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『女王陛下の007』Vol.3|ジョージ・レーゼンビーのモッズ・スタイル

ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド女性目線の男磨き
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ジェームズ・ボンド、プレイボーイを読む

本作の中で最もジェームズ・ボンドらしいクローズを挙げよと言われたならば、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックのこのスーツでしょう。ジャケットのノッチラペルの幅はあくまでもミディアムです。

1968年~69年という時代は、まさに60年代の細身のラペルから、70年代の太めのラペルへの転換期でした。ちなみに、1967年にピーコック・レボリューションが起こりました。

本作におけるラッフル・ディナーシャツや、ホワイト・スーツがその代表例と言えるのですが、やはりジェームズ・ボンドは、相反する王道のボンド・スタイルの方が似合うのです。

1969年2月号のプレイボーイを読むジェームズ・ボンド。

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ジェームズ・ボンド・スタイル8

プリンス・オブ・ウェールズ・チェック・スーツ
  • テーラー:ディミ・メイジャー
  • プリンス・オブ・ウェールズ・チェック・スーツ、2つボタン、ソフトショルダー、チケット・ポケットとダブルベンツ、ノッチラペル
  • フランク・フォスターのスカイブルーコットンシャツ
  • ネイビー・ニットタイ、ハーフ・ウィンザーノット
  • ブラックレザー・ローファー
  • ロレックスのサブマリーナー5513

ジェームズ・ボンドが最もジェームズ・ボンドらしいスーツ。

独り思案にふけるJB。深刻に何を考えているのかと思いきや・・・

「プレイボーイ」を読もうかどうか悩んでいるだけだった。

このスーツのバックシルエット。

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ジェームズ・ボンド・スタイル9

ダブルスーツ
  • ネイビーブルーのダブルコート、ウール、ピーコートスタイル・カラー、6ボタン、シングルベント
  • ネイビーブルーウールブレザー、ダブル、〝トウツラペル〟というピークドラペル、6ボタン、ダブルベンツ
  • ライトグレイ・フランネルトラウザー
  • レッドニットシルクタイ
  • フランク・フォスターのスカイブルーポプリンシャツ
  • ブラックレザー・プレイン・トゥ・ブルーチャー
  • ロレックスのサブマリーナー5513

ダブル・ジャケットは1930年代後半に流行し、1960年代後半にリバイバルヒットしました。そんな中、ジェームズ・ボンドもダブルを着ます。しかし、その着こなしはあくまでもタイトなモッズスタイルです。

高身長でスリムな体型なので、ダブルスーツももっさりしません。

実にタイトなシルエットのダブルスーツ。

これが全身ショットです。

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ジェームズ・ボンド・スタイル10

ストライプスーツの似合わない二代目ボンド
  • 山高帽
  • ネイビーブルーのダブルコート、ウール、ピーコートスタイル・カラー、6ボタン、シングルベント
  • ネイビーのチョークストライプの3つボタンのスーツ
  • レッドニットシルクタイ
  • フランク・フォスターのスカイブルーポプリンシャツ
  • ブラックレザー・ドライビンググローブ

二代目ボンド=ジョージ・レーゼンビーは、イギリスではなくオーストラリア出身です。

どうもレーゼンビーにはしっくりきていないコートです。

このスーツだけは、レーゼンビーとの相性が良くありません。

英国諜報部員というよりは、シシリアン・マフィア風です。

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ピッツ・グロリア


標高2970メートルのシルトホルンの頂上にあるピッツ・グロリアが登場します。200以上もの山の頂が見えるそこへはアルプス一長いロープウェイを使っていきます。

現在のピッツ・グロリアは、太陽光発電で建物自体がゆっくりと回る回転レストラン(1時間で360度回る)として運営されています。

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ジェームズ・ボンド・スタイル11

アルスターコート・スタイル
  • テーラー:ディミ・メイジャー
  • グレーのツイードのフェルト帽、レッド・オーバーチェック
  • べっ甲の丸眼鏡
  • ベージュ・スカーフ
  • ブラウンのマント付きヴィクトリア調のアルスターコート、オーバーコートのようなピーコート、5つボタン、セットインスリーブ、シングル、プロイセンカラー
  • ネイビータイ
  • オリーブのレザーグローブ
  • ブラウンのレザー・ウイングチップ・ダービー
  • タッターソール・パターンのシャツ
  • グレーのスーツ、ブラウンツイードウールの3ピース、2ボタン、他のスーツと同じシルエット、シングルベント、トラウザーはダブル・フォワード・プリーツのナロー・テイパードレッグ
  • ロレックスのクロノグラフ6238

わざわざ変装して、ブロフェルドのアジトに潜入するボンド。

しかし、前作『007は二度死ぬ』で二人は対面していたはずでは・・・

ブロフェルド役のテリー・サバラスと。

もっとも007シリーズにおいて、重要なことは、神経質になりすぎない事だ。

ボンドの背景に広がる大雪原。レーゼンビーはプロ級のスキーヤーでした。

レーゼンビーの最大の欠点は、ガンポーズが様にならないことだ。

ルイ・ヴィトンの革小物を見つめるレーゼンビー。

ジャケットの生地感が最もよく分かる写真。

シューズまでよく分かる写真。ダイアナ・リグと。

ダイアナ・リグとジョージ・レーゼンビー。

作品データ

作品名:女王陛下の007 On Her Majesty’s Secret Service(1969)
監督:ピーター・ハント
衣装:マージョリー・コーネリアス
出演者:ジョージ・レーゼンビー/ダイアナ・リグ/テリー・サバラス/アンジェラ・スコーラー/カトリーヌ・シェル

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