ジャン=クロード・エレナ

ビガラード・コンサントレ (ジャン=クロード・エレナ)

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香水データ

香水名:ビガラード・コンサントレ Bigarade concentree オード・パルファム
ブランド:フレデリック・マル
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2002年
対象性別:ユニセックス
価格:10ml/6,600円、30ml/18,150円、50ml/23,100円、100ml/33,000円
販売代理店ホームページ:高島屋オンライン


トップノート:ビター・オレンジ
ミドルノート:ローズ
ラストノート:シダー、草、干し草

香水広告フォト&動画

ルカ・トゥリン

★★★☆☆ ビターオレンジ

名前がすべてを表している。ビガラーテはビターオレンジで、正式なイングリッシュ・マーマレードに使われる。このオイルは香水好きには、キャロンの「アルポーナ」のすがすがしい樹脂の香りとしてよく知られていて、シトラスの親しみやすさと樹脂の厳しさの取り合わせが面白い。エレナの構成は画面をじょうずに強調しているが、そのため、私はトップノートにほんのすこしゴムの香りを感じる。とても心地よい香水、意図的にシンプルに作られている。しかしどことなくミステリーに欠ける。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

香水についての解説

元々は、「コロン ビガラード」の持続性のなさをカバーするために生み出された香りです。

「ビガラード」とは「ビターオレンジ」のことであり、このフレグランスについて、「ビターオレンジ(の皮)一番搾り」と表現すると分かりやすいでしょう。収穫される寸前の熟したオレンジの香りの再現に徹底的に拘ったシトラス・アロマティックの香りはエルメスの専属調香師になる前のジャン=クロード・エレナによる調香です。

収穫されたばかりの新鮮なビターオレンジの全てを分子蒸留しています。実から抽出したビターオレンジ精油、葉から抽出したプチグレン精油、花から抽出したネロリ精油が贅沢にブレンドされ、そこにローズとアルデハイドを加え、透明感に満ち溢れた甘さと苦味のせめぎ合いが始まります。

その見事な香り立ちは、カルダモンとピンクペッパーにより持続性を保ちます。エレナは、この香りにおいて、ルイ・ヴィトンが2019年にやってのけたことを、なんと2002年にすでにやっていたのでした。つまりは、元祖パルファン・ド・コローニュを生み出していたということです。

それはコロンの持つフレッシュ感と透明感を出来るだけ持続させる、オード・パルファン仕様のオーデコロンを創造するという離れ業です。

現実的には、「永遠に美しく」というテーマでアンチエイジングを図る美魔女のように、オードパルファン並みの持続性を実現することは出来なかったのですが、その分、自然の中の生き生きとしたビターオレンジの再現という思わぬ副産物をもたらしたのでした。その功労は、ベースに控えし、新緑の草と干し草とシダーによるものでしょう。

チョコレートと同じくただ甘いものに人は酔いしれることはできません。それは甘い囁きと同じこと。少し苦さがあるものにこそ、真実味と安心感が生まれるのです。甘い囁きには、必ず毒があるのです。

ちなみにチャンドラ・バールはこの香りを「男の腋の下の香り」「雨によってずぶ濡れになった女の香り」をわずかに感じることが出来るから素晴らしいと言及しています。

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