ジャック・キャヴァリエ

ノワール・デ・ノワール (ジャック・キャヴァリエ、ハリー・フレメント)

    香水名:ノワール・デ・ノワール Noir de Noir オード・パルファム
    ブランド:トム・フォード
    調香師:ジャック・キャヴァリエ、ハリー・フレメント
    発表年:2007年3月(日本での発売は、2012/10/24)
    対象性別:ユニセックス
    価格:50ml/30,240円
    販売サイト:伊勢丹オンライン




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    ★★★★☆ ローズ チョコレート
    ソフィア・グロスマンが調香した奇抜なSパフュームの「100%ラブ」は熱気溢れる、くらくらしそうなフレッシュなローズとミルクチョコレートのミックスだった。調和というより不協和音をかなで、訳知り顔の時代遅れな人たちをどうしようもない空想から引き離すよう運命づけられていた。ハリー・フレモントとジャック・キャヴァリエ作のノワール・デ・ノワールは同じコンセプトだが、もっとこじんまりとためらいがち。それでも人の心に訴えることは確かだ。 ― タニア・サンチェス

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    ノート:サフラン、ブラックローズ、ブラックトリュフ、バニラ、パチョリ、ウードウッド・クロッカスフラワー、ツリーモス(不老草)

    2007年にトム・フォードが発表したフレグランス・コレクション「プライベート・ブレンド」。一挙に12種類の香水を発売した画期的な試みでした。申し分なく堅牢なロダンがデザインしたかのような美しいラリック製のボトル・デザイン。それを収納するパッケージからして、今までにないエレガンスに満ち溢れていました。特に購入時に、パッキングして頂くときの蝋による封印が素晴らしく、香水を購入するという過程までが、トム・フォードの世界観を体感するというスタンスの徹底振りです。

    東京なら松屋銀座店、大阪なら梅田阪急店での購入をおすすめする理由は、比較的ゆったりした環境である上に、能力の高いBAの方々は在籍しておられるからです。官能的という言葉が、ぴったりな大人の香水であり、トム・フォードが、グッチ、YSLとプロデュースを重ねてきた香水に対する1つの総決算がこの12種類なのです。さらに、重ねて楽しむことができる香水の「レイヤリング」という、無駄なのか、感性の極みなのか分からないところも、トム・フォードらしいケイオス・インスピレーションです。

    ノワール・デ・ノワール。その名も〝黒の黒〟=漆黒でしょうか。ローズとバニラとウッドの奇妙な調和。クールの中のクール。男性にとても、女性にとっても、会話ではなく、無音のスーツ姿で存在感を示したいときに香りは語る!香水です。クールな甘さという、未知の言語。フローラルの女性らしさと、ブラックトリュフの男性らしさが<2つが1つになっても、黒と黒>の世界観。ジャック・キャヴァリエとハリー・フレメントによる調香です。

    間違いなく〝タバコ・バニラ〟との相性が絶妙でしょう。バニラ・オン・バニラ。黒が生み出す白。だからこそ、黒い服装にも似合うが、白い服装にも間違いなく似合う香水です。間違っても、茶髪にピンクやベージュ色の派手な露出系ファッションには向かない香水です。ノワール・デ・ノワールとは、カラーリングを選ぶ香水なのです。ファッションの悪徳なのですが、この匂いを纏い、それなりのファッションセンスがあるならば、世界征服に一歩近づけた気になる香水です。



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