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セリーヌ・エレナ 調香界のプリンセス

セリーヌ・エレナ
セリーヌ・エレナ 調香師 調香界のスーパースター達 香りの美学
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セリーヌ・エレナ

Celine Ellena 1968年、フランス・グラース生まれ。2005年から2011年にかけてザ・ディファレント・カンパニーの主任調香師をつとめる。エルメスの初代専属調香師をつとめたジャン=クロード・エレナという偉大な調香師を父に持つ、今一番脂の乗っている調香師の一人です。

ソルボンヌ大学で言語学と心理学を学び、その後、ISIPCA(イジプカ)を卒業した才女であり、「ストーリーと生活感のない香りに興味はない」という香水を芸術の領域にまで高めた父ジャン=クロードの影響を強く受ける人です。

2014年12月にはエルメスのホームフレグランス「パルファム ドゥ ラ メゾン」の調香を担当する。その活動は、調香だけにとどまらず、執筆活動・教育などの、香りに関わる多方面にわたる。

代表作

スブリーム バルキス(ザ・ディファレント・カンパニー)
セル ド ベティベル(ザ・ディファレント・カンパニー)
バナ バナナ(ラルチザン)

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これからが最も期待される調香界のプリンセス

このファッション!とても素敵です。

お父様にとても似ています。

父親とは、お互いが創作している香りについてほとんど話すことはないのですが、香料についてはよく話します。そして、一緒に色々な香水を嗅ぎます。ひとつの香水に対する感想が、私と父とでは全く違う場合が多いのです。

人によって香りの捉え方が違う。これこそ香水というものの最大の魅力だと思います。

セリーヌ・エレナ

「香りに言葉を与えた調香師」ジャン=クロード・エレナ。彼の偉大さのひとつにはその執筆活動があげられます。彼の本によりフレグランスの世界の住人となった人々が、世界中で数え切れないほどいます。

そんな偉大なる調香師を父に持つセリーヌ・エレナは、フレグランスの聖地グラースにて、1968年に、ジャン=クロードとアイルランド人の母スザンヌとの間に生まれました。祖父ピエールはジボダンの調香師であり、叔父(父の弟)ベルナールは、後に「ハナエ モリ」などを調香する調香師一族でした。

1987年から1990年にかけて、パリのソルボンヌ大学で言語学と心理学を学び、その後、1992年から1994年にかけてISIPCA(イジプカ)で調香について学びす。そして、ハーマン・アンド・ライマー(現シムライズ)で10年間調香師のアシスタントとして働き、経験を積みました。

2004年以降は、シャラボで調香師として働き(2009年まで)、2005年から2011年にかけて、2000年に父親が創設したザ・ディファレント・カンパニーにおいて、父親がエルメス史上初の専属調香師となった後の、同ブランドの主任調香師として活躍することになります。

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シャネルの「ボワ デ ジル」を愛する女

外見から知性が滲み出るとは彼女のような女性のことを言うのでしょう。

「調香師には、性格の悪さが、一番重要な素養です」と笑顔で応える彼女は、父親のことを言ってるのでしょうか?

私が香りを創造するとき、パリの街を観光客のように新鮮な気持ちで歩きます。そして、テラスに座り、ビストロでコーヒーを飲みながら、人々の会話を聞き、どんな服を着て、何を食べるのかを観察するのです。恐らく私が心理学を学んだ影響があるのかもしれません。私の香りの創造の源は、〝人間〟なのです。

私は夏が大好きです。女性がほとんど裸のような格好をしている時に、その女性と一緒にいる男性の様子を見ていると、〝官能性〟について知ることができます。

パリの街を歩くときは、ヘッドフォンをつけて歩きます。ときにはハードロックを流したり、ときにはドビュッシーやフォーレを流したりしながら・・・そうしているうちに香りに対するイメージが生まれていくのです。

セリーヌ・エレナ

セリーヌの香りに対する最初の記憶は、まだ駆け出しの調香師だった父親が、自宅に持ち帰っていた沢山の試作品からでした。「絶対にこの瓶は開けてはならない」と強く言われていたにも関わらず、当時4歳の彼女はそれらの瓶をこっそり開け、その中でも花々の香りに夢中になっていったのでした。

こうして香りに興味を持ち始めた彼女に、調香師になる素養を与えたのは、祖父ピエールの庭仕事の手伝いをするようになってからでした。そして、14歳のとき、祖父が死ぬまで、メンターとして調香について、香りについて、自然について教えてくれたのでした(「私はまだ調香師になるとは当時考えていませんでした」)。

そんな彼女がはじめて身につけた香りは、ディオールの「ディオリシモ」でした。そんな彼女が今でも敬愛している香りはシャネルの「ボワ デ ジル」です。

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エルメス初のホームフレグランスを調香する

プロダクト・デザイナーのギヨーム・バルデと共に。

エルメス初のホームフレグランス「パルファム ドゥ ラ メゾン」。

人類が香りを身に纏うようになったのは、はじまりは神との対話のためでした。そのため香りには神秘性が伴いました。

そして、今私たちがフレグランスを身に纏う理由は、言葉で伝えることができないメッセージを相手に伝えるためです。

セリーヌ・エレナ

2011年にジャン=クロード・エレナは、エルメスの専属調香師として、ホームフレグランスを作ろうと考えました。そして、娘のセリーヌにその大任が任されました。こうして2014年12月にエルメスのはじめてのホームフレグランス・コレクション「パルファム ドゥ ラ メゾン」が発表されたのでした。

5種類のキャンドルがスモールサイズ185ドル、ミドルサイズ300ドル、ラージサイズ450ドルで発売され、〝香るオリガミの馬〟というものも100ドルで発売されました。

“PARFUM ROPÉ” interview with Céline Ellena

ちなみに2017年11月には、ジュンが手掛ける「ロペ(ROPE)」が、2018年に、ブランド設立50周年を迎えるにあたり発売したオードトワレ「パフューム ロペ」の3種類の香りの監修もしています。

現在は、コートダジュールの海岸沿いにある風光明媚な街スペラセードにあるラボで、ジャン=クロードと共に、一切の助手を置かずに自由なクリエイションに没頭しているとのことです。

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セリーヌ・エレナの作品


イントゥ ザ ホワイト(ザ・ディファレント・カンパニー)

オリエンタル ラウンジ(ザ・ディファレント・カンパニー)

コート ダムール(ラルチザン)

ジャスマン ドゥ ニュイ(ザ・ディファレント・カンパニー)
the-different-company-sublime-balkiss
スブリーム バルキス(ザ・ディファレント・カンパニー)

セル ド ベティベル(ザ・ディファレント・カンパニー)

バナ バナナ(ラルチザン)

パルファン ド シャルム&フォイユ(ザ・ディファレント・カンパニー)

パルファン ド ソンス&ボア(ザ・ディファレント・カンパニー)

ピュア イヴ(ザ・ディファレント・カンパニー)

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