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【ブシュロン】トラブル(ジャック・キャヴァリエ)

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その他ジャック・キャヴァリエブランド調香師香りの美学
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トラブル

原名:Trouble
種類:オード・パルファム
ブランド:ブシュロン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2004年(現在廃盤)
対象性別:女性
価格:情報なし

Trouble Perfume

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本当に「トラブル」に見舞われた香り

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マレーネ・ディートリッヒや、マリア・カラスが愛用していたハイ・ジュエリー・ブランド「ブシュロン」を代表するモチーフのひとつであるスネークをかたどった「トゥルブル=Trouble」。

YSLボーテの傘下に入り、シャンタル・ルースの指揮の下、そのモチーフを2004年に香水にしたフレッシュ・オリエンタルなこの香りは、ジャック・キャヴァリエにより調香されました(日本では昔に存在した香りの復刻版という間違った認識が生まれた)。

猛毒であるジギタリスの香りが使われているという非常に変わった香りであり、それは明らかにスネーク=悪女の毒とかけているようです。レモンの甘酸っぱさに、ジギタリスの苦味のある甘さが絡み合うトップノートに、ベースのバニリックなアンバーが浸透していくオリエンタルな香りからはじまります。

だんだんとレモンの香りが落ち着くにつれて、ジャスミンが妖艶に開花していきます。ラストは、ジャスミンに、アンバーの甘さとシダーのウッディがブレンドされたアーモンドのような香ばしい甘さによって官能的にドライダウンしていきます。

ボトル・デザインは、当時、トム・フォードに抜擢され、ブシュロンのクリエイティブ・ディレクター(2001-2004)をつとめていたソランジェ・アザグリー・パートリッジによるものでしたが、ロベルト・カヴァリがボトル・キャップのスネークの使用について、2004年11月に係争しました。

ルースは「言いがかりもいいとこです。エッフェル塔とピサの斜塔並みに違う」と言い放つも、販売差し止めに対し、キャップの変更により手を打ったのでした。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「トラブル」を「惨憺たるオリエンタル」と呼び、「これこそ、フランス人調香師たちが「ひとつのスープ」と呼ぶものだ。泥色の濁ったスープに過去のフレグランスのかけらが浮かんでいる。「アリュール」が主で、あとは、不快ではっきりとしない作品たち。芸術的失敗、ありがたいことに、商業的にも大失敗だ。」と1つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:トラブル
原名:Trouble
種類:オード・パルファム
ブランド:ブシュロン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2004年(現在廃盤)
対象性別:女性
価格:情報なし

Trouble Perfume
トップノート:ジギタリス、レモン
ミドルノート:ジャスミン
ラストノート:シダー、アンバー

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