ジャック・キャヴァリエ

【ルイ・ヴィトン】レ・パルファン ルイ・ヴィトンの全て(3ページ)

    【ルイ・ヴィトン】レ・パルファン ルイ・ヴィトンの全て

    All About Les Parfums Louis Vuitton
    公式ホームページ

    「香水が本来のラグジュアリーさを取り戻すために!」

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    キャンペーン・モデルは『007 スペクター』のボンドガール・レア・セドゥ。

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    トラベル用スプレイ 全7種4×7.5mL 各34,560円

    4年の製作期間は、この業界においてはごく普通の期間です。もっと短期間で開発する人もいますが、そのクリエーションも短期間で忘れ去られてしまうことが多いです。フレグランスとは時間をかけて熟成させていくものでなければならず、テストを繰り返しながら完成させる必要があります。今日においてラグジュアリーの持つ意味とは、物事を作り出す時間を取ることなのです。

    ジャック・キャヴァリエ

    2016年最大のフレグランス業界の話題といえば、ルイ・ヴィトンが70年ぶりに香水を販売することでした。

    そして、このためにルイ・ヴィトンは、2013年1月3日から専属調香師としてジャック・キャヴァリエを雇い、約4年間、思う存分、天才の技を発揮させるための支援を怠りませんでした。こうして、2016年9月1日(日本は15日)、わずか一日の間に、一挙に7種類もの香水が、発売開始されたのでした。それは、香水のプレタポルテ・コレクションという史上初の試みでした。

    ルイ・ヴィトンの香水は、正確には1980年に限定香水が販売されているので、36年ぶりなのですが、新作の発表ということにおいては、70年ぶりになります。

    そして、販売にあたり、パリ、ロンドン、ソウル、ドバイ、東京が、最重要販売拠点に定められました。「真の女性らしさを身にまとう、見えないファッション」として、「レ・パルファン・ルイ・ヴィトン」は、日本においては、当初、ルイ・ヴィトンの松屋銀座店と阪急梅田店の2Fの2店舗のみでの販売となりました(2019年3月現在においては販売店舗は拡大しています)。

    ルイ・ヴィトンのたった3つの香水

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    「Heures d’Absence (ウール・ダブソンス)」1927年。

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    「Heures d’Absence (ウール・ダブソンス)」。

    1854年に創業したルイ・ヴィトンが、最初に香水を販売したのは、1927年でした。名前はHeures d’Absence (ウール・ダブソンス)。ロンドン・ストアのオープニングを記念して300個限定販売されたものでした。

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    「Je, Tu, Il(ジュ・チュ・イル)」1928年。

    そして、1928年に二つ目の香水「Je, Tu, Il(ジュ・チュ・イル)」が発売されました。〝私、あなた、彼〟という意味です。

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    「Eau de Voyage (オー・ドゥ・ヴォヤージュ)」1946年。

    さらに、1946年に最後の香水が販売されます。Eau de Voyage (オード・ヴォヤージュ)です。この香水は、1980年に限定販売されることになります。これがルイ・ヴィトンが最後に香水販売をした時でした。現在において、これら3つの香水のサンプルは現存しておらず、「幻のルイ・ヴィトン」と呼ばれています。

    そして、ルイ・ヴィトンは、香水開発に対して70年間の眠りにつくことになるのでした。

    80近くの試作品の中から選ばれた7つの香水

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    はじまりは2012年のプレス発表からでした。それはルイ・ヴィトンがフレグランス事業をスタートするという発表でした。そして、ルイ・ヴィトンの専属調香師として迎えられたのが、22年間、フィルメニッヒ社を代表する調香師として活躍していたジャック・キャヴァリエでした。全ての香水は、香水産業が盛んなコートダジュールのグラース(フランスの香水・香料の2/3がここで作られている)で製造されることになりました。そのためにルイ・ヴィトンは、かの地に、クリスチャン・ディオールと共同のアトリエ『レ・フォンテーヌ・パルフュメ』を創設しました。それは、1640年に建築され、1960年に閉鎖されていたアトリエを、最新のテクノロジーを導入して復活させたのでした(2013年に買収され、300種類もの希少な香料のもとになる木、花、ハーブが揃えられました)。

    それから2016年まで沈黙の季節が始まります。もはや、夢幻の如くかと人々が感じ始めていました。そんな中、ルイ・ヴィトンの販売員に9月の香水販売が内示されたのは2016年6月(一般発表が販売直前の8月)のことでした。一方、調香師のキャヴァリエは、80近くの試作品を完成していました。今回の香水のテーマは「旅」「レザー」「女性らしさ」。そこから、10以上の完成品を生み出し、更に厳選されたものが、今回発表されたコレクションの7つの香りです。

    7種類の香水の販売を決めたのは私です。それは7が私のラッキーナンバーだからです。そして、すべて、花々を賛美する香りとなっています。

    ジャック・キャヴァリエ

    香水は通常、アルコールを用いてエッセンシャル・オイルを抽出します。しかし、キャヴァリエは、フィルメニッヒ在籍当時より、自然な状態にかなり近い形で植物の精油を抽出できる低温での二酸化炭素抽出法を使用していました。この方法を使うと素晴らしい香料が生産できます(ただし、膨大な生産コストを食う方法)。そして、今回のコレクションにおいて、史上初めて、グラースで収穫したばかりの花々に対して、その日のうちにこの抽出法が使われたのでした。

    追記:2018年にさらに2種類の香りが発表されました。



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