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【ラルチザン】ラエ フルーリー(ジャン=クロード・エレナ)

ジャン=クロード・エレナ
ジャン=クロード・エレナブランドラルチザン パフューム調香師香りの美学
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ラエ フルーリー

原名:La Haie Fleurie
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン パフューム
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:1982年
対象性別:女性
価格:廃盤

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マリー・アントワネットのジャスミンの香り


1982年にラルチザン パフュームから発売された「ラエ フルーリー」は、ヴェルサイユ宮殿にあるマリー・アントワネットが愛したプライベート・ガーデンである〝プチ・トリアノンの庭〟に咲くジャスミンとハニーサックルの生け垣をイメージし、若き日のジャン=クロード・エレナが調香したシプレフローラルの香りです。

後にエルメスにおいて「地中海の庭」を作ることになるエレナが、その21年前にすでに生み出していた「マリー・アントワネットの庭」、つまり元祖『庭園のフレグランス』です。

フランス語で「花の生け垣」という意味のこの香りは、インドールたっぷりのジャスミンが目覚め歌い出す中、ハニーサックル、水仙、ウィステリアといったホワイトフローラルが、インドールの持つ刺々しさを和らげていくようにしてはじまります。はじまりからまるで本物の生け垣の前にいるような感覚を覚えさせてくれます。

雨が降りそうな湿気と、小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、風も起こさずに美しく舞うアゲハチョウ、緑の青々しさ、花々のクリーミーな息吹、寂しげな花々の佇まいまで感じさせてくれます。

すぐにチューベローズとイランイランが優しく加わりながらも、花々の甘さが前面に出ることなく、さらに繊細な自然の生垣を肌の上に育てていくように粛々と香るは広がるのです。

やがて、だんだんとバニラとオークモスに素肌は耕され、ジャスミンとハニーサックルの中からヒヤシンスが、ふんわりと綺麗なグリーンの輝きを肌の上に残していってくれるのです。

パブロ・ピカソが写実的な絵画を完璧に描くことが出来たように、この香りは、ジャン=クロード・エレナが、自然を写実的に描いた最初で最後の香りでした。

セルジュ・ルタンスの「アラニュイ」ともよく比較される香りです。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「素敵なジャスミンだ。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ラエ フルーリー
原名:La Haie Fleurie
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン パフューム
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:1982年
対象性別:女性
価格:廃盤


シングルノート:ジャスミン、アフリカン・オレンジ・フラワー、水仙、イランイラン、オークモス、バニラ、ハニーサックル、ウィステリア、チューベローズ、ヒヤシンス

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