォーマルに決めているボンドが見れる作品は、この作品以外には存在しません。この作品によって「ジェームズ・ボンド=スーツ」のイメージは確立しました。
ゲラン

【ゲラン】ウード ヌード(デルフィーヌ・ジェルク)

「ラール エ ラ マティエール(芸術と貴重なる生の素材)」コレクションのリニューアル一周年を記念して、2022年9月より発表されたのが、ウードの三作品【三連星】です。そのうちのひとつ「ウード ヌード」は、デルフィーヌ・ジェルクにより調香されました。
その他の伝説の女優たち

【去年マリエンバートで】ココ・シャネルとデルフィーヌ・セイリグ

本作品がデビュー作となるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の存在感も凄いのですが、その衣装のほとんどが現役バリバリのココ・シャネルがデザインしたものであることも話題になりました。
その他の伝説の女優たち

『去年マリエンバートで』Vol.5|シャネル2011年春夏コレクション

最後に、ココ・シャネルがデザインしたのかもしれないナイトガウンと、カール・ラガーフェルド時代のシャネルにおいて、この作品にオマージュを捧げたコレクションをご紹介させてください。
その他の伝説の女優たち

『去年マリエンバートで』Vol.4|ココ・シャネルがデザインしなかった二着のフェザードレス

シャネルのシンプルなエレガンスがあればこそ、シャネルがデザインしなかった白と黒の2着のフェザードレスは、『去年マリエンバートで』に浮遊感を与える両翼(=善悪の彼岸を生み出すドレス)になり得たのでしょう。
その他の伝説の女優たち

『去年マリエンバートで』Vol.3|シャネルの3着のリトルブラックドレス

ココ・シャネルのデザインした衣装は、3着のリトルブラックドレスを含め合計8着になります。そのどれもが極めてシャネルらしく、時が過ぎても色褪せるどころか、逆に、女性が華やかにエレガントだった時代を教えてくれます。
その他の伝説の女優たち

『去年マリエンバートで』Vol.2|空を飛べる!シャネルのホワイトドレス

主人公「女A」を演じるデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)の動きは、後のファッション・ムービーやフォトに多大なる影響を与えました。そして、この動きの元は、撮影のエキストラとして参加していたディオールのファッション・モデルでした。
その他の伝説の女優たち

『去年マリエンバートで』Vol.1|ファッション業界にもっとも影響を与えた映画

『去年マリエンバートで』は、シャネルの衣裳が映画の中で最も輝いた作品でした。そして、この作品ほどファッションフォトやキャンペーンムービー、ランウェイ、デザインといったあらゆるファッションに関わる物事に対して、現在に至るまで、影響を与え続けている作品はありません。
オードリー・ヘプバーン

【パリで一緒に】エッフェル塔を盗んだ娘

『麗しのサブリナ』(1954)で共演したオードリー・ヘプバーン(1929-1993)とウィリアム・ホールデン(1918-1981)が再び共演したロマンティック・コメディ映画。ユベール・ド・ジバンシィが衣装を担当したオードリーの主演作の中で、最も知名度の低い作品です。
オードリー・ヘプバーン

『パリで一緒に』Vol.4|オードリーとジバンシィのピンクドレス

『パリで一緒に』は、オードリーの作品の中で知名度の高い作品ではありません。しかし、この作品がもし1962年から63年にかけて『シャレード』の前に公開されていたなら、知名度はもう少し高かったはずです。
オードリー・ヘプバーン

『パリで一緒に』Vol.3|オードリー・ヘプバーンとリトルホワイトドレス

ファッション感度の高い女性は、ベルト選びに余念がありません。オードリーのこのリトルホワイトドレスが、彼女の魅力を引き出しているポイントは、水色のベルトと鳥篭のようなスカートのシルエットのバランスにあるのです。
オードリー・ヘプバーン

『パリで一緒に』Vol.2|マレーネ・ディートリッヒとトニー・カーティス

白のベントレーから颯爽と現れるマレーネ・ディートリッヒ。クリスチャン・ディオールのブティックに入るまでの僅か15秒間の出演です。当時60歳とは思えない美貌とスタイル。それは逆の意味で言えば、僅か15秒間だから、かけることの出来た魔法のようなもの。
スポンサーリンク
スポンサーリンク