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【ディオール】ラッキー(フランソワ・ドゥマシー)

クリスチャン・ディオール
@Christian Dior
クリスチャン・ディオールフランソワ・ドゥマシーブランド調香師香りの美学
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ラッキー

原名:Lucky
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:40ml/14,850円、125ml/31,680円、250ml/45,100円
公式ホームページ:DIOR

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『21世紀のディオール』のスズランの香り

ムッシュ・ディオールの胸元に注目。@Christian Dior

ディオールオム2014年秋 デザイナー:ラフ・シモンズ @Christian Dior

クリスチャン・ディオールの最上級フレグランスコレクション「メゾン クリスチャン ディオール」より2018年に発売された「ラッキー」は、クリスチャン・ディオール(1905-1957)が愛した〝幸福を呼ぶ花〟スズランをテーマに、ディオールの初代専属調香師フランソワ・ドゥマシーにより調香されました。

ムッシュ・ディオールは、ファッションショーのランウェイにおいて、ラッキーチャームとして、ドレス、帽子、シューズの見えないところにスズランの小枝を忍ばせていました。そして、ムッシュの葬式においても、その棺はスズランで覆われていたのでした。

1957年10月29日、クリスチャン・ディオールの葬儀において、ムッシュの棺はスズランで覆われた。

そんなムッシュ・ディオールが生前エドモン・ルドニツカと共に生み出したスズランの香りが、「ディオリシモ(ディオリッシモ)」でした。

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オゾンノートによりフルーツが香るスズラン

ジョン・ガリアーノ時代のディオール、2007FW、モデル:ジゼル・ブンチェン @Christian Dior

@Christian Dior

@DIORBEAUTY

ディオールの「ディオリシモ」を生み出したエドモン・ルドニツカにゆかりのある二人の調香師が、2016年にそれぞれのスズランの香りを生み出しました。ジャック・キャヴァリエの「アポジェ」とジャン=クロード・エレナの「ミュゲ ポースレン」です。

2016年は『スズランの復権』の年でした。そんな流れに対して、極秘裏に〝ディオールの新たなるスズランの香り〟を創作中だったフランソワ・ドゥマシーは、大きなプレッシャーを感じることになりました。

そういう事情もあり「メゾン クリスチャン ディオール」の最初の12作品の中で、〝最も苦心した作品〟であると回想している「ラッキー」は2018年に発表されたのでした。

そんな〝幸運の花〟の香りは、ロマンティックなホワイトフローラルのブーケからはじまります。甘やかなジャスミンとローズを中心に、チューベローズ、オレンジブロッサム、イランイランが、アルデハイドによって、軽やかにエアリーにかき混ぜられてゆきます。

すぐに、「アクア ディ ジオ」のようなオゾンノートがフルーティさを降り注ぎ、ホワイトフローラルがクリーミーさを増す中、フレッシュグリーンなスズランが花を咲かせるのです。

爽やかな水のようなスズランがそこにあります。クリーミーでありながら透き通るような「ラッキー」を、「ディオリシモ」にレイヤードすることを強くお勧めします。びっくりするほど生命力に溢れるスズランが肌の上に誕生するはずです。

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ディオールのスズランに挑戦したデュマシー

ディオール2016SS @Christian Dior

三種類のディオールのスズランについて、MCDにとても詳しい知人に徹底分析して頂きました。以下この知人の言葉をお借りましょう。

オリジナルの「ディオリッシモ」にはオペラ歌手の風格があり、ふくよかで肉感的です。そして、情熱的な色彩を感じる圧倒的で伸びやかな歌声で存在感を示してくれます。

一方、現行の「ディオリッシモ」はスーパーモデルです。肉感は失われて線の細さはあるけれど芯の強さを感じさせ、細部に煌めきがあり、品格がある。

最後に、「ラッキー」は、繊細で儚く、美しさと脆さの境界線で静かに佇む。ただ、時間と共に炙りだす絵のように現れるスズランの生っぽさが生きる事への制限(=香料の規制)を受け入れながらも凛として香る、そんな印象です。

自由に表現・創作ができた昔と違い、様々な制約の中で、ドゥマシーは現代の調香師の中では最も恵まれた環境 <使える香料・設備・チーム> にいる一人として、「ディオリッシモ」の再調香に向き合った結果、ルドニツカの類まれなる才能に対して、さらに畏怖の念が高まったことだろうと思います。

だからこそ、ディオリッシモを改編せざるを得なかった罪滅ぼしとして、或いは引退を見越して、ルドニツカへのオマージュではなく、50年のキャリアの集大成として、〝スズランの香り〟に挑戦したのではないかと感じるのです。

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香水データ

香水名:ラッキー
原名:Lucky
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:40ml/14,850円、125ml/31,680円、250ml/45,100円
公式ホームページ:DIOR


シングルノート:スズラン、ホワイト・フラワーズ、オゾンノート

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