ドルチェ ヴィータ
原名:Dolce Vita
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:ピエール・ブルドン
発表年:1994年(日本販売終了)
対象性別:女性
価格:不明
![]() | 価格:7,920円 |
クリスチャン・ディオールの「甘い生活」

@DIORBEAUTY

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「ドルチェ ヴィータ」とはイタリア語で「甘い生活」の意味であり、フェデリコ・フェリーニ監督が1960年に作った芸術作品のタイトルです。このクリスチャン・ディオールの香りは、この映画のムードを香りに置き換えた香りです。
しかし、その香りのムードは同時代に大ヒットしたこの曲に委ねられていると言った方が伝わりやすいでしょう。そうカーディガンズの「ラブフール」です。
人生を謳歌しながらもどこか夢見る女性のための香りとして生み出された、甘いフルーティ・フローラル・ウッディの香りは、パルファン・クリスチャン・ディオールの社長モーリス・ロジェの指揮の下でピエール・ブルドンにより調香されました。
このラブフールの香りは、フルーツとリリーの甘い共犯関係からはじまります。やがて、スパイシーなカーネーションがやって来てリリーをフルーツから奪い去り、マグノリア・ノートを形成します。そこに、ローズが現れ、薔薇同盟を結成します。そして、最後に、シダーとサンダルウッドが濃厚なバニラと絡み合い、香り全体を包み込んでくれます。つまりはドルチエの香りへと収束していきます。
この香りは、間違いなくクリスチャン・ディオールの傑作であり幻の名香のひとつです。そして、資生堂時代のセルジュ・ルタンスの傑作「フェミニテデュボワ」(1992)と比較されうる香りです。なぜならば、こちらの香りもピエール・ブルドン(クリストファー・シェルドレイクと共に)によるものだからです。
実に個性的なボトルのデザインは、セルジュ・マンソーがデザインしたものです。
もし、この香りの名が、フランス語の「ラヴィアンローズ」だったならば、この香りの運命は、ジャドールに取って代わっていたかもしれません。
ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「1995年に登場したドルチェ ヴィータは、その3年前に資生堂から発売された清楚で美しい「フェミニテデュボワ」の陽気で派手な妹だ。しばらく廃盤になっていたが、ここへ来て復活した。しかし、ここまで改ざんされると救いようがない。まるで安いマラスキーノ酒のようだ。できればインターネットでオリジナルを見つけるべし。」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。
香水データ
香水名:ドルチェ ヴィータ
原名:Dolce Vita
種類:オード・トワレ
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:ピエール・ブルドン
発表年:1994年(日本販売終了)
対象性別:女性
価格:不明
トップノート:リリー、ピーチ、グレープフルーツ、ベルガモット、ローズ、カルダモン
ミドルノート:アプリコット、マグノリア、リリー、シナモン、ヘリオトロープ、ブラジル産ローズウッド
ラストノート:サンダルウッド、ココナッツ、バニラ、シダー
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