全国フレグランス聖地ガイド

メゾン クリスチャン ディオール

スポンサーリンク

メゾン クリスチャンディオール
★☆☆☆☆ 東京・銀座、表参道
公式ホームページ

香りがどれほど素晴らしかろうとも、結局は、全ては販売員に委ねられることを、ラグジュアリー・フレグランスを扱う会社は知らなければならない。なぜ、カルティエは、素晴らしいフレグランスを創造していながら、日本にそのフレグランスを上陸させないのだろうか?なぜ、ルイ・ヴィトンは自社の香りを販売するために、第二陣に分けて、グラースに販売員を派遣したのでしょうか?全ての答えはこういうことです。そのブランドの商品に対する販売員の姿勢がどれだけ本気か?もしくはそういった販売員を育てる気概がどのブランドにあるのか?というリトマス試験紙が、それぞれのブランドにとってのフレグランスなのです。

皆様は「メゾン クリスチャン ディオール」というディオールの最高級フレグランス・ラインをご存知でしょうか?23種類という膨大なコレクションであり、ディオールの専属調香師フランソワ・デュマシーが商業主義に捉われずに自由自在に自分が創造したい香りを生み出したコレクションです。

香り自体は、本当に素晴らしい数々の香りなのですが、問題なのは、メゾン クリスチャンディオールを取り扱う二店舗(GINZA SIX表参道ヒルズ)にあります。

メディアに取り上げられている上辺の部分と、その実態のお粗末さのギャップがここまで顕著な例も珍しいと言えます。

例えば、ボア ダルジャンのアニック・メナード版とドゥマシー版についての違いについて、どのフレグランス スペシャリストも説明できませんでした(どうもどなたもメイクアップ・アーティストと兼業しているようである)。それぞれの香りの世界観の説明レベルに関しても、最低基準でした(そういった説明が全く出来ない人もいました)。

フレグランスのカウンセリングを行うということは、それを行う人間に最低限のフレグランスIQが求められます。そして、もうひとつ香りのストーリーを語る能力が求められます。それはまるで戦場における良き兵士のように訓練されたもののみが立てる戦場、それがフレグランス・カウンセリングなのです。ましてやメゾン クリスチャンディオールというクリスチャン・ディオールの最高峰のフレグランスであるなら尚更です。

過去を売るのではなく、未来を売る」のが本来のプロ販売員に求められる姿勢です。

それにしても、最近のディオールは、どういったトレーニングをしているのでしょうか?トレーナーは存在するのでしょうか?コスメカウンターにおけるシャネルとディオールの香水に対する商品知識のレベルは差が開いていくばかりです。

最近のディオールのコスメカウンターを見てみましょう。インバウンドで溢れかえるこの状況の中、実戦トレーニングをろくに受けていないBA(ディオールではビューティシャンと呼ぶ)が氾濫している事実。楽して手を抜いて戦争に勝つ経験を積み重ねることによって生まれるのは、慢心のみです。そして、その慢心の先にあるのは、衰退なのです。

メゾン クリスチャン ディオールを調香したフランソワ・ドゥマシーは間違いなく泣いているでしょう。そして、メゾン クリスチャン ディオールは、パルファン・クリスチャン・ディオール社におけるディオール・フレグランス販売に対する認識の甘さを象徴する建物になる危険性をはらんでいます。

過去に、数回に渡り、なぜこの価格帯のフレグランスが、売れなかったのかをパルファン・クリスチャン・ディオール社は、真剣に考える必要があります(ある種、お客様に対する背信行為を重ねてきた)。その答えは、ビューティシャンに対して、的確なフレグランス教育を怠り(恐るべきことに、ジャドールを創造したカリス・ベッカーについて知るビューティシャンは1%にも満たない)、表面的なトレーニングでやり過ごそうとしてきた社風にあるのです。いっそのこと、ルイ・ヴィトンのフレグランス・スペシャリストの下で丁稚奉公した方がいいのではないでしょうか?

それほど、お粗末なメゾン クリスチャン ディオールでした。そりゃ、1万円台のミニボトル販売をしないと売れないはずだ。

全国フレグランス聖地ガイドに戻る

スポンサーリンク

最新の投稿

更新カレンダー

2019年8月
« 7月  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

ファッションアイコン(女優編)

PAGE TOP