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【007/ドクター・ノオ】ジェームズ・ボンド誕生

ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンドボンド ガール
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【007/ドクター・ノオ】

Dr. No 記念すべき007=ジェームズ・ボンド・シリーズ第一作目。この作品から、男たちのファッション史は新たなる章に突入することになりました。ショーン・コネリーというスーツを着た英国諜報員が、メンズ・ファッションの殺しのランウェイをひたすら歩き始めることになるのでした。

原作は、本人自身がリアル・スパイという経歴を持つイアン・フレミングによるものです。1962年1月16日から1962年3月30日にかけて撮影されました。

日本初公開は1963年6月で、当時の邦題は『007は殺しの番号』でした。1962年度の世界興行成績で第1位となり、制作費の60倍以上の売り上げをあげ、スパイムービー旋風を巻き起こしました。

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あらすじ

すべてはタキシードを着たダンディな男の登場から始まりました。その男の名を、「ジェームズ・ボンド」と申します。さぁ、ボンド君、アメリカの月面ロケット打ち上げの妨害者を突き止めるためにジャマイカを訪れるのだ!

英国からジャマイカに移動したジェームズ・ボンドは、異国情緒溢れる風光明媚なこの地で、スーツを着こなし、敏捷にミッションとハニートラップを乗り越えていきます。ただし、まだボンドカーも秘密兵器も一切登場しません。

ボンドはついに敵のアジトを突き止めます。そのアジトの首領の名はドクター・ノオという中国人でした。彼は世界征服を企む秘密結社スペクターの一員なのです。火を噴くドラゴンに襲われて、ボンド危機一髪!


ジェームズ・ボンド・シリーズで忘れてはならない存在。それはボンドガールです。記念すべき初代ボンドガールはウルスラ・アンドレス演ずるハニー・ライダーでした。彼女がジャマイカのビーチで白いビキニ姿で「マンゴの木の下に」なんて歌を口ずさみながら海から上がってくるのです。この瞬間、世界中の美女はビキニに目覚めたのでした!

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ファッション・シーンに与えた影響


1962年に公開され世界中でスパイブームを巻き起こした『007/ドクター・ノオ』が、ファッション・シーンに与えた影響は、以下の三点でした。

  1. アンソニー・シンクレア及びターンブル&アッサーという英国のテーラード文化の紹介
  2. ユーニス・ゲイソンの男性のシャツを着るボーイフレンドルック
  3. ウルスラ・アンドレスの白いビキニ

世界中の青少年たちは、ジェームズ・ボンドに憧れ、ボンドガールのシャツから伸びる生脚と、白いビキニに妄想を逞しくしていったのでした。

作品データ

作品名:007/ドクター・ノオ Dr. No (1962)
監督:テレンス・ヤング
衣装:テッサ・プレンダー ガスト
出演者:ショーン・コネリー/ウルスラ・アンドレス/ジョセフ・ワイズマン/ユーニス・ゲイソン